豊臣秀吉も愛でた「醍醐の桜」。約1,000本の美。
No. 96
春爛漫の京都。数ある桜の名所から本日ご紹介するのは、世界文化遺産「醍醐寺」。早速おしゃれをしてお花見にお出かけしましょう。
京都市伏見区にある醍醐寺は、京都駅から南東へ電車とバスで約30分。入り口の総門も桜に彩られていますね。どんな桜があるのでしょう。気分も高まります!
開門時間の9時に友人と待ち合わせ、人で賑わう前に桜を堪能する予定…のハズが、流石に桜の名所。もうすでに沢山の参拝者の方々がいらっしゃいますね。こちらで拝観券(三宝院・霊宝館・伽藍)1,500円を購入。
三宝院へ入ると満開の桜がお出迎え!思わず息を飲んでしまいます。
三宝院の表書院は国宝に指定。縁側に勾欄(こうらん)をめぐらし、泉殿(いずみどの)が作りつけてある平安時代の寝殿造りの様式を取り入れたユニークな建築です。
普段は非公開の本堂(重文)が特別に公開されていたので、ご本尊の弥勒菩薩(快慶作)を拝むことができました。(拝観料500円)
奥には茶室も。いけないとは思いつつ、やはり心は桜に向いて、普段ならじっくりと拝見する襖絵も床の間も、ささっと素通り。
お土産屋さんを尻目に、次なる目的地、霊宝館へ。
庭園には大きなしだれ桜が沢山。青空と緑の芝に桜の花が引き立ちます。
霊宝館には、醍醐寺の歴史の中で育まれた仏像、絵画、工芸品など10万点以上の寺宝を伝承。また、平成館と仏像棟の間にそびえ立つ桜の老木は、一見の価値があります。素晴らしく雄大なフォルム。そこに咲かせた花の姿は観る人の心に語りかけるものがあります。(どうぞ平成館の中にある休憩室から御覧ください。)
霊宝館のお土産売り場で、桜の可愛らしいハンカチを発見。小物で気分も華やぎますね!
霊宝館を後にし、伽藍(がらん)エリアへと向かいましょう。広い境内、桜馬場の道を東へ向かいます。左手には三宝院の唐門。豊臣秀吉が「醍醐の花見」を契機として整備されただけあり、立派な門構えです。
豊臣秀頼が再建した西大門。こちらをくぐると、下伽藍になります。まるで桜のかんざしのよう。
この日は気温が23度まで上がり、山からの風が涼しく、とっても心地よく感じます。
見渡す限り、桜の花が満開です。
平安時代に作られた五重塔(国宝)。
醍醐寺の本尊(薬師如来坐像)が安置されている金堂(国宝)。
桜に魅せられたように、沢山写真を撮ってしまいました。境内はゆったりとして人とぶつかることもなく、雄大に咲き誇る桜は本当に美しくて、離れがたいものでした。
1000本以上の桜が咲き誇る醍醐寺。まだほんの蕾の桜の木もあり、これからのシーズン益々楽しみなお花見スポットです。
さてさて、お花見の後は「仁王門 うね乃」へ。京都市左京区にあるこちらのうどん屋さんは、いつも行列の人気店。この日は醍醐寺からお店のオープン11時半に間に合うように急いでやってきました。
期間限定「青海苔うどん」1,500円。春先までしか食することのできない静岡県産の「生」の青海苔をたっぷりと使用したおうどん。とろっとしたお汁は、ふくよかで優しい味わい。助六をプラスして、満足ランチでした。夜は一品料理もあるそうですよ!楽しみなお店が一軒増えました。
次はどこでお花見しようかしら。楽しい季節の始まりです。
<ご案内>
総本山 醍醐寺
〒601-1325 京都市伏見区醍醐東大路町22
TEL:075-571-0002
仁王門 うね乃
京都市左京区新丸太町41
TEL : 075-751-1188
定休日 木曜日・月二回不定休
(営業時間等、詳しくはお問い合わせください。)
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