四ツ谷で台湾式朝食後、見どころ沢山の「消防博物館」へ
No. 335
海外旅行先として人気の台湾。
今回はコロナ禍で自由に海外へ行くことが制限されている今、台湾気分を満喫できるお店で朝活してみました。
JR「四ツ谷」駅・四ツ谷口から徒歩約5分。朝8時から営業している台湾カフェ「四ツ谷一餅堂（よつやいっぴんどう）」へ。
ここは台湾の朝ごはんからティータイムまで楽しめるお店として、台湾ファンと間で人気を集めています。
朝活なので、台湾の朝ごはんをオーダーしました。
まずはこちら。国産大豆100％の自家製豆乳を使った「鹹豆漿(シェントウジャン)」です。お酢を入れることで豆乳がソフトに固まっています。
台湾朝ごはんの定番豆乳スープですね。
スープには中国風揚げパンの油条や干しエビ、ネギがトッピングされています。
お酢の酸味とラー油の辛味がアクセントとなったアジアらしい味付けの豆乳スープは、ふわっとしたと口あたりのよい食感。これを毎日食べられる台湾の人たちがうらやましい！
スープのおともはこちら。
たまごサンド「焼餅夾蛋（シャオビンジャーダン）」です。
これはタンドール窯で焼いたパイ風の薄い生地にたまご焼きをはさんだもの。生地にたっぷりまぶされたゴマが香ばしい！
自家製マヨネーズと台湾産のとろみ醤油で味付けられたたまごサンドは、見た目よりボリュームがあり、豆乳スープといただくとけっこうな満腹感。余談ですが、このたまごサンドを食べながら、台湾ではサンドイッチのことを「三明治（サンミンチー）」と言ってたなーと思い出しました。笑
このお店の内装にはいたるところに木がふんだんに使われ、山小屋を思わせます。
カウンターに並ぶのは、台湾の伝統的なパンやお菓子。
お店の前にあるウッドデッキはペットOK。
愛犬と一緒に朝ごはんを楽しむ人たちがいましたよ。
このお店では具沢山の「胡椒餅」が人気ですが、提供されるのは11時〜だとか。今度はランチタイムに出かけてウワサの胡椒餅にトライしてみようと思います。
さて、台湾カフェを後に向かったのは四ツ谷の隠れた人気スポット「消防博物館」。
正式名称は「東京消防庁消防防災資料センター」といい、四谷消防署と同じビルにあります。1992（平成4）年に開館したこの博物館では、江戸時代から現代まで東京（江戸）の消防に関する1万1000点以上の資料を所蔵しています。
フロアごとに年代を分けて展示され、なかには体験型のコーナーも。現在は中止されていますが、実際に操縦席に座れる消防ヘリコプターが子どもたちに大人気です。
地下1階では赤い大型車がズラリ！
大正から平成にかけて活躍した消防自動車7台が展示されています。
東京で消防自動車が導入されたのは1917（大正6）年。1923（大正12）年の関東大震災で消防自動車が活躍したことを機に増強されたそうです。真っ赤な車体のクラシカルなデザインが目を引きます。
個人的に好きだったのは5階「消防の夜明け（江戸の火消）」コーナー。
エレベーターを降りると目の前に広がっているのが江戸の町並みを再現した精巧なジオラマ。町人で組織する町の火消たちによる消火活動の様子がよくわかります。初めて知ったのですが、当時は燃え盛る火が広がらないように近くの建物を壊して防火したようです。
町火消の各組のシンボルである纏（まとい）の展示も圧巻です。
火事装束と呼ばれる防火服が存在したことも初めて知りました。ちなみに右側が女性用です。
5階の屋外に設置されているのが「空飛ぶ消防隊」とも呼ばれる消防ヘリコプター。
「かもめ」といわれるこの消防ヘリは1972（昭和47）年から16年に渡って災害や救命患者の搬送などに大活躍。現役時代の総運行時間はなんと約5000時間だそうです。
10階には休憩スペースとして使える「防災ラウンジ」がありますよ。
コロナ禍以前はランチタイムになると近くの会社の方たちがお弁当を持ってここで過ごしていたそうですが、現在は飲み物のみOK。展示を見終わったらここでドリンクタイムを過ごしてはいかがでしょうか。
お土産は消防自動車が展示されている地下1階のミュージアムショップで。「消防」をデザインしたグッズが集まっていますよ。
今回は台湾式朝ごはんの後、隠れた人気スポット・消防博物館を巡りました。
四ツ谷にはまだまだ魅力あるスポットがあるような気がしますので、また面白いスポット見つけたら紹介しますね♪
〈ご案内〉
四ツ谷一餅堂
東京都新宿区四谷1-17-8
TEL 03-5639-9292
https://instagram.com/yotsuya_ippindo?igshid=YmMyMTA2M2Y=
消防博物館
東京都新宿区四谷3丁目10番
TEL 03-3353-9119
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/ts/museum.html
