ホーチミンの緑豊かなブックストリートと美しい郵便局へ
No. 408
2023年夏。
スコールの多い季節に旅したホーチミンで初めて行った緑豊かなブックストリート「Đường sách(Ho Chi Minh Book Street)」。
ピンクの教会こと「タンディン教会」からの帰り道、ハイバーチュン通りを歩いていたら案内看板が目に飛び込み、これは!とすぐさま足を踏み入れたのです。
2016年にオープンしたブックストリートは全長約144m。
道幅の広い通りには20店舗以上の本屋やカフェなどが連なっています。
この通りは活字離れが進んだホーチミンの人々にもっと本に親しんでほしいという思いから、誕生したのだとか。
壁はたくさんの木々、天井は大空という、オープンエアならではの開放感。
数えきれないほどの車やバイク、さまざまな言語が飛び交うホーチミンの騒々しいストリートや活気ある市場も好きなのですが、やわらかなべトナム語に包まれるひっそりとしたカフェでくつろぐことも好きな私にとっては、ここは宝もののような場所。
きっと、本好きの人は言語は関係なく、ここで過ごしたくなるはずです。
古書を探す人が集まるようなマニアックな雰囲気もあるし、町の本屋さんのような親しみやすさや本とともにおしゃれな雑貨も扱うスタイリッシュな空気感も溶け合った、庶民的な通り。あちこちにベンチが置かれ、ドリンクとともに休憩するホーチミン子の姿も見られます。
こちらはブックストリートの一角に置かれているベトナムのローカルバス。SNS映えするスポットとして、このバスを背景にした写真を撮る人が多いそうです。きっと、待ち合わせに利用する人も多いのではないでしょうか。
催しも多く、似顔絵を描く人もいるし、ステージではサイン会を開催中。
サイン会には多くの若者が訪れていました。
きっとベトナムで人気の作家なのでしょうね。
あら、こんなところでコナン君に遭遇!
日本に関するモノに異国で出会うと嬉しくなります。
それにしてもコナン君、ベトナムでも大人気なのですね。
さて、ブックストリートの近くにはホーチミンの観光スポットである「サイゴン中央郵便局」や「サイゴン大教会」があります。
1891年に建設されたサイゴン中央郵便局はホーチミンを旅するツーリストが足を運ぶ美しい建造物。郵便局はもちろん現役です。
2015年に塗り替えられた黄色の壁は開業当時の色を採用したのだそう。
フランス統治時代に建てられた、コロニアルスタイルの郵便局。
ヨーロッパの駅舎を思わせる内側に入ってみましょう。
この日、スコールが降ったせいで、多くの人たちが雨宿りに駆け込み、局内はものすごい湿気と熱気に包まれていました。
ヴォールト様式と呼ばれるアーチ型の高い天井の下には正面にベトナム建国の父、ホーチミンの大きな肖像画が掲げられ、壁には昔のベトナムの地図や世界の都市の時刻を刻む時計を飾った公衆電話なども見られます。
中央のカウンターや入り口付近の両側ではちょっと割高ですが、ベトナムのお土産を販売しています。
郵便局の目の前にそびえる「聖母マリア教会(サイゴン大教会)」は残念ながら修復工事中でした。 大規模な修復は2027年に完了予定だそうです。
修復工事が終わったら、2つの尖塔と正面のマリア像が通りを見守る教会を訪れたいものです。その頃のホーチミンはどのように変容しているでしょう。
それもまた楽しみです。
<ご案内>
Đường sách(ブックストリート)
Nguyen Van Binh street,Ben Nghe ward,District1,HCMC
サイゴン中央郵便局
2 Cong Xa Paris, District1, HCMC
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