北青山のオアシス!緑豊かな癒しの場「ののあおやま」
No. 351
ハイブランドのブティックが建ち並ぶ表参道やカルチャーの発信地・原宿からも徒歩圏内の北青山。
皆さんはこの街にどんな印象をお持ちですか?
私はオフィスビルや最新のファッションを届けるお店が多く集まっている高感度なエリアというイメージがありました。
しかし、2020年5月に開業した「ののあおやま」に足を踏み入れると、すぐさまそんな印象は払拭され、都心部で豊かな自然を内包する「都会のオアシス」という認識に変わりました。
今回は北青山に誕生した“都会のオアシス”である、ののあおやまをご紹介しましょう。
東京メトロ「外苑前」駅から表参道方面へ。その途中で右折すると突然現れる森に驚きます。
北青山にこんな場所が隠されていたとは!
付近を散策すると森のほとりには小川が流れ、小さいながらもビオトープやデッキも用意されています。
芝生広場で小さな子どもを遊ばせているお母さんもいるし、お弁当を持ってここで過ごす人も後を絶ちません。たしかに季節の良い時はオフィスから抜け出して、自然をたっぷり感じながら過ごしたいかも。
ののあおやまの敷地は約3500平方メートル。
この場所、昔は何が建てられていたかご存じでしょうか。
それは1950~60年代に建てられた低層の都営団地「都営青山北町アパート」。
今もその一部が残っています。
モダンな暮らしの象徴でもあった都営青山北町アパートが老朽化したことから再開発案が生まれ、その結果、ののあおやまが誕生したのです。
再開発の「北青山3丁目地区まちづくりプロジェクト」がスタートしたのは2016年のこと。低層アパートではなく、高層マンションを建築することから生まれる余剰地で民間活用事業が計画されたのです。
敷地には25階建の賃貸マンションをはじめ、カフェやレストラン、保育所、サービス付き高齢者向け住宅、地域交流スポットなどの他、傍には森や小川など、都心部で豊かな自然に親しめる空間も整備されました。
そのアイデアは見事にこの付近に暮らす人や勤める人たちの心をしっかりとらえたようで、いつ行っても人々がリラックスしているムードを感じます。
個人的には人が少なくなる、ひっそりとした夜の光景に癒されています。
都会のネオンとは異なる、さりげない灯がともされ、人々の心の奥側から温めてくれるような、やさしさを感じます。
遊歩道を歩くと、ソフトな舗装材が使われていることを感じます。
これは低クッション性の木質加熱アスファルト。「ハーモニーロードウッド」という名前の廃木材や間伐材などを原料としたもので、環境にやさしい舗装材です。
断熱性に優れているうえ、焼却処分で発生するCO2を抑制できるという利点を持ち合わせています。
「ののあおやま民活棟」には“森の商店街”をコンセプトに、地域交流の拠点である「まちあいとおみせ」のほか、数々のカフェやレストランが入店しています。
「エリック・ローズ」はスターバックス創業者のメンバーであるエリック・ローズ氏の名前を冠したカフェ。ハワイに本店があり、日本ではここが初出店です。ウッディで広い店内ではパソコンやタブレットを片手にお仕事をする人の姿もちらほら。
壁にはアート、スタイリッシュなカウンター席も絵になる洒落っ気のある空間では、ランチタイムにはボリューム満点のメニューが登場。
肉の量がアメリカンサイズのハンバーガーやパレットのように彩り豊かなボールサラダなどは2人でシェアするのがオススメです。
さて、ののあおやまはこれからも進化していく予定。
日本の高度経済成長時代のシンボルといえる都営団地は今後、オフィスや商業施設となり、豊かな森も整備されるそう。つまりは現在の森がさらに拡大されるということです。
完成予定は2028年。ダイナミックに進化するだろう、ののあおやまの姿が楽しみですね。
<ご案内>
ののあおやま
東京都港区北青山3-4-3
TEL03-6432-9966
https://nonoaoyama.com
まずはご試着ください♪
フォンテーヌを探すウィッグショップについて詳しく知りたい方はコチラ!
おしゃれに。FONTAINE