味覚の秋。豊かな表情と美味しいお味。
No. 68
朝夕の涼しさや空に広がるうろこ雲に、秋を感じる京都です。
風情を好み、さりげなく日常に季節感を取り入れるのが上手な京都人。ちょっとした贈り物にはもちろん、毎日のお茶うけに和菓子は欠かせません。今回は、「栗」をテーマに京都の和菓子屋さんをご紹介!
はじめにご紹介するのは「元祖 栗納豆本家 くりや 金の実」。創業1855年、京都市西京区に本店を構えるお店です。
本日伺ったのは、丸太町堀川にある支店。実は私、こちらのお店の前を何度も通ったことがあるのですが、今まで栗納豆のことは全く知りませんでした。
お店の中には、『皇室御用命』の賞状や、栗のマークの素敵なのれんが。
早速、「金の実 栗納豆」と美味しそうな「栗どら」を注文。金の実は、個包装で中の栗が透けて見えます。なんだか高級そうですね!グラム単位でのお値段だそう。一つからお求めいただけます。(金の実1ケ270円前後。栗どら1ケ172円税込)
金の実。深みのある綺麗な色合い。とっても上品な甘さです!噛みしめるほどに自然の風味、栗本来の味が感じられます。一粒で大満足。特別な方に差し上げたくなってしまいました。
栗どら。しっとりもっちり。蜂蜜の甘さが引き立つどら焼きの皮。中には、丹波大納言の餡。その中に餡子とちょうどよく絡み合う歯ごたえの栗が挟まれた一品。温かい緑茶ともよく合います。作りたての幸せ!
お店のご主人のオススメは、9月14日より販売される季節限定のお菓子「栗おはぎ」。どんなお味でしょう?次回のお楽しみ。
さて、続いては「京栗菓子匠 若菜屋」。先ほどの「くりや」からまっすぐ西へ。上京区千本丸太町にある本店へ伺いました。
大きな店構え、本物の栗の木が二本もディスプレイされ、ゆったりとした店内には、色々な種類の栗のお菓子が並びます。
ウィンドウには敬老の日にオススメの栗入りお赤飯や、綺麗な箱詰めのお菓子が並んでいます。
今回選んだのは、「渋皮栗 焼き栗きんとん」(180円+税)。こんがり焼けた風情の栗きんとんは見た目も秋らしく、愛らしいですね。
裏ごしされた栗のしっとりとした舌触り。その中にも、渋皮の味が感じられる一品。柔らかいので、お年を召した方にもお子様にもお薦めできる和菓子です。
次回はお祝い事に栗のお赤飯を注文するのもいいかな…などと考えながら。
最後にご紹介するのは、左京区川端二条にある「ぼうだい本舗」。こちらは甘納豆のお店です。
地図を見ながら本店へ伺ったのですが、そこは住宅街。そして暖簾を見つけて一安心。京都あるある、ですね。
暖簾をくぐると、入ってすぐにたくさんの種類の甘納豆が綺麗にディスプレイされています。奥は工場になっていて、甘納豆を作っている様子。
今回は栗特集。二種類の栗の甘納豆をお願いしました!「渋皮栗あまなっと」そして「栗あまなっと」(4つ入り各540円税込)
渋皮栗あまなっと。栗を割ると中から蜜が…!口には栗の渋皮の程よい香りが広がります。幸せ。
栗あまなっと。こちらも栗を割ると蜜が輝きます。栗本来の甘さを活かした一品。一粒でやめられないのが、甘納豆。
本店には、栗の他にもお芋や小倉など種類も豊富。少し形の崩れたお徳用甘納豆も売られていましたよ。ご家庭でたくさんいただきたい方におすすめ。
数ある栗のお菓子から、本日は3店舗のご紹介でした。皆さんも季節のお菓子を持ち寄って、ちょっとオシャレにお茶会はいかがでしょうか。栗にまつわる思い出話もたくさん出てきそうですね!
<ご案内>
「くりや」
京都桂店
〒615-8086 京都市西京区桂乾町4-11
075-391-5202
今回のご紹介は丸太町店です。
〒604-0071 京都府京都市中京区丸太町通油小路西入ル大文字町42-4
075-231-4564
「若菜屋」
〒602-8155京都市上京区千本丸太町下ル東入ル主税町1129
075-841-3357
「ぼうだい本舗」
〒606-8383 京都府京都市左京区新先斗町137
075-771-1871
(ぼうだい本舗は本店のみ。京都駅伊勢丹、京都駅ビル専門店街The CUBEなどにも取り扱い有り)
営業時間など、詳しくは各店舗へお問い合わせください。
まずはご試着ください♪
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