古民家カフェ「なたね」で、くつろぎのひと時を。

一雨ごとに春が近づいてくる3月。天気だけでなく気温も不安定な日々に、「なんとなく心や体の状態が優れない」という方もいるかもしれません。そんな時は、おしゃれで居心地のよいカフェへ出かけて、のんびりと心と体を癒しませんか？

今回わたしが訪れたのは、神奈川県秦野市にある人気の古民家カフェ「なたね」。外はあいにくの雨降りでしたが、美味しいごはんとスイーツをゆったりと楽しんでいたら、いつの間にか、ほっこりとしあわせな気分に包まれていましたよ。

小田急小田原線「秦野駅」からバスで10分ほどの場所にある「なたね」。停留所「才ヶ分踏切」そばにあり、看板は出ているものの普通の一軒家なので見過ごさないように気をつけてくださいね。

足を踏み入れてみると、知り合いのおうちに遊びに来たような、かしこまらない雰囲気がなんだか素敵。庭では、鮮やかな黄色が目に眩しいミモザが咲いていました。雨降りで冬が戻ったかのように寒い日でしたが、美しい春の花に心が明るくなります。それでは早速、お店の中へ！

昔懐かしい引き戸の玄関を開けると、お店の女性が出迎えてくれましたが、すでに満席とのこと。「今日は雨だからお客さんの動きがないかも……」とおっしゃる女性の心配をものともせず、せっかくなので待つことに。

玄関を上がると右側がキッチンで左側が店内なのですが、すぐに座席があるのではなく、作家さんの器やアクセサリー、たくさんの本などが置いてある雑貨屋さんのようなかわいいスペースがあります。そこにあるウェイティング用のソファに腰かけて、ほっと一息ついていると、お店の女性が熱いお茶を淹れて持ってきてくれました。嬉しい！

のんびりとお茶を飲んだり器や本を眺めて楽しんでいたので、待ち時間も気分よく過ごせましたよ。そして、思ったよりも早く席へ移動。

案内された窓際の席から見える、レトロでおしゃれな玄関。靴を脱いで上がるので、どこかのお宅に遊びに来たようなリラックスした気分になれます。

そして、大きな窓からは、すだれ越しに庭のミモザが見えました。そのほか、庭にはローズマリーなどのハーブも植わっていましたよ。

手書きのかわいいメニューを開いてみると、お食事・スイーツ・ドリンク各種が揃っており、赤ワインなどのアルコールも少しありました。お食事メニューは、季節のキッシュ・クロックムッシュ・ピザトーストなど。どれも美味しそうでしたが、私は季節のキッシュを注文してみることに。

ワンプレートに盛り付けられたキッシュやサラダは、彩り豊かでとても美味しそう！ほうれん草やカニが入ったキッシュは、クリーミーで優しいお味。新鮮な野菜がたっぷりなのも嬉しいですね。軽くトーストしたパンや熱々のポタージュスープ、どれもとても美味しくて大満足です。

そして、食後のお楽しみはデザート3種盛り！数あるデザートの中から3種類チョイスすることができます。私が選んだのは、ベイクドチーズケーキ・イチゴのロールケーキ・紅茶のシフォンケーキ。そのほか、レモンタルトやほうじ茶のミルクゼリーなど、さっぱりめのスイーツもありましたよ。

甘いもの好きの私にはたまらない美味しさで、苦みの効いたコーヒーとも相性抜群。ほっこりしあわせな気分になりました。

さらに、最後には、熱いお茶ときなこクッキーのサービスも。ほろほろした食感の素朴なクッキーと玄米茶で、食後の時間をのんびりゆったり過ごすことができました。

ちなみに、以前やっていた予約は現在受けていないとのこと。平日は午後の遅めの時間、休日は開店直後の早めの時間が比較的空いているということでしたが、人気店のため、すぐにご案内できるかはわからないようです。

おしゃれな店内で、美味しい食事やスイーツを楽しめる「なたね」。行き届いたサービスも魅力的で、のんびりとくつろぎのひと時を過ごすことができました。近くには桜の名所として有名な「弘法山公園」もあるので、これからの季節、お花見とハイキングを楽しんだ後に訪れるのもおすすめです。みなさんもぜひ、おしゃれをしてお出かけしてみてくださいね！

＜なたね＞
神奈川県秦野市曽屋5502
0463-76-0202
営業時間：11:00～19:00
定休日：火曜・水曜

※詳しくはお問い合わせください。

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