ロウリュウも楽しめる「箱根湯寮」で心身をリフレッシュ
No. 380
いよいよ7月に入り、本格的な夏がやってきますね。今年の梅雨は、例年以上にジメジメした日がつづいたように感じました。知らず知らずのうちに体力を消耗し、疲れがたまっている人も多いのではないでしょうか。そんなときは、気軽に楽しめる日帰り温泉へ出かけて、心身ともにすっきりとリフレッシュしましょう。
今回わたしが訪れた「箱根湯寮」は、箱根登山鉄道「箱根湯本駅」から無料送迎バスで約3分。無料の駐車場もあるので、箱根までのドライブを楽しむのもいいですね。
駅のそばとはいえ、急な坂道を上った高台にあるため展望は抜群。遠くの山並みや施設内の木々がさわやかで、思わず深呼吸したくなるような気持ちよさです。温泉は大浴場のほか貸し切りの個室露天風呂もあり、料金はそれぞれ異なります。個室は1カ月前から予約できるようなので、事前に予約をして少しぜいたくに過ごすのもよいかもしれません。
わたしは公式サイトで、食事付き入浴券を事前に購入しておきました。15％程度の割引料金で購入できるのはうれしいですね。電子チケットを提示して受付を済ませたら、さっそく大浴場「本殿 湯楽庵 大湯」へ向かいましょう。
浴場は、気泡でマッサージ効果のある内湯、眼前に箱根の森が広がる見晴湯、岩風呂、信楽風呂、水風呂がありました。公式サイトによると、「箱根七湯のひとつ『塔之沢温泉』を源泉としたアルカリ性単純温泉」とのこと。「美肌の湯」と呼ばれているそうですよ。お湯はさらりとした優しい肌あたりで、いつまでも入っていられるような気持ちよさでした。
サウナでは、アロマの香りが楽しめるロウリュウサービスを１時間ごとに実施しているそう。箱根湯寮ロウリュウマイスターと呼ばれる人が大きなうちわを持って現れ、サウナストーンにアロマ水をかけて発生した蒸気をあおいでくれました。アロマの香りと熱風で、温泉に浸かるのとはちがう心地よさを感じます。サウナ好きの人は、ぜひ試してみてください。
さて、日ごろの疲れがすっかりほぐれたら、水分補給をしながら休憩スペースでのんびりしましょう。木々を眺めながらぼーっとしていると、森林浴をしているかのようなすがすがしさを感じます。定員２名の半個室のようなスペースもあったので、おこもりしたい人はぜひそちらを利用してみてください。うたた寝ができるうす暗い休憩スペースも用意されていましたよ。
最後に立ち寄ったのは、施設内にある食事処「囲炉裏茶寮 八里」。里山の風情を感じさせる落ち着いた店内が魅力的です。
わたしは事前に食事付き入浴券を購入していたので、5種類のメニューの中から選ぶスタイルでした。刺身定食や天ぷらそばなどの和食もありましたが、がっつり食べたい気分だったのでカツカレーを選択。五穀米とスパイシーなカレー、サクッと揚がったジューシーなカツのうま味が口中に広がり大満足のおいしさでした。
喫煙スペースの裏側には囲炉裏がありました。ベンチがあるので外の風に当たりたいときによさそうですね。
囲炉裏のベンチの眼前には、アジサイが咲き誇っていました。日常の喧騒からはなれて、のんびりと過ごすことで、再びエネルギーが満ちてくるのを感じます。気分転換はほんとうに大切ですね。
今回は、箱根の日帰り温泉施設「箱根湯寮」をご紹介しましたが、いかがでしたか。箱根にはたくさんの温泉がありますが、同じ箱根湯本なら「天山湯治郷」に行ったときのブログがありますので、ぜひ参考になさってください。
これからやってくる暑い夏を元気に乗り切るためにも、ぜひ温泉に浸かって心身をリフレッシュさせておきましょう。そして、お出かけの際は、おしゃれを楽しむことも忘れないでくださいね。
＜箱根湯寮＞
神奈川県足柄下郡箱根町塔之澤4
0460-85-8411
営業時間：大浴場「本殿 湯楽庵 大湯」平日：10:00～20:00（最終受付19:00）、土休日：10:00～21:00（最終受付20:00）
食事処「囲炉裏茶寮 八里」平日：11:00～20:00（L.O.19:00）、土休日：11:00～21:00（L.O.20:00）
休館日：年中無休（メンテナンスによる休館あり）
料金：大浴場「本殿 湯楽庵 大湯」大人（中学生以上）：1600円（平日）、1900円（土休日）、小学生：900円
※営業時間などの詳しい情報は、お問い合わせください。
