新春恒例。笑う門には福来る。おしゃれをして落語会へ。
No. 37
2017年も笑って過ごせますように、ということで、少しおしゃれをして、めぐろパーシモンホール大ホールで6日に行われた「春風亭小朝・三遊亭円楽・春風亭昇太 新春爆笑三人会」に行って来ました。この新春落語会は毎年恒例になっていて、チケットがすぐに完売してしまうほどの人気で、私もかれこれ10年ほど通っています。
めぐろパーシモンホールは、都立大学の跡地に造られためぐろ区民キャンパス内、東急東横線都立大学駅徒歩6分ほどのところにあります。ちなみにパーシモンとは柿のこと。このあたりの柿の木坂という地名に由来しているとか。
開場5分前に到着。中に入るとなにやら人だかりが…。近づいてみるとそこは物販、グッズ売り場でした。円楽さん昇太さんということで、「笑点」関連グッズが目立ちます。「笑点」の座布団カバーもありました(1800円)。「山田くん。1枚持っといで」の例の座布団と同じ柄ですね。
いよいよ、開演です。最初に登場したのは、前座の春風亭昇市。昇太さんの7番目のお弟子さん。「師匠譲りでよく噛むんです」と言って笑いを誘っていました。演目「桃太郎」は、父親が息子に絵本を読んでいたはずが、途中で立場が逆になり、しまいには寝てしまった父親を前に「親なんてものは罪がないな」と息子が呟いて終わり。それにしても昇太さん。いつも独身をネタにからかわれていますが、お嫁さんがいないのに、弟子が7人もいるのは驚きでした(笑)。
続いての登場は三遊亭円楽。円楽師匠は開口一番、「歌丸は生きてます」と。新年早々の2日、「歌丸入院」のニュースが流れましたが、さっそくネタにするとはさすがです。演目は「行ったり来たり」。
「出たり入ったり」する「行ったり来たり」、「行ったり来たり」する「出たり入ったり」するペットを飼っている大家さんの話で、言葉の面白さを楽しむ落語なのでしょうが、「のらりくらり」に「寝たり起きたり」も出てきて、ややこしいったらありゃしない。私の前の席の人は途中からずっと舟を漕いでいました(笑)。
続きまして、春風亭小朝の登場です。客席の雰囲気を感じたのか、「さっきの噺、わかりました?」と話しかけ、笑いが起こったところを見ると、多くのお客様が困惑していたのかもしれません。
小朝師匠は、「なんでも鑑定団」に出演した際の話から、骨董、目利きの話をうまくからめて「抜け雀」を。宿に泊まった客がお金がないので、代わりに絵をと、雀の絵を描いたところ、この絵が評判を呼んで高値がつき…、という人情噺。
そして、仲入り後、翁家勝丸社中による「太神楽」(傘でボールや桝を回すお正月らしいおめでたい出し物でした)の後、いよいよ、トリの春風亭昇太の登場。年末の「紅白歌合戦」で審査員を務めた昇太さん。登場する際、紅組の列の隣りだったので、すごくいい匂いだったとか、恋ダンスを一生懸命踊ったとか、「紅白」裏話を。さらに、「笑点」の司会者に任命された際、日本テレビのお偉い人たちに囲まれ、「発表までは家族にも誰にも言わないでください」と言われたが、「僕、ひとりなんですよ」と自虐ネタも。肝心の落語は「猿後家」(さるごけ)という自分が猿に似ていると思い込んでいて、「猿」という言葉を聞くと機嫌が悪くなる後家の話。昨年は申年だったので、この噺で全国を回ったのかも。
昇太師匠、大河ドラマ「おんな城主 直虎」(NHK)にも出演し、ご多忙の様子。酉年のネタをくる暇がなかったのかな、とふと思ったりして。
たっぷり笑わせて貰った後はやはりこれ。美味しい料理とお酒ですね。今宵お邪魔するのはめぐろパーシモンホールから歩いて5分ほど。八雲商店街の中にある「創作料理 どんぐり」です。美味しい料理を出す店のオーラが外観から漂っていたので入ってみて正解でした。
お刺身やカキフライなどどれも美味しかったのですが、「生野菜のスティック」の十穀味噌とアンチョビの二種類のディップや、「とり唐揚げ」の梅味ソースは、絶対に家でも真似して作ろうと思いました。
それに突出しで出てきた「もっちり豆腐」の美味なこと!そして嬉しいのは日本酒の品揃えの豊富さ。どれにしようか迷ったので、「飲みくらべ3種」で気になったお酒を飲みくらべ。なかでも「来福」という茨城のお酒はお米の味がしっかりとしていて美味しかったです。いいお酒、いいお店に出会いました。
笑う門には福来る。笑って食べて飲んで。今年も新たな出会いを求めて、おしゃれをしていろんなところへお出掛けしたいと思います。
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