京都三大祭りのひとつ「葵祭」
2016.5.5
No. 7
木々の緑が生い茂り、改めて自然の力、美しさを感じる5月。京都はたくさんの庭があり、新しい息吹を目にします。
肩にかかる髪を上げて、少し軽やかに仕上げたら、京都の優美な祭「葵祭」へお出かけ!
毎年5月15日に行われる上賀茂神社と下鴨神社の例祭である葵祭は、「京都三大祭」のひとつに数えられます。正式には「賀茂祭(がもまつり)」といわれ、平安時代の王朝装束に葵を飾った行列が、京都御所から下鴨神社、上賀茂神社へと向かいます。その道のりは、約8キロにもおよびます。
葵祭りの主役である斎王代の腰輿(およよ)を含む行列は総勢500人、その長さは約1キロ。
京都御所と下鴨神社には有料の観客席が設けられ、事前に予約ができます。
初心者の私は、おすすめ頂いた加茂街道へ。こちらは下鴨神社から、上賀茂神社へと向かう川沿いの道。街中と違って、沿道の木々が涼しげで、木漏れ日がとても綺麗な場所でした。
進んでは、少し立ち止まる行列。ちょうど目の前にいたお馬さんがポーズをしてくれました!
装束、馬、化粧のすべてが平安時代。まるでタイムスリップしたようなひとときです。
行列は、「本列」と「斎王代列」と続きます。風流傘と呼ばれる、大きな傘に季節の花を飾り付けたものが過ぎますと、「斎王代列」が始まります。
こちらが風流傘。
華やかな装束の女官が通りますと、やはりその色合い、艶やかさに心を奪われます。
葵祭のヒロイン、斎王代。もともとは、斎王と呼ばれる内親王が祭に奉仕したものであったそうですが、現在は未婚の市民女性から選ばれるので、斎王代と称されます。
なんとも言えず、可愛らしいお稚児さんが牛の手綱を引いています。
斎王の牛車が過ぎますと、行列もお終い。過ぎ行く後ろ姿に、それぞれの想いが重なるようです。
京都に住んでいながら、なかなか触れることのない平安貴族の世界。日本の持つ独特の色合いの美しさ、貴族ならではの優雅な衣装。美しく整えられたたてがみの馬。その一つひとつに感動し、普段の生活にエッセンスを取り入れることで、また人々の内面の美しさや、伝統が受け継がれていくのですね。
京都の魅力の秘密がここにあるのかもしれませんね。
まずはご試着ください♪
フォンテーヌを探すウィッグショップについて詳しく知りたい方はコチラ!
おしゃれに。FONTAINE