フランスの友人と“有斐斎弘道館”で京菓子作りを体験。
No. 112
「暑おすなぁ」と、京ことばを耳にする日々。今年は特に心がこもって聞こえます。そんな猛暑でも、京都は沢山の観光客。他人事と思っていた私にも、フランスから友人が来てくれました!
そこで本日は「京菓子作り体験」へお出かけ!
訪れたのは、『有斐斎 弘道館(ゆうひさい こうどうかん)』。こちらで京菓子作り体験をさせて頂きます。
門から奥に続く道が思ったよりも長く、別世界に入って行くようで期待が高まります。
「弘道館」は、学問所というほどの意で、江戸時代には全国に見られました。京都・上京に位置するこの弘道館は、江戸中期の京都を代表する儒者・皆川淇園(みながわきえん/1734-1807)が1806年に創設した学問所で、私立大学の先駆とされています。
素敵な着物姿の方に案内され、広いお座敷へ。こちらで教えていただけるようです。
本日の先生は、なんと京都の和菓子「老松」代表取締役社長、太田達(とおる)先生。
まずは和菓子とは、どんなものなのか教えていただきます。一期一会のお茶の精神。菓子もその日のお客様、天気、床の間の設え、お道具など、全てに合わせてその日限りの特別なもの。
さらに、先生が世界で活躍する『ティーセレモニー』を見せて頂き、フランスより訪れたセシリアと私は興味津々!
いろんなスタイルのお茶会を見て、菓子の可能性、自由さ、面白さを感じたら、今度は京菓子作り体験の始まりです。
まずは材料を4等分。これで4つ作れます。珍しい「白小豆」を餡に使い、手の中でくるくる回し…。
パッパッパ(素早い!)。
濡れ布巾に包んで…。
キュッキュ。
あら不思議、椿の出来上がり!
まるでマジックショー!お次は何が出来るか、身を乗り出して見ています。童心に返っていますね~。
今度は色を混ぜ、黄緑色で葉っぱを作った先生。職人の早業で次々と色とりどりの菓子が出来上がります。
さてさて、創作タイム。「自由に作ってね!フリーダム!」と言い残し、先生はしばし退席(先生はとっても『フリーダム』なお方です)。
こちらがセシリアの作品。柔らかな色合い、京都の自然に感動し、花や海を表現していました。素敵ですね。
自作の菓子のうち、一つはその場でお抹茶と共に頂き、残りはお持ち帰り。
ジャーン!私の作ったカタツムリ。あまりの色合いに、爆笑をいただきました(手が勝手に作りました)。
お抹茶を飲み終わると出てきたのは泡を吹く蟹。太田先生の作品です。なんと泡の部分は穴が開いています。面白いですね。
老松は、文化事業としてこちらの有斐斎弘道館の活動を支援されています。茶会や講座、展覧会などを通して、淇園とその時代について、また京都文化について深く知っていただくための活動をしているそう。素敵ですね。
弘道館では講座・茶会・催しが目白押し。8月12日(日)には京菓子作り体験(要予約)も開催されますよ。皆さん是非参加されてみてはいかがでしょうか。きっと思い出に残る体験ができますよ。
<ご案内>
有斐斎弘道館
〒602-8006 京都市上京区上長者町通新町東入ル元土御門町524-1
075-441-6662(10時より17時)
(開催の講座の詳細など、ウェブサイト又はお電話でお問い合せください)
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