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メインイメージ

上野の駅チカアートスポットを巡りませんか?

No. 299

2021年6月、上野動物園から全国に発信されたハッピーなニュースといえば、メスのジャイアントパンダ、シンシンが双子の赤ちゃんを出産したこと。パンダの赤ちゃんが誕生したのは2017年のシャンシャン以来で、双子の誕生は初めてでした。
パンダ

双子のオスは「シャオシャオ」、メスは「レイレイ」と名付けられ、お母さんのシンシンと共に2022年1月に公開されるそうです。

日本で初めてパンダがやって来た動物園のある上野は、日本を代表する美術館や博物館が集まっていることでも知られています。
今回は「アート」という視点で上野を巡ってみました。

上野のランドマークである「JR上野駅」の駅舎は1932年に建造された歴史的な建築物。
古くから東京の「北の玄関駅」といわれ、個人的には映画や昭和歌謡などを通じて、上野発着の長距離列車の往来にノスタルジーを感じます。

中央改札前に広がるグランドコンコースはいつ来ても、解放感たっぷり。このコンコースを通って駅の外に出ると、いつも「上野にやって来た」という実感がわきます。
コンコース

東京駅や品川、渋谷、新宿にはないこの巨大なコンコース。ここではよく物産展などが開かれていますが、この日は何かのイベントだったのでしょうか、朝からサイクリストが沢山集まっていました。

では1つ目のアートスポットへ向かいましょう。
コンコースに面している「ハードロックカフェ上野」の横にあるエスカレーターを上がると…そこはガレリア2階の回廊を利用した「Break ステーションギャラリー」。
ここでは東京芸術大学の協力のもとで、定期的に美術展が開催されています。
ギャラリー

天井

高い天井と壁。白亜の美しい曲線に包まれたギャラリー。
ここを目的に訪れる人はそれほど多くないので、待ち合わせ場所に利用するのもよいかもしれません。
展覧会タイトル

アート傘

アートも素敵ですが、私は上野駅のコンコースの雑踏を2階から眺めるのが好きですね。
2階から1階をのぞむ

次は上野駅浅草口から徒歩1分のビル「FUNDES上野」へ。
このビルの6階に2021年3月にオープンしたのが、アートをテーマにしたカフェダイニング「表現食堂カケルシー」です。
玄関

エレベーターから降り立つと、アートが飾られ、白い壁の向こうにはスタイリッシュな空間が広がっていました。

表現食堂カケルシーはコロナ禍の影響で作品を発表する場や鑑賞する場が少なくなった現在、さまざまなジャンルのクリエイターを応援したいという思いから生まれたスポット。
カケルシー(×C)はCreaterやCusine、Communityなどの頭文字「C」をかけ(×)合わせ、広がっていく場にしたいという願いが込められています。
店内アート

店内にはあちこちにクリエイターのイラストや写真などが展示されています。
私が案内されたテーブルはフロアより一段高い場所にあり、お客さんをよく見渡せる席でした。後で知ったのですが、そこはパフォーマンスを行うステージとして使われる場所だとか。
店内

メニューには料理写真の代わりにカラーチャートがデザインされています。
メニュー

これは料理に使っている材料の色を紹介するもの。ユニークですね。

オーダーしたランチは「トリュフ香るハンバーグステーキ」コース。
最初に運ばれてきたのはブラックのプレートにのったシーザーサラダ。
サラダ

こちらがメインのトリュフ香るハンバーグステーキ。
メイン

トリュフがふりかけられ、ちょっとリッチな気分に浸りましたよ。

こちらがデザート。
デザート

個人的にこの日、一番アートを感じたプレゼンテーションでした。
グレイッシュなピンクのプレートとババロアの入った冷たいカップの色彩が絵になる!
デザートまで完食。それぞれの色味も楽しめ、ごちそうさまでした。

お店では名画の色彩を取り入れたオシャレなカクテルなどもいただけるそうです。
今度はバータイムに訪れたいですね。

<ご案内>
表現食堂カケルシー
東京都台東区上野7-2-4 FUNDES上野6階
TEL 03-5830-3292
https://kakeruc.com

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