日中韓アーティストの協演「アジア回廊 現代美術展」。
No. 66
トンボが飛び、ヒグラシが鳴き始めた京都。連日の猛暑に秋の気配が感じられます。
そんな京都で8月19日よりスタートした「アジア回廊 現代美術展」(~10月15日)。これは、「東アジア文化都市2017京都」のメインプログラム。
日中韓の現代アーティストの協演するプロジェクト。早速、オシャレをしてお出かけです!
まずやってきたのは、元小学校の建物を活用した国の登録有形文化財でもある「京都芸術センター」。
裕福な呉服屋さんなどが私財を投じて作られた小学校とのこと。建築の随所に当時のモダンなデザインを見ることができます。門構えからして、素敵ですね!
奥へ進むとグラウンドを挟んで北館と南館に分かれ、1階から4階の部屋を使って展示されています。こちらの会場は無料。
アーティストの作品がスペースを埋め尽くす回廊。建物自体がアートになっています。(教室だけにちょっと文化祭を思い出したりして)
京都芸術センターでは、11名のアーティストの展示を体感することができます。私たちの既成の概念から切り離されたアートの感覚。映像、写真、体験型の展示まで、盛りだくさん。
さて、ここからが本番!メイン会場、世界遺産「元離宮二条城」へ参りましょう。通常未公開の部分を展示会場に解放して展示されているというので、どんな展示か…期待が高まります。
江戸時代の始まりと終焉の地とも言われ大政奉還の舞台となった、世界遺産「元離宮二条城」。
二条城入城料(600円)と現代美術展のチケット(600円)を購入し、いざ!
まず目に飛びこんできたのは、チェ・ジョンファ氏(韓国)の大きなバルーン作品。
そして普段公開されない台所の建物に入ると、大きな梁のある広い空間。(*建物内はソックス着用。裸足の方はスリッパを借ります)
そこにはチェ・ジョンファ氏の光り輝くオブジェ。
草間彌生氏(日本)の作品や宮永愛子氏(日本)の作品が同じ空間にゆったりと展示され、歩きながら作品を鑑賞するという、まさに回廊式現代美術展です。
キムスージャ氏(韓国)の鏡の間が続き、西京人(日本・中国・韓国を拠点とする3人のアーティスト)の展示。
奥には谷澤紗和子氏(日本)のインスタレーション。様々な表現、そして二条城の建物を活かした展示。右奥の3つの小間にはヒスロム(日本のアーティストグループ)の映像とインスタレーションで構成された作品。
お城の台所に、大きな大根?!女の子が記念写真を撮ってもらっていますね。大きくなって見たら、なんの写真だろう?となりそうです(笑)。れっきとしたアート作品ですよ!
台所を後にし、中庭へ。
はてさて。難破船?が、えーっと、岩の上に乗っていて。さらに松が生えています。
一体どこからやってきたのでしょう?
作者は中国生まれのツァイ・グオチャン氏。船を鉢に見立て、そこに五本の松の木を植えた巨大な盆栽。ムムム。その意味するところは…?
考えすぎて熱中症になる前に、二条城にある休憩処「茶乃逢SANOAH」へ。
京もてなしシリーズに釘付け!私はバニラソフトクリームの「清流」610円をチョイス。
気温35度の二条城。昔の方はどうしていたのかしら、と想いを馳せつつ。まだまだ二条城の展示は続きます!が、レポートはここまで。
作品のタイトルや作者の込めた思い、インスタレーションを体感しに、この秋、ぜひ皆さんも二条城へお越しください。
<ご案内>
京都芸術センター
京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
TEL:075-213-1000
元離宮二条城
京都市中央区二条通堀川西入二条城町541
TEL:075-841-0096
(開館日など詳しくはお問い合わせください)
まずはご試着ください♪
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