トルコの食文化を体験!東京ジャーミィのマーケット
No. 381
東京にあるイスラム寺院のなかでも長い歴史を誇るのが、代々木上原の「東京ジャーミィ」。
日本の建築物にはほとんど見られないミナレット(尖塔)のあるモスクは、壮麗でエキゾチックな外観が目を引きます。
東京ジャーミィの歴史は戦前に遡り、トルコ人たちの礼拝所として日本政府の協力によって誕生しました。
現在の建物は2000年に完成したもので、設計者も大工も工芸職人もトルコ人で、モスクを建設する際は約100人が来日したのだとか。
かつて、トルコ各地を旅したことがありますが、東京ジャーミィは現地で訪れたモスクと遜色ない堂々とした佇まいを感じていましたが、なるほど、わざわざトルコからやって来た人たちが手がけたからですね。
トルコでは現地のお宅でホームステイしたことからトルコ料理やスイーツなどに興味を覚えたのですが、残念ながら、それらは日本ではなかなか入手できないのが実情。
しかし、このモスクの1階にある「ハラールマーケット」が2019年に誕生すると、その悩みはなくなりました。
私の知る限り、このスーパーはおそらく東京で一番、トルコのお惣菜やスイーツなどが充実しています。
また、トルコ以外のイスラム教徒が好むハラールフードも沢山並んでいるのも魅力。
モスク内部にも入り口がありますが、玄関はこちら側。
小さなスーパーマーケット風のこのお店では、日本のスーパーにはない珍しい品がズラリ。
トルコのチーズを包んだ春巻き「シガラボレイ」や丸ごとのチキンなども。
トルコの代表的なスイーツ「バクラヴァ」(クルミやピスタチオ、ヘーゼルナッツなどを挟んで焼き上げたパイを甘いシロップに浸したもの)もここでゲットできます。
ハラールを意識したスイーツも沢山!
また、スーパー脇では購入したものをいただくこともOK。
この日もお買い物をした後に紅茶とスイーツで休憩しました。
トルコで現地の人と仲良くなったら必ず振舞われるのがトルコの紅茶「チャイ」。これはトルコ人には欠かせない飲み物といっていいかも。
そして、トルコアイスこと「ドンドゥルマ」。
トルコでは氷菓子やアイスクリームの総称をドンドゥルマと称しますが、日本では「伸びるアイスクリーム」として知られていますね。
カップ入りのドンドゥルマはこんな風に伸び、目を楽しませてくれます。
グルグルとどこまで伸びるのでしょうか。
皆さんも一風変わったトルコのアイスクリームはいかがですか?
さて、ハラールマーケットの入っているモスクに隣り合って建てられているのが「ユヌス・エムレ トルコ文化センター」。
ここはトルコ語やトルコやイスラムに関する文化活動の講座を受けられる施設です。
2階にはカフェもあり、軽食やスイーツ、トルコ料理のランチが楽しめます。
もちろん誰でも利用可能。
カフェスペースはインテリジェンスと気楽さが同居するラウンジのようで、書棚に沢山並ぶ本を手に取ることも出来ますよ。
窓からはモスクが見えます。
東京ジャーミィでは金曜日の礼拝に訪れる人が多く、その数は年々増加傾向にあるのだそう。
多いときはモスクに入るため、通り沿いに行列ができることもあります。
併設のギャラリーでは猫の写真が沢山!
この日は「イスタンブールの猫たち」展が開催されていました。
坂道の多いイスタンブールではよく猫に出会ったなぁ。猫だけでなく、日本が大好きというトルコ人たちにも。そんなことを思い出し、懐かしさでいっぱいになりました。
ハラールマーケットと共にトルコの雰囲気に浸りたいときに訪れてはいかがでしょうか。
<ご案内>
東京ジャーミィ ハラルマーケット
東京都渋谷区大山町1-19
TEL 03-5790-0760
https://tokyocamii.org/ja/halalmarket/
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