雪景色も美しい!徳川家ゆかりの日光に日帰りでお出かけ
No. 208
東京都内から日帰りでも行ける日光。
冬になると、標高600mの市街地は氷点下になる日もあり、雪景色の観光スポットが楽しめます。
東武日光駅に降り立つと、あたり一面、雪の風景が待っていました。
雪帽子を深くかぶった日光連山も遠目にのぞめます。
男体山や女峰山をはじめとする日光の山々は、古くから山自体が御神体と崇められてきました。
信仰の対象でもある、美しい山々が聳える日光の代表的な観光スポットを巡りましょう。
こちらは日光山内の入り口を飾る朱塗りの「神橋(しんきょう)」。
アーチ型の木造造りのこの橋は山口県の錦帯橋、山梨県の猿橋と並んで「日本三奇橋」の1つに数えられています。雪景色に橋の朱色が映えますね。
日光の代名詞ともいえるのが、徳川家康を祀っている「日光東照宮」。
ユネスコ世界遺産に登録されている「日光の社寺」の1つでもあります。
境内にある五重塔や「見ざる、言わざる、聞かざる」の「三猿」、江戸時代の彫り師である左甚五郎による「眠り猫」など、見どころがたくさん。
日光に東照宮が創建されたのは、徳川家康が江戸の整備に取り入れた風水と陰陽道が関係しているそうです。
江戸からみて日光は北の方角にあたり、徳川家康は自分の墓所をここに置くこと(風水で宇宙の中心と考えられる北極星を背にして南に向くこと)で、江戸の守護及び徳川家代々の繁栄を願ったという説もあります。
日光東照宮から参道を通って日光二荒山神社へ。
二荒山神社は日光山信仰の始まりといわれ、二荒山(男体山)をご神体として祀っています。東照宮よりも歴史は古く、日光の山岳信仰の中心地でした。
主祭神は招福や縁結びの神様、大己貴命(おおなむちのみこと)。この神社は最近、縁結びにご利益があるパワースポットとして人気がありますね。
氷点下で、手水舎の柄杓には氷柱が!
二荒山神社の神苑には青銅で作られた「化灯篭」が見られます。
昔、ユラユラと揺れる灯篭の灯りをオバケと間違え、何人もの侍が刀で切りつけたそう。
その傷もしっかり残っています。
また、古くから水が湧き出る泉「二荒霊泉」もあります。
1つは本社の背後にある恒霊山中の洞窟から流れ出ている「薬師の霊水」。
これは眼の病や若返りにも効果があるのだとか。
もう1つは別宮滝尾社の清流天狗付近に湧く「酒の泉」。
ここには日光の近くで酒造りをされている人々もお参りされています。
訪れた時は湧き水を汲むため、沢山の人が行列を作っていましたよ。
日光を流れる大谷川。
この時期、川の水はうっすらとブルーがかって神秘的。
二荒山神社から向かったのは「日光真光教会」。
東照宮や二荒山神社の「和」の趣からぐっと変わって、「洋」の建造物がこちら。
日光は明治時代から避暑地として栄え、外国人も多くこの地で休暇を過ごした土地柄。
集まった外国人のために1914年に建てられたのが、この日光真光教会です。
設計は宣教師でもあったアメリカ人建築家J.M.ガーディナー。
石造りで重厚感のある教会の外壁には近くを流れる大谷川から採取された安山石が、そして教会内部の壁には地元の鹿沼石が使われています。
日光を訪れたら必ず買うおやつがあります。
それは明治40年創業の老舗、石田屋の左甚五郎せんべい。
ほどよい塩味にほんのりとバターが香り、ついつい手が伸びてしまうんですよね。
日光土産の定番として、ほとんどのお土産屋さんに置かれています。
東武日光駅前の「さかえや」の「元祖揚げゆばまんじゅう」は冬場にはとくに大人気。
お店にはもともと日光の湯葉を使った「日光ゆばまんじゅう」が看板商品でしたが、これに衣をつけて揚げた「揚げゆばまんじゅう」が登場するや話題に。揚げたてのクリスピーな衣をまとったまんじゅうにお塩をかけていただくのですが、この塩加減がほどよくたまらない!
電車に乗るまでの間、駅前ではこのおまんじゅうを片手に食べ歩いている人がチラホラ。
「寒い土地には寒い季節に行け」という言葉があるように、雪景色の日光は他の季節にはない、独特な情緒を感じます。
機会がありましたら、ぜひ冬場に日光を訪れてみませんか。
<ご案内>
日光東照宮
栃木県日光市山内2301
TEL 0288-54-0560
二荒山神社
栃木県日光市山内2307
TEL 0288-54-0535
日光真光教会
栃木県日光市本町1-6
TEL 0288-54-3464
石田屋
栃木県日光市本町4-18
TEL 0288-53-1195
さかえや
栃木県日光市松原町10-1
TEL 0288-54-1528
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