下町を愛する声から生まれた、台東区立下町風俗資料館。
No. 109
JR上野駅しのばず口から徒歩5分、京成上野駅からは徒歩3分、今回ちょっとおしゃれをして目指すのは、下町風俗資料館です。ここは、台東区立の資料館で、パンフレットには、「古き良き下町の文化を長く後世に伝えるために…」とありました。昭和55年に不忍池畔に開館しています。区立ということもあり、入館料は300円。早速中に入ってみましょう。
ノスタルジックな雰囲気いっぱいの資料館です。中に入って早々に、浴衣を着てくればもっと雰囲気が出たのに…と後悔しました。
駄菓子屋さんです。懐かしいですね。ラムネやキャラメルが目を引きます。
井戸と洗濯板。洗濯機がない頃は、この洗濯板を使って洗っていたんですね。
木製氷冷蔵庫。昭和28年頃のものと書いてあります。氷は一番上に入れるんですね。
昭和30年代の冷蔵庫の広告です。“うちの冷蔵庫はナショナルょ…”。隣に立っているのは、横綱・若乃花です。
足で踏むミシンとテレビと扇風機。テレビは今と違い随分と厚みがあり、画面も小さい。でもなんとなく可愛らしい。
これ何だか分かりますか?板を踏んで入る、そうです。五右衛門風呂です。下から直接焚くので、板を踏んで入らないと火傷するんです。
銭湯の番台。昔のテレビドラマ「時間ですよ」を思い出しました。
夏には欠かせなかった蚊帳。友人が東京オリンピックを蚊帳の中からテレビで見たと言っていたのを思い出しました。
お手玉やけん玉、これらは、すべて実際に手に取って遊ぶことができます。
昭和13年頃に発売された漫画「思ひつき婦人」。はじめて見ました。とっても優しそうな顔。どんな漫画かなと調べてみたら、“さまざまな思いつきで家族や近所の人々に奉仕する婦人”と出ていました。何を奉仕するのでしょう。映画にもなっていて喜劇のようです。
この資料館には、海外からの旅行客も数多くいらっしゃっています。係の人が外国の方に七夕と短冊の説明をしていらっしゃいました。短冊をよ~く見てみると…。
家族がこれからも健康でいられますように。そして二人目の子どもに恵まれますように。と書いてあるのでしょうか。心温まる短冊でした。
この資料館に展示してある調度品や生活道具はすべて実際に使われていたものです。
下町を愛する人々が、下町の大切な記憶を次の世代へ伝えるためにこの資料館が生まれたようです。とても大切なことだと思います。
一歩足を踏み入れただけで、昔の日本映画の中にいるような、心がほっこりするおすすめスポットです。浴衣を着てこの夏にいかがでしょう。
資料館から一歩外に出ると、目の前は不忍池です。蓮が見事です。緑一色。
蓮の花を発見。きれいですね。開花している蓮の花を見ることができるのは、早朝だけで、朝咲いて日が昇ったら閉じて、また次の朝咲いて…を4日間くらい繰り返すのだそうです。これからが見頃ですよ。
そして、上野から銀座線に乗って銀座で下車、数寄屋橋交差点に来ました。目的地は、この銀座東急プラザの最上階です。
入口で迎えてくれたのは、笑顔が素敵な榎本さん。
ここは、最上階にあるプールサイドビアガーデンなんです。おしゃれな空間ですね。
料金は、レギュラーコース二人で9,600円。90分制で、ドリンク類は75分間飲み放題。あっ、フリードリンクと言ったほうが上品ですね。ビール、ワイン、サワー、カクテルなどが用意されています。
料理は、11階のモダンギリシャレストラン「THE APOLLO」とのコラボレーションメニュー。3種のディップがついたピタブレッドをはじめ、ギリシャ産カラマタオリーブ、オリジナルブレンドのスパイスで味付けしたチキンローストなどボリューム満点、とても美味しい料理の数々でした。
これから本格的な夏がやってきます。暑さに注意して、素敵な夏を過ごしたいですね。
(ご案内)
台東区立下町風俗資料館
台東区上野公園2-1
電話:03-3823-7451・7461
開館時間:9時30分~16時30分
休刊日:毎週月曜日(月曜祝日の場合は、翌火曜日)
観覧料:一般300円、小・中・高校生100円
WHITE & SKY POOL SIDE BEER GARDEN(銀座東急プラザ)
電話:050-3188-8585 ※対応時間 月〜金=16:00-23:00/土=15:00-23:00/日・祝日=15:00-21:00
東京メトロ 銀座線・丸ノ内線・日比谷線「銀座駅」C2・C3出口 徒歩1分
※詳細はお問い合せください。
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