里山にある公園で自然を楽しむ
No. 368
春といえばやっぱり桜。というわけで、今回わたしは神奈川県小田原市にある「おだわら諏訪の原公園」で、満開の桜を楽しんできました。同公園へのアクセスは「小田原駅」から伊豆箱根バスに乗り、「フラワーガーデン・県立諏訪の原公園」行きの終点を下車してすぐ。無料の駐車場があるのでドライブもおすすめですよ。芝生の駐車場にも立派な桜の木があり、圧巻の美しさに見とれてしまいました。
公園はびっくりするほどの広さで、公式ホームページによると「全体約65ヘクタールの開園を目指して整備が進められており、現在は約15.4ヘクタール（2015年4月1日時点）の区域が開園」しているとのこと。まだまだ整備の途中だというから驚きです。駐車場のそばには子どもが遊べる遊具がありました。
ピクニックにちょうどよさそうな多目的広場。この日は春休み期間だったこともあり、家族でレクリエーションを楽しんだり、のんびりと桜を愛でたりする人がたくさんいましたよ。
散策中に出会った春の花を紹介します。まずはスイセン。うすい黄色とあざやかな黄色の組み合わせが目を引くすがすがしい花です。ちなみに花言葉は、「自己愛」「うぬぼれ」「神秘」なのだそう。
こちらはヤマザクラでしょうか。ソメイヨシノよりもピンクが濃くて、少し野性的な雰囲気があります。小さな花がたくさん集まって、花束のようになっていてとても愛らしいです。
菜の花の黄色はスイセンとちがい、マットでビビットな印象。生命力を感じさせる元気な色ですね。
公園にはめずらしく、神社が鎮座しています。せっかくなので、「諏訪神社」でお参りをさせていただきました。ご祭神は建御名方神（たけみなかたのかみ）、八坂刀売神（やさかとめのかみ）とのこと。森の中にたたずむこぢんまりとした神社ですが、公園へ遊びに来た人やウォーキング途中の地元の人など、さまざまな人が足を運んで参拝していました。
インパクトのある真っ赤な屋根の拝殿。両脇には狛犬が鎮座しています。
神社の前にある広々とした参道では、戦前に競馬が行われていたそうです。
お参りをしたあとは、広い公園内をさらに散策。最高の見晴らしを楽しめるスロープデッキ（空中歩道）です。
連なる山々や、二宮尊徳（金次郎）の生誕地である小田原市栢山周辺の街を見下ろすことができます。さえぎるもののない開放感あふれる景観が気持ちよく、すがすがしい気分を味わうことができましたよ。
子どもが喜ぶローラーすべり台もあります。広い公園なだけあって、ものすごい長さです。この日は天気がよかったこともあり、親子で楽しむ人がたくさんいました。
さて、すっかりお腹が空いたので、「Sea Green Cafe（シーグリーンカフェ）」でランチを食べることに。アクセスは小田急小田原線「富水駅」から徒歩約8分で、お店の前には駐車場もあります。ランチメニューはハンバーガー、タコライス、ステーキなどに食前食後の2ドリンク付き。わたしはミディアムレアのステーキを注文しました。肉のうま味とソース、トッピングのフライドガーリックが口の中で絡まり、あとを引くおいしさでした。
テイクアウトメニューもあるので、公園で食べるのもよさそうです。また、都心とちがい早めに閉まってしまうカフェが多い中、24:00まで営業しているのもうれしいポイント。小田原で夜カフェをしたい方にもおすすめですよ。
今回は、自然豊かな里山を体験できる「おだわら諏訪の原公園」をご紹介しましたが、いかがでしたか。ちなみに、公園に隣接する「小田原フラワーガーデン」を訪れたときのブログもあるので、そちらもぜひ参考になさってください。春の装いでおしゃれをして、みなさんも春を満喫しに出かけてみてくださいね。
＜おだわら諏訪の原公園＞
神奈川県小田原市久野3821-1
0465-34-0404（パークセンター／8:30～17:30）
パークセンター休館日：年末年始（公園は年中無休）
＜諏訪神社＞
神奈川県小田原市府川293
＜Sea Green Cafe（シーグリーンカフェ）＞
神奈川県小田原市柳新田53-10
046-587-5839
営業時間：11:00～15:00、18:00～24:00
定休日：火曜日
※営業時間などの詳しい情報は、お問い合わせください。
