驚きのボリューム。ホーチミンの絶品バインミー！

ベトナムに着いたら必ず一番に食すもの。
私の場合は「バインミー」がそうです。

日本でもおなじみのバインミーはベトナム風サンドイッチ。
ベトナムは19世紀後半にフランスの植民地となったことから、フランスの食文化も入ってきました。
以前紹介したフレンチレストラン「Le corto」をはじめとするフレンチの名店が、ホーチミンのフレンチ文化を継承しています。

日本のフランスパンもおいしいですが、ベトナムのフランスパンは日本のものに比べるとかなり軽い食感。「エアリー」という言葉を用いたくなるほど。

バインミーの具材はバターやマヨネーズ、レバーパテを塗って肉類（鶏肉、豚肉、牛肉、ハム、内臓など）と酢の物（ニンジン、大根、きゅうりなど）やパクチーをはさみ、チリやヌクマム（魚醤）で味付けされます。

市場に行けば、たいていバインミーが売られているし、街のあちこちに屋台や専門店があります。

注文を受けてその場で作ってくれるのもバインミーも魅力。作り置きをしているお店に出会ったことはありません。

私が好きなバインミーは安宿街のファングーラオやデタムに近い「タイビン市場」で売っているものですが、今回はホーチミンのグルメシーンを牽引している、バインミーの名店を訪れました。

そのお店はベンタイン市場から徒歩約10分の「Banh Mi Huynh Hoa (バインミー　ヒュンホア)」。

ヒュンホアの営業スタートは午後2時30分というランチタイムには微妙な時間帯。この日はランチを我慢して、夕方少し前に訪れました。
お店はベンタイン市場からレタントン通りを歩き、このロータリーを渡った通りにあります。

地元の人たちやツーリストとおぼしき外国人とで大変賑わっているので、お店の場所はすぐわかるはず。
お店は３つあり、右は「Grab food」の受け取り専用。これは日本でいえば「Uber eats」や「出前館」のようなサービスで、ホーチミン滞在中はよくGrab food のジャケットを着たバイカーを見かけました。

Grab専用の窓口の隣店はイートイン専用。
その隣がGrab以外のテイクアウト専用窓口となっています。

案の定、人が並んでいました。
けれど、だんだんと窓口に近づくとバインミーを作る工程を観察できるのが楽しみに！

作り立てを食べたかったので、お隣のイートインスペースへ移動。
取り出したバインミーは想像以上にずっしり。

通常の３倍以上はあるのではないかと思われる重量感です。
ちなみにイートインスペースを利用するなら、ドリンクの購入が必須です。

ペーパーを広げて、ヒュンホアのバインミーとご対面！

普通のものより大きめのフランスパン、レバーパテの上にはお肉やハムがはみ出すほど何種類ものせられ、これまで食べたバインミーとは一味もふた味も異なる見た目。好きなだけ具材を入れるバインミーが作れたとしても、きっとこれほどの量はつめこまないでしょう…。

そのボリューム感に一瞬ひるんだものの、ビニール袋に入った野菜類をのせながら、なんとか完食。もう今日は何も食べない！とおなかをさすりながら宣言し、イートインスペースを後にしました。

ちなみにヒュンホアのバインミーは65,000VND (約325円、※2023年12月のレート）。もし日本で同じような内容で提供されたら、かなりのお値段になると思われます。ホーチミンの街中で売られているバインミーが15,000～30,000VNDぐらいなので、ぜひ楽しんでください。お値段もスペシャルですが、ヒュンホアでしか体験できないお味。

さて、食後の散歩はベンタイン市場前の「髙島屋」へ。
日系のデパート、髙島屋はホーチミンに開業して7年を迎え、エントランスにはアニバーサリーの展示がなされていました。日本の髙島屋では見られないようなファンシーな展示物ですね。多く人が足を止めて、写真におさめていましたよ。

現地の人たちもツーリストも多く、とくにレストラン街はどこも賑わっていました。こちらはレストラン街の脇にあるガーデンエリア。


通りが一望できます。

さて、髙島屋といえばおなじみの「ローズちゃん」。
なんと、ホーチミンの高島屋ではアジアの民族衣装を着たローズちゃんたちが大集合。

ぜひ、ホーチミンに行かれたらご覧ください。

＜ご案内＞
Banh Mi Huynh Hoa
26 Le Thi Rieng, District 1, HCMC
TEL 02839250885
https://banhmihuynhhoa.vn/

ホーチミン髙島屋
Saigon Centre 65 Le Loi, District 1, HCMC
TEL 08 3827 8555
https://www.takashimaya.co.jp/hochiminh/

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