心を揺さぶる展示物がたくさん!「茨城県自然博物館」
No. 341
思索の秋が近いせいか、神秘的なことに惹かれてしまうこの頃です。
私にとって、太古の地球も神秘の1つ。
今回は現代からはるか昔に旅できる展示物が盛りだくさんの「茨城県自然博物館」へ出かけてみました。
茨城県坂東市にある茨城県自然博物館は森林や沼など豊かな自然のなかにある、自然史系の博物館。なんと、敷地は約15.8ha(東京ドーム約3.5個分!)。1日かけて遊びにやって来る人が目立つ、茨城県の人気スポットです。
では、博物館内に入ってみましょう。
本館のエントランスで出迎えてくれるのは「松花江マンモス」の骨格標本。体長9.1m、高さ5.3m、推定体重10tで世界最大級だそうです。
マンモスは象よりはるかに大きい生きもの。この骨に肉を付けたら動物というよりは恐竜の部類に属するのでは…なんて想像してしまいました。
マンモスを後に目に飛び込むのは生きている化石と呼ばれる「メタセコイア」の木と体長26mで推定体重60tといわれる大型植物食恐竜「ヌオエロサウルス」の骨格標本。
ダイナミックな吹き抜けの空間を貫くような展示が圧巻!
先ほどのマンモスを含め、この3点の展示物が茨城県自然博物館のシンボルとなっています。
常設展は「進化する宇宙」「地球の生いたち」「自然のしくみ」「生命のしくみ」「人間と環境」をテーマに、数えきれないほどの展示物が並んでいます。
ここでは、私の心がときめいたものを紹介していきますね。
46億年前に誕生した地球の歴史にふれられる「地球の生いたち」では、こんな不思議なかたちの鉱物が。美しくて神秘的♪
太古に生きた生きものたちを紹介する回廊。
鉱物の展示を進むと人間が進化していく姿が。
そして、博物館の目玉の1つである「恐竜たちの生活」のジオラマ。
初めて知ったのですが、最新の研究では恐竜に羽毛があったそうです。その研究を反映させて背に羽毛を付けている「ティラノサウルス」と「トリケラトプス」がこちら。
まるで生きているかのよう!
リアルな動きと鳴き声に一瞬、太古にタイムスリップ。この恐竜たちにまた会いに来たいかも。
こちらの「映える」キノコは「自然のしくみ」の展示物。
この巨大キノコの下にはムカデがいますが、これは土の中の生きものを100倍に拡大したものです。普段、まじまじと見る機会はほとんどないですよね。なかなかグロテスクな展示物なのですが、詳しくそのしくみがわかり、新鮮でした。
茨城県北部の森とそこに棲息する動物を再現したジオラマもあります。
天井近くまで木がのび、リアルな森が作られています。進むと夜の森となっており、夜に活動する動物たちの姿を見ることができます。
一見、オシャレなオブジェにも思えるこちらは「生命のしくみ」で展示されていたフクロウの骨格。
からだを大胆にカットし、骨の形状の断面がわかる仕掛けがなされています。フクロウの骨ってこんなふうになっているのね…と、興味深く見ました。
こちらの博物館は本当に展示物の見せ方がうまい!
こちらは私のお気に入りスポット。
博物館の企画展のポスターを初回からすべて壁に展示され、圧巻です。
どのポスターもアートを感じさせ、この博物館の素敵な取り組みを物語っているようです。
水槽にはりついているイソギンチャクにも癒されました。
また、自然光を取り入れた通路も見上げると色々な展示物が。楽しい仕掛けを感じますよね。
さて、2022年10月15日〜2023年1月29日は企画展「ときめく石ー色と形が奏でる世界―」が開催されます。心をときめかせる石に興味のある方はお出かけしてはいかがでしょうか。
気がつくと閉館時間が間近だったので、自然豊かな館外までは足が伸ばせませんでした。残念!
さて、茨城といえばお蕎麦。
博物館を見学した後はお蕎麦を楽しむつもりでしたが、行きたいお店はなぜかどこも休日…。
けれど「地元の名物をぜひ味わいたい!」とJR「守谷」駅近くで、地元で収穫されたブルーベリーを使ったソフトクリームをいただきました。フレッシュブルーベリーを使ったソフトは色もお味も濃厚。まるでブルーベリーそのものを食べているような味わいで、大満足でした。
茨城県自然博物館は見どころがたくさんで、野外展示も含めると1日たっぷり時間がかかります。
次回はお蕎麦も楽しめるよう予定を立てて訪れたいと思います。
<ご案内>
ミュージアムパーク茨城県自然博物館
茨城県坂東市大崎700
TEL 0297−38−2000
https://www.nat.museum.ibk.ed.jp/
まずはご試着ください♪
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