小さな温泉郷「鶴巻温泉」で癒される。
No. 276
7月に入り、夏の訪れを感じる今日このごろ。早いもので1年の折り返し地点を過ぎました。下半期をすこやかに過ごすためにも、まずはがんばっている自分へのごほうびに温泉や神社へお出かけしてみませんか。わたしは今回、神奈川県秦野市の鶴巻温泉へ行ってきましたよ。
まず最初に向かったのは「鶴巻の大ケヤキ」。アクセスは小田急小田原線の「鶴巻温泉駅」からバスに乗り、「大けやき」バス停で下車するとすぐの場所にあります。駅からは歩いて6分なので、のんびりお散歩するのもおすすめです。
車通りの多い道路のわきにある巨大なケヤキは、とにかく見事。神奈川県で最も太いケヤキなのだそうです。胸高周囲10メートル、樹高30メートルで、昭和28年には県の天然記念物に指定されています。
数本の木が寄り集まったかのような迫力で、樹皮がまるで動物のようでした。秦野市のホームページによると、「天保13(1842)年に記された『新編相模国風土記稿』にもその記録が残って」いるとのこと。樹齢は推定約600年だそうです。
古木からはみずみずしい葉っぱが生い茂り、神々しさと親しみやすさが感じられます。木のそばにはベンチもあるので、長い歴史を生き抜いた大ケヤキを眺めながら一息つくこともできますよ。
さて、大ケヤキにエネルギーをいただいたら、次は神社でお参りをしましょう。大ケヤキから歩いて4分の場所にある「落幡神社」へ行ってみました。非常にこぢんまりとした神社ですが、立派な木々に囲まれた境内は静謐な雰囲気に包まれています。
お祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)と橘姫命(たちばなひめのみこと)。ちなみに「落幡」は鶴巻の旧名で、このあたりの地名も落幡だったとのこと。縁結びや夫婦和合にご利益があるそうなので、片想い中の方はもちろん、カップルで訪れるのもいいかもしれません。
せっかく温泉郷に来たので、お散歩のあとは温泉に入って疲れを癒したいと思います。駅周辺には日帰りで楽しめる温泉が点在していますが、今回は「弘法の里湯」を訪ねました。以前お出かけした老舗旅館「元湯 陣屋」もおすすめですよ。
弘法の里湯へのアクセスは駅から徒歩2分。駅チカなのがうれしいですね。秦野市は自然豊かな場所なので、丹沢登山やハイキングのあとに訪れる人も多いようです。内湯と露天風呂がある温泉の泉質は、弱アルカリ性、カルシウム・ナトリウム塩化物泉。神経痛、筋肉痛、冷え性、うつ状態、皮膚の乾燥などに効能があるとされています。さらりとやさしいお湯に浸かっていると、じんわり芯から温まり体がほぐれました。
温泉のあとは、併設のお食事処「一の屋鶴寿庵」でお昼ごはんです。
秦野はそばの名産地とのことなので、とろろそばを注文してみました。さわやかな香りとコシのある食感のそばが濃厚なとろろと絡み、とてもおいしかったです。ほかにも、定食やデザートがありましたよ。
施設内のショップでは、特産品や地場野菜、お弁当、ドリンクなどを販売。新鮮で価格の安い野菜が目につきましたが荷物になるので、秦野の名産である落花生を使ったお菓子を購入。シンプルで渋めのパッケージがいいですね。お茶の時間が楽しみです。
弘法の里湯の目の前には「宮永岳彦記念美術館」がありました。『ぺんてるくれよん』のパッケージを描いた有名な洋画家である宮永岳彦の作品を湯上りに楽しめるのはうれしいですね。アートが好きな方はぜひ入館してみてください。
今回は、神奈川県秦野市にある鶴巻温泉へお出かけしてみましたが、いかがでしたか。鶴巻温泉は小さな温泉郷ですが、秦野市には「弘法山」「震生湖」「県立秦野戸川公園」など、豊かな自然や絶景を楽しめる観光スポットがあります。みなさんもぜひおしゃれをして、お出かけしてみください。その際は、マスク着用や手洗いなどのコロナウイルス感染対策も忘れずに行うようにしましょう。
<鶴巻の大ケヤキ>
神奈川県秦野市鶴巻南4-1534
<落幡神社>
神奈川県秦野市鶴巻南2-21-6
<弘法の里湯>
神奈川県秦野市鶴巻北3-1-2
0463-69-2641
営業時間:10:00~21:00(最終受付:20:00)
入浴料:平日/2時間800円、土日祝/2時間1000円
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、12月31日
※詳しい営業情報は、お問い合わせください。
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