鬱金桜のお花見で金運アップ!?「世田谷観音」へ
No. 369
桜の花びらが舞い散り、道に薄桃色の絨毯が作られるようになると桜の季節の終わり。なんとなく一抹の寂しさを感じます。
しかし、多くの桜が桜吹雪となる頃に見ごろを迎える珍しい桜もあります。
それが「鬱金桜(ウコンザクラ)」。
都内でも希少な鬱金桜が見られるのは世田谷区下馬にある「世田谷観音」です。
このお寺は1951(昭和26)年建立のどの宗派にも属さないお寺。
長野県出身の睦賢(ぼっけん)和尚が事業に成功した後、誰にでも門徒を開くべく、このお寺を個人で作ったのだそうです。
二体の仁王像が睨む横には白いゾウ。
ユニークな門を抜けると、そこは安らかな空気に満ちている地。
鬱金桜はこの門の左側に植えられています。
境内に植えられた他の桜はほぼ葉桜ですが、この薄黄色の花びらをつけた桜だけは満開!
少しだけ桃色がかっている花びらもあり、薄黄色とのコントラストが淡い水彩画を思わせます。
「拝むとお金に憂鬱にならない」といわれ、金運を運んできてくれそうな桜。
この下ではぜひ、口に出してお金持ちになることを願ってください。
鬱金桜のお隣は「不動明王と八大童子」が安置された、風格ある「六角堂」。
大きな鬱金桜の枝葉が今にも届きそうなこのお堂は脇にある池とともに雅な雰囲気を醸しています。
池に立つのは「夢違観音(ゆめちがいかんのん)」で、法隆寺に安置されている87cmの夢違観音を拡大模写したものだとか。
池にめがけて桜の花びらが舞っていく様子も絵になる風景です。
迫力満点の木彫りの龍が守る本堂には御本尊の「聖観世音菩薩」と「愛染明王」が安置されています。
菩薩像は伊勢長島(三重県)にある興昭寺の秘仏だったそう。
本堂の左奥には陸軍、海軍の兵士を祀った「特攻観音堂」があり、吉田茂氏(第45代内閣総理大臣)の書による「世界平和の礎」の碑が建てられています。
その脇に世田谷区内最古の梵鐘があり、除夜の鐘として大晦日には誰でも鐘をつけます。
さて、草木が豊かな緑をなす境内には鬱金桜に加えて、縁起のよい木が植えられています。それは「三鈷(さんこ)の松」や「唐種招霊(からたねおがたま)」「楠」など。
さて、世田谷観音では毎月第2土曜日の早朝に朝市が立ちます。
世田谷観音名物であるこの朝市はコロナ禍で中止の時期が長く続いていましたが、2023年4月から再開されることになりました。
市には野菜や果物、海産物、パンなどが並ぶそうですよ。
私もまだ行ったことがないので、近々、朝市を目当てに出かけてみようと思っています。
三軒茶屋にある「世田谷観音通り」をまっすぐ進むと日大があり、その先を歩くと小さな門が見えます。
この門からは鬱蒼とした森に包まれた参道になっていますが、前述した山門から参拝したい時はここから右に回ってください。
三軒茶屋を訪れる機会がありましたら、大きすぎず小さすぎずの境内が見どころの多い世田谷観音を訪れてはいかがでしょうか。
<ご案内>
世田谷観音
東京都世田谷区下馬4-9-4
TEL 03-3410-8811
http://www.setagayakannon.com
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