おしゃれをして、知多半島の温泉旅館と熱田神宮へ。
No. 149
新幹線で一路名古屋へ。今回、ちょっとおしゃれをしてお出かけしたのは、年末から年始にかけて愛知県2泊3日の旅です。
大混雑していた東京駅。12月30日、10時26分発のこだまに乗り、知多半島を目指します。目的地は知多郡南知多町。一度行きたかった知多半島。渥美半島と知多半島が作り出す形が以前から気になっていました。
年末は新幹線が混んでいるのでJR東海ツアーズが発売している“ぷらっとこだま”を事前に購入し、グリーン車に乗ることにしました。
このぷらっとこだまは、「のぞみ」より時間はかかりますが、急ぐ必要もないし、新幹線を楽しみたいという人にはおすすめです。名古屋までは、プラス1,000円でグリーン車に乗ることができ、そして1ドリンク引換券付き。乗り鉄な私は時間に余裕があるときに利用しています。
乗車すると、皆さんお弁当タイムが始まりました。笑い声や楽しそうな子どもの声も聞こえてきました。
「こだま」は、名古屋まで全駅（12駅）に停車します。途中で何度も「のぞみ」や「ひかり」に追い越されます。“焦らない、一歩ずつ確実に！”というこの「こだま」のゆったりとした感じが好きなんです。
旅にはかならず本を持っていきます。今回は何をもっていこうかと考える時間も至福のひととき。今回は、山崎豊子さんの「ぼんち」を選びました。このぼんち、スマホで検索してみると、ぼんち揚げで有名なぼんち（株）の社名の由来になっているとか。
「根性がすわり、地に足がついたスケールの大きな《ぼんぼん》 例え放浪を重ねても、ぴしりと帳尻のあった遊びをする男が《ぼんち》である」と出ていました。なるほど。こうしてのんびり車内で過ごすのが楽しい～。
車内を見回すとポスターに、2027年にリニア新幹線が開業すると、品川から名古屋までは、わずか40分で行けるようになると書かれていました。たったの40分？ちょっと早すぎない…？
ぼんちを読みながら時間が過ぎるのを楽しんでいると“まもなく名古屋駅”という車内アナウンスが聞こえてきました。
JR名古屋駅から13時41分発の名鉄特急に乗り換え、内海駅を目指します。直通もありますが、時間が合わなかったので、富貴駅で乗り換え。ここからは単線です。
車窓からパチリ。富貴駅から名鉄知多新線で18分、内海駅に14時45分に到着。駅からは送迎もありますが、健康のために、本日の宿まで約15分歩きました。
温泉旅館「若松」に到着。目の前は、海です。西日が海に反射してとても綺麗。海の向こうは伊勢志摩あたりでしょう。
チェックインのためにロビーに。
とても落ち着いた雰囲気。ロビーに足湯があったのには驚きました。
温泉旅館に着いたらまずは温泉ですね。
檜のとても良い香りのするお風呂に入り、お部屋でゆっくりしながら、夕食の時間を待ちます。
待ちに待った18時、夕食の時間です。大あさりと春菊の土瓶蒸しに舌鼓を打ちながら、お品書きをじっくり読み次の料理を待ちます。
本日入荷の鮮魚のお刺身です。お刺身には醤油以外に、大好きな煎り酒、それも自家製の煎り酒がついていました。最後の赤出汁まで、とてもおいしい料理でした。
2日目の宿泊は名古屋駅の真上、名古屋マリオットアソシアホテルです。ホームページには、52階・地上200メートルを超える“天空”のゲストルームと出ていました。さすがに大晦日。大混雑です。
昼間は、階下の髙島屋でショッピングをしたり、ホテルの近くをぶらぶら歩いたり。そして今宵のご飯をどうするか悩みます。大晦日だし、近隣や階下の髙島屋のレストランも混んでいそうなので、ルームサービスを頼むことにしました。
メニューは、大晦日特製ひつまぶしです。なんと5,000円。係りの方から、1膳目はそのままで。2膳目は、ゴマ、ネギ、のりをのせて。3膳目は、ゴマなどの薬味をのせて、出汁をかけてお茶漬け風にと教わり、言われた通りに食べました。出汁の味、ウナギの味、こんなにおいしいの？というくらい美味でした。あー幸せ。高かったけど満足。
47階の部屋からみる夜景です。今年1年間を振り返りながら、2018年に別れを告げました。平成の時代もあと数か月で終わります。
元日の朝は、15階のロビーで鏡割りが行われ、日本酒がふるまわれました。そして尺八にお琴、獅子舞とお正月らしい催し物でお正月気分が盛り上がってきました。
そして、お正月といえば、やっぱり初詣。
名古屋駅から電車で約8分。熱田神宮に行ってきました。こちらも一度行きたかったところ。
お正月ですので、さすがに大混雑でしたが、警察の方の適切な誘導もあり、思ったほど待つこともなく、お参りをすることができました。
そして、普段入ることのできない御垣内で執り行われる新年御垣内参拝に、初穂料1,000円を納め参加します。とても神聖な気持ちになることができました。
「平和な時代が続きますように。」
熱田神宮のお土産はきよめ餅と縁日飴です。これは帰ってからの楽しみ。
帰りの新幹線は「のぞみ」に乗り、早々にお弁当を食べました。特製味噌ソース付きです。
左手には、綺麗な富士山を見ることができました。
みなさんはどんなお正月をすごされましたか。みなさんにとって、2019年が良い年になりますように。
