みんな大好き、東京屈指のおしゃれタウンを楽しむ！

　梅雨の時期はなんだか気分がすぐれません。雨の中、お出かけするは億劫で、かといって、家の中にひきこもっていてはオンナがすたるというもの。こういう時だからこそ、お気に入りの傘を手に、外に出かけてみませんか。雨のち晴れ。やまない雨はありません。
　というわけで、今回は東京イチおしゃれな街・代官山にやってきました。

　突然ですが問題です。この看板はなんと書いているでしょうか。

　答えは「かまわぬ」。江戸の庶民の間で流行った「判じ絵」で書かれています。
　ここは手ぬぐいの専門店「かまわぬ　代官山店」。店内には常時200柄以上の手ぬぐいや季節の雑貨など、和テイストな商品が並んでいます。実は私も手ぬぐい愛好者。特に夏場は重宝します。ハンカチ代わりはもちろんのこと、髪をまとめる時のバンダナに、冷房がきついところでは首元に巻いて、ペットボトルに巻けば水滴よけにも。ほかにも用途はいろいろ。バッグに1枚忍ばせておくと便利ですよ。

ではもう１問。ここはどこでしょう？

　正解は「代官山 蔦屋書店」でした。よくみると壁面のブロックがTSUTAYAのTの文字になっているんです。

　ここは本・CD・DVDの販売やレンタルだけでなく、ライフスタイルを提唱。文化の発信地として、作家のトークショーやイベントなども行われています。
　私のお気に入りは1号館2階ブックフロアの「作家の本棚」コーナー。この日は「江國香織の本棚」フェアで、江國さんセレクトの子どもの本20冊が並んでいました。そして、もうひとつ「UNKNOWN BOOKS」。タイトル・著者・出版社は明かされず、「代官山 蔦谷書店」のコンシェルジュが発売前の原稿から厳選したお薦めの新刊本です。自分で選ぶとどうしても好みが偏ってしまいますね。たまには誰かに委ねてみると、新たな扉が開くかもしれません。

「代官山 蔦屋書店」があるのは「DAIKANYAMA T-SITE GARDEN」。ここは7つの専門店が集まるショッピングエリア。カフェにレストランにカメラに電動自転車専門店…。ドッグガーデン併設されたペットショップもあり、愛犬とのお散歩も楽しめます。

　本日、代官山を訪れたのはここに来たかったからなんです。

「SPRING VALLEY BREWERY TOKYO」。その場で造られたクラフトビールが楽しめると話題のお店です。

　店内には醸造のための仕込み釜や透明な発酵タンクなどが。ビール工房で出来立てホヤホヤのビールをいただけるなんて幸せ！

　ランチタイムは11時から。お料理も美味しそうで迷います。

　私がオーダーしたのは「豚バラ肉のチョッチョリ、夏野菜添え　国産レモンソース」（1,500円）。目に鮮やかな夏野菜が食欲をそそります。豚バラ肉もジューシーで、ビールがすすみます。

　ランチにプラスして、コアシリーズ6種類のビールを飲み比べできる「ビアフライト」（1000円）はゼヒモノ。どれから飲もうかな。私の1番は「Daydream」。ゆずや山椒など和素材を使ったホワイトビールです。
　こちらは朝8時から営業。休日は早起きしてモーニングビール、なんていうのも悪くはないですね（笑）。これもオトナの楽しみ。

「SPRING VALLEY BREWERY TOKYO」のある「ログロード代官山」は、かつて東急東横線が走っていた場所。東横線の地下化にともなって旧路線跡にできた商業施設で、ほかにもいくつかのショップが併設されています。どこか懐かしい景色は、あの頃の車窓からの眺めなんです。
　新旧融合する代官山はオトナが楽しめる街です。いつも新しい発見があり、刺激を与えてくれます。みなさんも、ぜひ、お出かけしてみませんか？

 

　そして、本日のおみやげは、「代官山 かまわぬ」の手ぬぐいと、「代官山　シェリュイ」の「プティ・フール・サレ・アペリティーフ～手塩にかけた塩味パイ～」。お味はオリーブ・昆布・海老・チーズ・ゴマ・ガーリックの6種類。甘くないので、お酒にもよく合います。

 

＜ご案内＞

かまわぬ　代官山店

渋谷区猿楽町23－1

営業時間　11時～19時

定休日　年末年始のみ定休

 

代官山 蔦屋書店

渋谷区猿楽町17－5

営業時間　7時～26時（書籍・文具）

9時～26時（音楽・映像　レンタル・販売）他

年中無休

 

SPRING VALLEY BREWERY TOKYO

渋谷区代官山町13－1　ログロード代官山

営業時間　月～土　8時～24時

日曜　8時～22時

 

-夏