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駒場東大でフレンチを楽しみ、豪奢な旧前田家洋館へ

No. 195

地元の人たちはもとより、遠方の人でも目的をもって訪れる大学のキャンパス。

今回、ご紹介する駒場東大(東京大学駒場地区キャンパス)もその1つです。
校門をくぐると緑豊かなキャンパスが広がり、スケッチに訪れる人や散策を楽しむグループをよく見かけます。

私が訪れる目的はランチ。とはいえ、学食ではありません。
本格的な料理を味わえるおしゃれなフレンチレストランです。
キャンパス

どんなレストランなのでしょうか。
さあ、駒場東大にお出かけしましょう。

京王井の頭線「駒場東大前」駅の東口に降りてすぐにある駒場東大。
格式の高い正門をくぐると、緑がそこここに。
正門

構内には何度か訪れていますが、校舎や季節の花々などをスケッチする人たちの姿を頻繁に見かけます。きっと絵にしたくなる風景なのでしょう。
花

校門から1つめの道を左に曲がると、ひっそりと佇むレトロな空気をまとった洋館が見えてきます。
こちらが本日のお目当てのフレンチレストラン「ルヴェソンヴェール駒場」。
レストラン

ここは「旧制一高」の同窓会館を改修し、2004年に東京大学のゲストハウスとしてオープン。クラシカルなムード漂う建物は昭和初期に建てられたもので、エントランスや階段などは当時の面影を残し、リノベートされたそう。

風格を感じさせるレストランには学生や学校関係者のみならず、一般の人たちも多く訪れます。大学にあるレストランだから学食の延長!?と思われそうですが、カトラリーやナフキンなどのセットも1席ずつ用意された本格派。その上、ランチは1000円〜とリーズナブルなのです。
レストラン内部

嬉しいことに、ランチはサラダビュッフェ付き。
ビュッフェコーナーには生野菜やフォカッチャなどのほか、キャロットラペやパングラタンなどのお惣菜も並びます。

ドレッシングは3種用意され、私はライム入りのドレッシングをチョイス。
ライム入りって珍しいですよね。ほどよい酸味と爽やかな香りのさっぱりとしたドレッシングで野菜がすすみます。
サラダ

また、マスターズドレッシングやスイスドレッシングなど、変わったものもあるので、色々な味を少しずつ楽しむのもよいでしょう。

この日のメインはポークソテー。
お肉はカットすると肉汁が流れ出ます。
ポークソテーやわらかくて、ジューシーなお肉とマスタードを使ったマイルドなソースが絶妙で、心と胃袋を幸せに満たしてくれました。
お皿に残ったソースはパンにつけてキレイにいただきましたよ。

ここが大学であることを忘れてしまいそうになるほど、本格的なフレンチが味わえるこのレストランはパーティー会場にも使えます。
また、天気のよい日はテラスでの食事も楽しめます。
テラス

ランチ後は大学構内の散策タイム。
キャンパスのメインストリートと呼ばれているのが、このイチョウ並木。
秋が深まると黄色に色づくのでしょうね。
並木通りレストラン同様、レトロな趣の博物館を発見!
「東京大学駒場博物館」は昭和初期の旧制一高の図書館を全面改修した建物。
ここでは東洋の美術資料をはじめ、中南米とアジアの考古学資料や旧制一高の関連資料などを所蔵。年に数回、展覧会も開催されています。
博物館「禅」の文字がインパクトのある古民家風の建物は「三味堂」。
ここは東京大学陵禅会の拠点で、坐禅を行う場所です。
この建物は皇居から移築されたものだとか。
三味堂駒場東大を後に向かったのは、徒歩数分の場所にある「旧前田家本邸」の洋館。
地上3階・地下1階建てのこの建物は加賀藩の16代当主前田利為侯爵によって約1万坪の敷地に建てられたもの。隣接して(渡り廊下でつながって)2階建て純日本風の和館も建造されています。
旧前田家洋館国の重要文化財に指定されている旧前田家本邸はイギリスのテューダー様式を取り入れて1929(昭和4)年に建設されたもので「東洋一の邸宅」と呼ばれたこともあったとか。現在は一般公開されています。

かつては前田侯爵一家が暮らした豪奢な洋館は靴を脱いで、1階、2階の部屋を見てまわることができます。
お客様をもてなした1階に足を踏み入れると、その重厚でリッチな空間に驚くはず。
壁にあしらった大理石や天井の木、絨毯やカーテンにいたるまで「上質」を感じます。
旧前田家階段より旧前田家階段

こちらは2階にある「夫人室」。前田侯爵夫人のお部屋ですが、家族が集う居間としても使われていました。ピンク色を基調にしたトーンがやわらかくて、女性性を感じさせます。
旧前田家居間

内部は、マントルピースやステンドグラス、イギリスから取り寄せた調度品、寄木細工の床など、すべてが「贅を尽くした」と表現したくなるものばかり。
歴史的価値のあるこの洋館が入場無料で公開されているとは、太っ腹ですね。

駒場東大でフレンチを味わった後はキャンパスを散策し、駒場公園の旧前田家洋館まで足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

<ご案内>
ルヴェソンヴェール駒場
東京都目黒区駒場3-8-1 東京大学ファカルティーハウス1F 2F
電話03-5790-5931
http://leversonverre-tokyo.com/restaurant/komaba/

旧前田家本邸洋館(駒場公園内)
東京都目黒区駒場4丁目3ー55
電話 03-3466-5150

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