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メインイメージ

ブームの兆し!?湖南料理が楽しめる三軒茶屋「香辣里」

No. 361

最近よく「町中華」という言葉を耳にします。
いわゆる地元で愛されている中華料理店のことですが、今回紹介する湖南料理は日本で親しまれている中華からはちょっとかけ離れているマニアックな魅力のある料理です。

今日は湖南料理が楽しめる三軒茶屋の「香辣里(シャンラーリー)」を紹介しましょう。
外観

看板

東急田園都市線「三軒茶屋」駅から徒歩約2分。
全てのフロアに飲食店が入店しているビル「GEMS三軒茶屋」7階へ。
エレベーターを降りるとそこはすでに店内で、広々とした空間へと足を踏み入れることになります。
店内

湖南料理は中国中南部にある湖南省で生まれました。
日本では四川料理や広東料理に比べるとマイナーですが、特徴的なのは唐辛子の辛みに加えて「発酵」「燻製」「ハーブ」の要素が引き立っていること。
ちなみに店名の「香辣(シャンラー)」は香り高く爽快な辛みという意味だそうです。

ランチは定食のようにお盆で出されます。
ランチ

この日、メインに選んだのは「燻製モツと腸詰めの発酵唐辛子蒸し」。
メイン料理

自家製の中華風燻製ソーセージと燻製にした豚モツの上には唐辛子がたっぷりのせられています。

真っ赤な唐辛子が火を噴きそうな辛口な見た目ですが、それほど辛くなく、そのギャップに驚き。ちなみに湖南地方では唐辛子を叩いて塩漬けにして発酵させた「トウジャオ」が代表的な調味料。
メインアップ

お肉の下にはほっこりとしたジャガイモが隠れていました。
燻製された豚モツのスモーキーな香りにも鼻先をくすぐられます。
ジャガイモとお肉と唐辛子をのせて食べるとそれぞれの旨みが口のなかで溶け合い、ごはんをもっと!と所望したくなります。

さて、お店のごはんは「香米(シャンミー)」といいます。
これはパラパラとした食感とかおり、見た目がタイ米のよう。
ごはん

お店ではお米をじっくり吸水させ、蒸します。
これが湖南料理と好相性。
おかずをどんどん口に運ばせてくれるのです。

湖南省は長江の中下流に位置し、そのほとんどが洞庭湖の南に広がる地であることから「湖南」の名前がつけられました。
湖南省出身の有名人といえば毛沢東。
湖南名物の「毛氏紅焼肉」(湖南風豚の角煮)は料理名に毛氏と付けられるほど、毛沢東の大好物。
もちろん、三軒茶屋の湖南省こと「香辣里」でもメニューに並んでいますよ。

こちらは鍋のなかで煮えたぎっている状態で運ばれてきた「牛ハチノスと春雨煮」。
ハチノスと春雨煮

噛みごたえのあるハチノスと辛みと旨みをたっぷり吸った春雨を一緒に口に運ぶと、お箸が止まりません。
イタリア料理の「トリッパ」が好きな人には、ぜひこちらのワイルド感のあるハチノスも味わってはいかがでしょう。

「羊肉と干豆腐の麻辣煮」は煮込まれた羊肉と干豆腐がほどよい辛さ。
羊肉と干豆腐

タンパク質多めでダイエッターに支持されそうですね。

こちらは、湖南風に味付けられた「いんげん、大豆、大根のおつまみ」で蒸しパンと一緒に楽しめますよ。
おつまみ

日本に根付いている中華料理とは一線を画す、マニアックな味わいが楽しめるお店は開店以来、人気を集め、さまざま雑誌にも紹介されています。
お店の一画には掲載誌を集めたコーナーもありますよ。
雑誌コーナー

私が次回、食したいのは湖南を代表する料理「刴椒魚頭(ドゥォジャオユィトウ、魚の頭の発酵唐辛子蒸し)」。
自家製の発酵唐辛子に青菜の漬物を合わせた、蒸した魚料理です。
魚を食べ終わると米粉を投入し、汁を絡ませる麺料理としても楽しめるそうです。

さて、お店が入店するGEMSビルは茶沢通りに面し、日曜日には歩行者天国となります。
歩行者天国

地元の人も遊びにやって来た人も散策を楽しむ「日曜の三茶」らしい風景が広がっていますよ。湖南料理を楽しんだ後はぜひお散歩してはいかがでしょうか。

<ご案内>
香辣里
東京都世田谷区太子堂4-23-11 GEMS三軒茶屋7階
TEL 03-6450-8791
https://www.ajibo.jp/xianglali.html

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