京都、初めての春
No. 1
春の風。心は色とりどりの春の花を思い描きます。待ち遠しくて、芽吹いたつぼみと早咲きの桜に今年はどちらへ花見に出かけよう、誰とご一緒しよう。ひと月続く春の楽しみ。
東京からパリ、そして京都へ移り住んだ私にとって初めての春。
四季の移ろいを感じ、美しいものに触れる暮らし。お着物で碁盤の目を行ったり来たり。フォトグラファーの私が撮影した写真を通してご一緒にお楽しみください。
パステルカラーのスプリングコートを羽織って、まずは桜の名所「平野神社」。
毎年4月には、平安時代が起源の「桜花祭」が催されます。境内の桜は公家たちが献桜したのが始まりです。江戸期には夜桜の名所となりました。
この日はお箏の演奏会が。「さくらさくら」に誘われて、境内を進みますとなんてカラフル!
関東では見たことのない、花見小屋が建ち並ぶ独特な景色。外国人にはたまらないでしょう。
ひょっとこのお面をかぶり、お弁当ご持参で”お花見”をされる方々、さすが京都です。
境内の桜は、たくさんの種類が植えられ、見頃が続きます。
さて、もう一つは。心待ちにしておりました、「祇園白川」。
花見小路、四条通りを少し北へ上がりますと、写真のような景色が広がります。
白川を挟んで、お料理屋さんや喫茶など。心落ち着く佇まいから、京都ならではのお花見が楽しめます。
この季節の京都は、皆さんゆっくりと歩かれます。明るくて目に優しい色合いのお召し物が似合います。そして桜の前で上を見上げ、雪柳の白と柳の若葉に、着物の柄に、店先に、春を見つけ心が華やぎます。
次回は、京都の春の風物詩。花街の「をどり」の世界へ。
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