京都、夏の風物詩“祇園祭”
2016.7.1~7.31
No. 15
7月の京都といえば祇園祭!街は祇園祭一色です。和のおしゃれを楽しみながら、さて、どちらの鉾(ほこ)を観に行きましょう。
毎年発売される祇園祭のパンフレット(500円)。全ての鉾や由来、飾りなどの詳細を掲載。
祇園祭とは祇園にある八阪神社の祭礼。疫神怨霊(えきじんおんりょう)を鎮める祇園御霊会が起源。
869年、全国的に疫病が流行した時、その退散を祈願して長さ6mほどの矛(ほこ)を、当時の国の数にちなみ66本立て、牛頭(ごず)天王を祀ったのが始まりと言われています。
7月1日から31日までの期間、行事が行われます。
さて、街を歩くとあちらこちらに祇園祭の面影が。こちらは中京区夷川通にある「万市」道具屋さんのショーウィンドウ。代々続く立派な鉾。
寺町商店街にある「鳩居堂」。お香や筆、和紙のお店のショーウィンドウには可愛らしい手作りの大船鉾が。
このように街のショーウィンドウに祇園祭にちなんだ飾りをたくさん見ることができます。どんな飾りがあるのか、見て歩くだけで楽しめますね。
祇園祭初体験。まずは、一番有名な「長刀鉾(なぎなたほこ)」へ。男性のみが鉾へ上がり、見学することができます。
15日が宵々山(よいよいやま)、16日が宵山、そして17日が前祭の巡行です。たくさんの人で埋め尽くされてしまう宵山より前の14日に訪れました。
丁度この日はお囃子の初日。18時からお囃子が始まります。独特の音色にお祭りの気分が盛り上がります!
お稚児さんと禿(かむろ)さん二人がやってきました!毎年京都の由緒あるお家から選ばれ、巡行当日この長刀鉾に生稚児として乗りこみます。
祇園祭の醍醐味の一つ、装飾品が各鉾や山鉾の町屋に展示されます。とても古いものでこの時しか見られないものばかり。これらを見に行くだけでも、価値があります。
さて、日を改めて、本日は菊水鉾町にある「菊水鉾」のお茶会へ(2,000円)。
浴衣を着て、少しおしゃれをしたら、お祭りがもっと楽しくなります。
こちらが菊水鉾。
巡行までは、各町内にて提灯が飾られ、中を見学できるように橋が取り付けられています。この日もたくさんの人!お茶席に入るにも少し並びました。
菊水鉾の稚児人形。巡行ではこのお人形が鉾に乗られるとのこと。
順番がきましたら席へ案内していただき、お菓子「したたり」をいただきます。黒砂糖のいいお味。こちらの菊のお皿はいただいて帰ります。
お道具も祇園祭にちなんだもの。そして菊水鉾に継承されているお道具などもあるので、必見です!点てていただいたお抹茶は波の模様のガラスのお茶碗で出てきました。目にも涼やか。素敵な体験をさせていただき、嬉しいひととき。
祇園祭に欠かせないのが、ちまき(粽)。これは、厄病・災難除けのお祭りで、笹の葉で作られています。多くの人がこれを買い求め、一年間玄関先に飾っておきます。
ほんの一部のご紹介でしたが、祇園祭はまだまだ続きます。浴衣を着て夏祭りやお茶会へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
まずはご試着ください♪
フォンテーヌを探すウィッグショップについて詳しく知りたい方はコチラ!
おしゃれに。FONTAINE