フランス気分を満喫!「アンスティチュ・フランセ東京」
No. 154
東京のなかでも飯田橋、神楽坂エリアはフランスのムードにあふれ、個人的にはフレンチが味わいたくなったら、ビストロを目指して出かけたくなる街です。
このあたりは古くからフランス文化を紹介してきた日仏会館やフランス語の学校などがあり、フランスにゆかりある土地柄。よって、フランス人やその家族も多く居住しているようです。
今回はフランス気分を満喫できるスポット「アンスティチュ・フランセ東京」を訪ねてみました。
飯田橋駅から歩いて約10分。
「アンスティチュ・フランセ東京」はフランス語を学ぶための施設ですが、受講生だけでなく、一般人も利用できます。
アンスティチュ・フランセ東京が開校したのは1952年。当時は「東京日仏学院」といい、2012年に現在の名称に。フランス語の修学だけでなく、フランスの文化などを広く発信しています。
東京日仏学院時代、副院長を務めていたのはライフスタイルアーティスト、エッセイスト、料理人の顔をもつ、パトリス・ジュリアン氏。著作もたくさんあるので、ご存知の方も多いのでは。彼が本や雑誌で紹介してきたフランスの有機的でスタイリッシュなライフスタイルに憧れたものです。
この建物を1951年に設計したのは建築家の坂倉準三。
フランスに渡り、ル・コルビュジエに師事した坂倉氏の作品ということで、この建築を見学に訪れる人も多いそう。
建物の1階中央部はエントランスを兼ねたピロティになっていて、左側には書店があります。
デザインや色使いなどがフランス気分を盛り上げる書店「リヴ・ゴーシュ」はフランス語の書籍を扱う「欧明社」が運営しています。
フランス語の教科書はもとより、フランスの雑誌やかわいい絵本、グリーティングカードやステーショナリーなどの雑貨も揃っています。ここでお土産を探すのもいいかもしれませんね。
余談ですが、ある時、友人にこのブックストアの外観写真を見せたところ、「いつパリに旅したの?」と言われたことがあるほど。それほど、この書店は入り口からフランス気分にひたれるのです。
ショーウインドーには『千と千尋の神隠し』『ドラえもん』など、フランス語訳された日本生まれの本が並んでいましたよ。
中庭には本格的なフランス料理が味わえるレストラン「ラ・ブラスリー」があります。訪れた日はちょうどクリスマスの飾り付けを行なっている最中でした。緑豊かな屋外にもテーブルも置くこのレストランはフランスの「ガストロノミー(美食文化)」を多くの人に広めることが目的なのだとか。さすが「食」を外交に用いてきた歴史のあるフランスならではの発想です。
嬉しいことに「ラ・ブラスリー」のランチは1,000円~と、リーズナブルなお値段設定。
お楽しみは毎週金曜日で、「シャンパーニュアワー」が18時27分~20時まで実施されます。18時27分という中途半端な時間が気になりますが、実はこの数字はフランス北部のランスにある最大級のシャンパンメゾンである「G.H.マム」が創立された1827年にちなんだもの。なんともウィットに富んでいますね。
シャンパーニュアワーはシャンパン(グラス)とおつまみを1200円で楽しめるので、泡好きの方は一度試してみるのもよいかもしれません。
施設のなかで個人的に一番のお気に入りの空間が、真っ赤なカウンターが印象的なカフェ。
アンスティチュ・フランセ東京でフランス語を学んでいた友人に連れてきてもらったのが最初ですが、この空間がすっかり気に入ってしまい、飯田橋で時間があると立ち寄るほどに。
ここではドリンクやクロワッサン、お菓子などを買って、楽しむこともできます。
この日はコーヒーとブランマンジェで和みました。
フランスの新聞や雑誌が置かれ、テレビ番組も常時流れているカフェにいると、フランスに旅したような錯覚に陥ってしまいます。アンスティチュ・フランセ東京では映画や展覧会、コンサートなど、イベントも開催されています。フランスに興味のある人はぜひ遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
ご案内
アンスティチュ・フランセ東京
東京都新宿区市谷船河原町15
TEL03-5206-2500
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