ミニシアターとパフェを楽しむ春の渋谷系散策
No. 404
陽射しがより光度を増し、春を感じるようになりました。
そうなると、お出かけしたくてウズウズするのは私だけではないと思います。
今日は渋谷にある私の好きな映画館とカフェを巡ってみました。
この記事でも「ギンレイホール」や「早稲田松竹」について書きましたが、名画座系、ミニシアター系の映画館が好きな私は、渋谷に来ると「ユーロスペース」や「シネクイント」などによく出かけます。
2019年、パルコのリニューアルのともない、オープンしたミニシアター「WHITE CINE QUINTO(ホワイトシネクイント)も好きな映画館。シネクイントの妹版といったところでしょうか。
コンセプトは「映画の枠を超えた“カルチャー”に出会える場所」で、ホワイトと名付けられたのは「新しい発見、可能性、才能、楽しみ方、どんな色にも染まる無垢な場所」という想いが込められています。
公園通りに面した入口からエレベーターで8階まで上がると、白い空間が目に飛び込んできます。
映画館名から白を基調にした、近未来的な空間が演出され、入り口付近には公開中、公開予定の映画ポスターがズラリ。
昨年のアカデミー作品賞に輝いた「エブエブ」こと、映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(2022年)も公開中でした。
エブエブをご覧になった方ならおわかりの目玉付きの石が展示されていましたよ。
私のお目当てはデヴィッド・ボウイのドキュメンタリー映画『ムーンエイジ・デイドリーム』(2022年)。
2016年に他界した伝説のロックスター、デヴィッド・ボウイの映画公開を記念して、パルコ3階ではポップアップストアがオープン。ステージ衣装の展示やグッズ販売なども行われ、ボウイファンには嬉しい仕掛けがなされていました。
さて、ホワイトシネクイントですが、個人的に劇場空間がとてもラグジュアリーだなと感じています。
ゆるく歪曲して配されている座席はスタジアム型というらしく、どの席でも鑑賞しやすく、座席の足もとの空間も広めにとってあります。
そして、なんといってもレッドのシートが気分を盛り上げてくれます。
さて、映画を見終わった後は公園通りを代々木公園方面へ進み、「LINE CUBE SHIBUYA」こと渋谷公会堂を左折します。
そこからしばらく歩き、古いけれどオシャレ感のあるマンションの1階にあるカフェ「HOTORI(ホトリ)」へ。
このお店は前から知っていましたが、営業時間に間に合わず入店は叶わなかったのです。
お店の入り口には「パフェ14:00」などと記した月間のスケジュールが貼ってあり、きっとパフェが名物なのだろうと、訪れる機会を狙っていました。
この日はすんなり入店でき、お店のほとんどのテーブルに並んでいた季節限定の「いちごのプリンアラモードパフェ」とコーヒーを注文。
運ばれてきたパフェがこちら。
大きなイチゴが別皿にのせられ、食べる直前(お店の方いわく「写真を撮る前に」)にトッピング。
最後に自分で完成させるスタイルなのです。
グラスにはいちごをはじめ、キウイやバナナ、ブルーベリーなどのフルーツやシフォンケーキ、いちごのアイスクリーム、ラズベリーシャーベット、ヨーグルトムースなどが入り、新たな一口をスプーンですくう楽しみがあります。
自家製のプリンも迫力満点!
半分ぐらいいただいても、まだグラスのなかに立っています。
かための食感は昔ながらの味を思わせ、ほろ苦いカラメルがプリンの甘味を引き立てます。後で知ったのですが、このお店はパフェもさることながらプリンの根強いファンが多いそう。
白を基調にしたお店のなかもここが渋谷とは思えないほど、都会の喧騒が消失した静かな空間。
美しい年季を感じさせるキッチンがいい味わいを醸し、ここが人々に愛されてきたカフェであることを物語っています。
今年もまた、春を感じさせる美味しくて愛らしいパフェを楽しみに行きたいものです。
<ご案内>
WHITE CINE QUINTO
東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ8階
03-6712-7225
https://www.cinequinto.com/white/
HOTORI
東京都渋谷区宇田川町6-11原宿パークマンション109号室
03-6416-4904
http://hotori-coffee.com/
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