温泉と贅沢なフルーツサンドを楽しんだ庄内・三川町
No. 293
酒田市とともに庄内平野の中核を担う鶴岡市。
前回は「黒のマリア像」が安置されている鶴岡カトリック教会を紹介しましたが、今回は鶴岡市内からバスで約15分の東田川郡三川町にある宿泊もできる温泉施設を紹介しましょう。
三川町は庄内の真ん中にある町。
町の人口は約7,500人。山形県にある35自治体の中で唯一山がない町で、別名を「3ない町」と言うのだそうです。
3ない町!?
3つの「ない」は「海がない」「電車の駅がない」そして前述した「山がない」。
それが「3ない町」の由来です。
そんな三川町にある「なの花温泉 田田(でんでん)の宿」は田園風景の中に建つ庄屋作りの大きな建物です。
近くに「道の駅 いろり火の里」や「菜の花ホール」、大型スーパーマーケットなど、温泉以外にも楽しめるスポットがあるので、地元の方を中心に多くの人で賑わっています。
温泉が「なの花」と名付けられているのは三川町の花が「菜の花」であることから。
春になると、町にはたくさんの菜の花が咲き、一面が黄色に染まります。
また、季節に移り変わりに合わせて田んぼの色も四季折々の表情を見せてくれるそうです。
お宿のチェックインを済ませて温泉施設に行くと、ロビーには巨大な囲炉裏が!
この囲炉裏こそ温泉の顔といえますね。
浴場施設は女湯と男湯が日替わりで入れ替わります。
岩風呂と石風呂が備わった浴場の泉質は濁った茶褐色の強塩温泉と無色透明の塩化物泉。
早朝から広々とした浴場に立ち寄って「湯活」をする人も少なくないとか。
私も温泉施設のお宿に泊まったおかげで、夜も朝ものんびりと温泉に浸かり、庄内の「気」を取り入れましたよ(^ ^)
なの花温泉は囲炉裏のロビーの脇に地元のお菓子やフルーツを販売する売店をはじめ、足つぼなどのリラクゼーション室、お食事処「いろり火」、休憩室なども用意されているので、休日をここで過ごす方も多くいらっしゃるそうです。
三川町は「方言の町」として町おこしをしていることもあり、この地方に伝わる方言を紹介するコーナーもありました。
さて、私が宿泊した「田田の宿」は温泉施設と廊下で繋がっています。
宿泊施設は平屋建てで、どの客室からも窓越しに緑いっぱいのお庭が眺められますよ。
平屋建てとは、なんと贅沢な建築なのでしょうか。
ちなみに宿泊客は無料でなの花温泉を利用することができます。
食事やお茶は宿泊施設内にお食事処があるので、そこで楽しむこともできますが、旅先では地元の人が行くスーパーに立ち寄り、地元産の食べものをチェックしなくては♪
山形で期待していたのはフルーツです。
「フルーツ王国」といわれる山形ではサクランボやラ・フランスをはじめ、たくさんの果物を栽培している土地柄。旅する前から楽しみにしていたのは…こちら!
今、話題の「フルサン」こと「フルーツサンド」です。
シャインマスカット、桃、バナナ、パイナップル、キウイ、オレンジ…。
見るからにゴロゴロと入っているというより、かろうじてパンで挟んでいるといってもいい分厚いフルーツサンドのコーナーがありました。
驚いたのはフルーツのボリュームとそのお値段。
首都圏だったら倍以上すると思われるお値段なのに、ここではどれでも同じ価格で、しかもワンコイン(500円)以下です。専門店のアカ抜けたなフルサンに比べると、素朴な見た目ですが、果物の盛り具合(挟み具合)はかなりグラマラス。
居合わせたお客様のお話では閉店近くになるとディスカウントされるので、ワンコインで2つゲットしたこともあるとか!
さすが、フルーツ王国といわれる山形のなせる技です。
桃とパイナップルのフルーツサンドを一口かじると大きな果肉からの甘美な果汁とクリームがあふれ出てきました。瞑目してフルサンを頬張る時間。
なんと豪華すぎるものをいただいているのだろう…と幸せな気分に浸ってしまいました。
最近の言葉だと「幸せ沼」とでもいうのでしょうか。笑
翌日はこのスーパーのフルサンが忘れられず、シャインマスカットのフルーツサンドをゲット!横にしてみると、生クリームとシャインマスカットのボリュームがよくわかりますね。
温泉にフルーツサンドに、人を幸せにするものが揃っていた東川田郡三川町。
鶴岡市内からも、庄内空港からもバスが運行されているのでアクセスもよいです。
庄内の旅先の1つとして訪れてはいかがでしょうか。
〈ご案内〉
なの花温泉 田田の宿
山形県東田川郡三川町大字横山字堤172―1
TEL 0235-66-4826
https://www.iroribinosato.info/denden.html
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