初夏の候、廣隆寺と京都国際マンガミュージアムへ。
No. 56
六月の京都。日差しは夏に近づいて、着物も袷から単衣に衣替えのシーズンです。
本日のちょっとオシャレをしてお出かけは、国宝第一号の弥勒菩薩で有名な「廣隆寺(こうりゅうじ)」。そして外国人も大勢訪れる魅力満載の「京都国際マンガミュージアム」へ!
廣隆寺は、右京区太秦にある京洛最古のお寺。その建立は603年。聖徳太子建立の日本七大寺の一つです。こちらの建物は上宮王院太子殿(1730)。
東京からの友人のリクエストで、弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつはんかしいぞう)を観にやってまいりました。
新霊宝殿の前に広がるお池。カエルの鳴き声が響き、トンボの飛び交う美しい水面。新霊宝殿には、お目当ての弥勒菩薩半跏思惟像をはじめ、天平・弘仁・貞観・藤原・鎌倉と各時代の仏像が祀られています。
廣隆寺のパンフレットに載っている弥勒菩薩。『一切衆生をいかにして救おうかと考えている』お姿だそう。
初めて見るその美しさに、神々しさに…心が洗われる、そんな気持ちになります。京都へ来てから色々なお寺にお参りしていますが、はじめて抱く気持ち。これほど美しい弥勒菩薩は見たことがありません。
しばらくの間弥勒菩薩をながめ、外へ。苔の美しさ。光の織りなす自然の美しさに、また感動。
弁天社には睡蓮が咲き誇っています。桜や紅葉の有名な京都ですが、緑の織りなす美しさも、生命の力を感じることができる素晴らしい季節の一つです。
さて、次にやって参りましたのは、京都国際マンガミュージアム。京都御所の南に位置する「烏丸御池」駅より徒歩2分。
前期と中期、後期と3期に分け9月3日まで開催している展示「山岸涼子展 光−てらす− メタモルフォーゼの世界」へ!
なんとなく、小学校のような佇まい…と思ったら、昭和初期建造の元龍池小学校の校舎を改修し、活用した建物。校庭には人工芝が引かれ、ごろりと横になりながらも漫画が読めます。
そう、懐かしいあのマンガ、このマンガに再会!世界最大規模の約30万点の蔵書。「マンガの壁」と呼ばれる館内中の壁を埋め尽くす書架。1970年以降に発行されたマンガ単行本約5万冊が自由に手にとって読むことができるのは驚きです。
館内は撮影禁止ですが、こちらのパネルのみ撮影OK!
山岸涼子さんは1969年にデビューした漫画家。『アラベスク』や『日出処の天子』などの大ヒット作を生み出し、2007年には『テレプシコーラ−舞姫−』が手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞。現在も『レベレーション−啓示−』を連載中。
初期作から最新作まで原画約200点が展示。マンガミュージアムの展示では、『日出処の天子』新規出展原画が30点以上展示されます。(ファンにはたまりませんね!)
手書きの美しい線や色彩は、マンガの域を超えた芸術品の数々。まさにデビュー作から最新作までのメタモルフォーゼ(変容)を楽しめる展示となっています。
ミュージアムにはカフェが二つあり、チケットはその日であれば再入場可能。マンガに集中してお腹が空いたら、ちょっと休憩。
カレーやロコモコ丼などのお腹を満足させるフードメニューが揃う「スタンドカフェ」。
今回は、フローズンドリンクやスイーツが揃う「グラウンドカフェ」へ。『ソフトたっぷり小豆パフェ』(500円)で満たされましょう〜!
皆さんもお好きなマンガをもう一度読んでみてはいかがでしょうか。キラキラ、ドキドキ。心の栄養になりますよ。
<廣隆寺>
京都市右京区太秦蜂岡町32
075-861-1461
拝観料 700円
<京都国際マンガミュージアム>
京都市中京区金吹町452
075-254-7414(代)
入場料 大人800円
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