東急世田谷線をぶら~り、街あるき。
No. 45
今回は春の陽射しを求めて、レトロな路面電車・世田谷線に乗って街あるきをしてきました。世田谷線は、三軒茶屋から下高井戸まで、世田谷区東部を横断する全線5.0キロ、全10駅の小さな路線です。世田谷線の魅力はなんといってもこの車両。なんとも愛くるしいこと!
最初に降りたのは三軒茶屋駅から3つ目の「松陰神社前」。その名のとおり、吉田松陰を祀る松陰神社への最寄駅です。安政の大獄で処刑された松陰を高杉晋作ら教え子たちがここに改葬しました。以来、学問の神様として、多くの受験生が参拝します。境内には、松陰の銅像や、山口県萩の松陰神社境内に保存されている松下村塾を模した建物があり、土日は雨戸が開放されて見学できます。
次は「宮の坂駅」で下車。ホームには昔懐かしい緑の車両が止まっています。中に入って、お喋りしたり、お弁当を食べたり。ちょっとした憩いの場になっています。
ここから、豪徳寺へは歩いて7~8分ほど。世田谷城主・吉良政忠が建立したと伝わる曹洞宗の寺で、彦根藩2代藩主・井伊直孝が、猫の手招きにより雷雨の難を免れたという言い伝えから、境内にはまねき猫がいっぱい。
ここは大河ドラマ「おんな直虎」の主人公・井伊直虎でおなじみ、井伊家の墓所でもあり、国の史跡に指定されています。
豪徳寺を出て、一駅歩くことに。途中で、お洒落な和菓子屋さんを見つけました。「まほろ堂 蒼月」。木を基調としたモダンな店内に美味しそうな和菓子がいっぱい。イートインスペースもあり、店内で冷たいお抹茶とこの季節ならではの道明寺をいただきました。
さらに、商店街を進むと、小田急線「豪徳寺駅」に着きます。ここにも可愛い招き猫の銅像が。
豪徳寺の駅近くでまたもや素敵なお店をみつけました。そこは、「冨永オリジナルデリカテッセン」という手作りハム・ソーセージの専門店。恐る恐るなかに入ってみると、夥しい数のハムやソーセージがショーケースに並べられています。美味しそうです。どれにしよ~かな?とにかく種類が豊富で、迷ってしまいます。シャンピニオンソーセージ、チョリソーセージ、ドイツ風生ハムなどなどを購入しました。
帰宅後、ビール片手にいただきましたが、これがもう超絶美味しい!我が家の近くにあったら、毎日でも通いたいくらいです。豪徳寺を訪れた際はお土産にぜひ!
そして、小田急線「豪徳寺」駅と乗り入れしている、「山下駅」から、ふたたび世田谷線に乗って、目指すは終点の「下高井戸」へ。初めて降り立つ駅で、どんなところかワクワクします。ここは京王線の連絡駅でもあります。駅前の下高井戸駅前市場がなんとも昭和チックでいい雰囲気です。
さらにさらに、再び、世田谷線に乗り込んで、今度は「上町」で下車。冬の風物詩「ボロ市」の時には多くの人が訪れます。ボロ市通りの「代官屋敷」には自然がいっぱい。春を感じることができました。
それから閑静な住宅街を歩くと、雑木林の中に突如と現れる異空間。雑木林を進むと中にはログハウス。「古無門 世田谷店」でお好み焼きをいただきました。土日は近所の家族連れで行列が出来るほどの人気店なんだそうです。
というわけで、今回の「東急世田谷線をぶら~り、街あるき」。初めて行くところばかりでしたが、いろんな発見があり楽しかったです。未知の体験をすると脳が活性化するそうです。みなさんもちょっとおしゃれをして、お出かけしてみませんか?
<まほろ堂 蒼月>
世田谷区宮坂3-38-19-103
<冨永デリカテッセン>
世田谷区豪徳寺1-50-18
<古無門 世田谷店>
世田谷区弦巻4-14-1
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