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関帝廟

ミュージカル「レディ・ベス」、そして横浜中華街へ。

No. 75

 秋の長雨とはいうものの、こう雨が続くと、おひさまが恋しくなりますね。でも、雨の日でも楽しめるのがお芝居です。とある大雨の日、帝国劇場でミュージカル「レディ・ベス」を観劇してきました。

ポスター

「レディ・ベス」の“ベス”はエリザベスのこと。英国女王として繁栄をもたらしたエリザベス1世の誕生から女王になるまでの波瀾に満ちた人生を描いた物語です。

舞台

 時計とホロスコープを組み合わせたような円盤のセットが幻想的。アフタートークで、「実は舞台が傾斜しているので、グッと力を入れて立つのでかなり大変」と出演者の方が仰っていましたが、そんな苦労などまったく感じさせないのはさすがプロですね。

ポスター

 Wキャストの場合、組合せがいくつもあるので、何度も見たくなってしまいます。この日は花總まり、山崎育三郎、山口祐一郎、涼風真世、古川雄大、未来優希…。ミュージカルではおなじみの役者さんがズラリ。
 教科書でしか知らなかった歴史上の人物がどんなふうに生まれ育ち、どう生きてきたのか、その人生を垣間見ることができるのが、歴史を扱ったミュージカルの面白いところ。もちろん、すべてが事実ではないのはわかっていても、つい感情移入してしまいます。

 レディ・ベスは、ヘンリー8世の次女として生まれながらも、母・アンが不倫の疑いを掛けられ、父によって処刑されたことで、庶子の身分に落とされ、腹違いの姉・メアリー1世に、プロテスタントの反乱を先導したと疑われ、投獄され…とかなりハードな生い立ちでした。花總まりは可憐で気品があって、まさにベスそのもの。まだ幼さの残る少女から戴冠までをみごとに演じていました。歌声も変わらず美しいこと!
 ちなみにメアリー1世は、即位後、数百人ものプロテスタントを粛清し、ブラデッディ・メアリー(血まみれのメアリー)と恐れられていた女王です。どこかで聞いたような名前だと思ったら、カクテルの名前にもなっています。トマトジュースを“血”に見立てているなんて、おどろおどろしいカクテルですね。
 ベスと吟遊詩人ロビン(山崎育三郎)が恋に陥り、変装して街へ出掛ける場面は「ローマの休日」を、投獄されたベスにロビンが会いにいく場面は「ロミオとジュリエット」を彷彿。女性が好きな胸キュンシーンもちりばめられています。
 終演後、出待ちをしていたら山口祐一郎さんが握手をしてくれました。お疲れでしょうに、なんという神対応。一生、ついていきます。公演は11月18日まで。大阪公演11月28日~12月10日(梅田芸術劇場メインホール)もあります。

 そして、ようやく晴れたある日の夜、思い立って横浜・中華街へ。

朝陽門

 この門を見るとテンションが上がります。中華街にはこの門が全部で10基あるそうです。こちらは東の「朝陽門」。門のカラーは青。東の守護神「青龍」が描かれています。

善隣門

 そしてこちらは善隣門。中華街大通りの入り口にあります。ほかの門はどんなデザインなのか、気になりますね。

関帝廟
 中華街に来たら一度は訪れたいのが関帝廟(かんていびょう)です。中は撮影禁止ということでしたが、中国の神様が祀られています。
 お腹がすいてきました。今夜は何を食べようかなと、歩きながら周りをキョロキョロ。
 中華街ではいつも同じ店に入るという人もいらっしゃいますが、200軒以上も中華料理の店があるのですから、全部入ってみたいという好奇心もあり、私はできるだけ同じ店には入らないということを自分に課しています。

龍鳳酒家

 この日は「龍鳳酒家」へ。広東料理のお店です。
 お料理の紹介の前に、中華街の店選びのコツを1つ。それは、これは食べてみたい、というその店オリジナルのメニューがあること。今回は「海鮮と塩卵の卵蒸し」がお目当て。

海鮮と塩卵の卵蒸し

 海鮮と塩卵の卵蒸し、茶わん蒸しのようなものです。オレンジ色に見えるのは塩卵。この店の秘伝、名物だとか。絶品でした。おすすめです。
 他はアラカルトにご紹介。

前菜
 まずは、前菜の盛り合わせ。鶏肉の上に載ったネギの薬味が食欲をそそります。

牛肉の野菜炒め

 牛肉と野菜の炒め。牛肉は軟らかく、ブロッコリー、たけのこ、ヤングコーン…全部で9種類の野菜。

フカヒレスープ

 フカヒレスープ。薄味で飲むほどに味わいを感じます。フカヒレはお肌にいいコラーゲンの宝庫。明日が楽しみ。

牛バラ煮

 特製牛バラ煮。トロトロで箸を入れると崩れてしまうほど柔らかな牛バラとしっかり味がしみ込んだ大根。白飯が欲しくなります(笑)。

焼きそば

 〆は焼きそばで。モチッとした食感のそばがクセになります。
 この日はコースでお願いしました。ほかに、数品、デザートは杏仁豆腐でした。ごちそうさま。
 久しぶりの中華街でしたが、驚いたのはリーズナブルな食べ放題の店が増えていたこと。店によって違いますが、「食べ放題1680円」という看板が多かったように思います。気楽に食べるならカジュアルな食べ放題へ、特別な日にはハイクラスのお店へと使い分けるのもいいかも、です。
 ちょっとおしゃれをして、異国情緒たっぷりの中華街に出掛けてみませんか? 

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