広島県世羅町で出会った絶景チューリップ畑!
No. 405
日本で春の花といえば桜。
「開花宣言」が行われるほど、一番に名前があがります。
桜こそではないけれど、チューリップも春を代表する花。
今回は広島県世羅町にある国内最大級のチューリップ畑を訪ねました。
ところで、世界遺産に認定されている「原爆ドーム」や「厳島神社」のある広島市内や近郊は行ったことはあるけれど、世羅町はほとんど知らない・・・という方も多くいらっしゃると思います。
国内最大級を誇る花の観光農園がある世羅町は広島県のおへそのような位置にあります。
地元の広島県立世羅高校は昔から駅伝の名門校として知られ、2024年の箱根駅伝で優勝した青山学院を率いる原監督の母校でもあります。
標高350m~450mの世羅町は昼夜の寒暖差も大きいので、広島県における梨、ブドウ、桃などフルーツの一大産地。よって、私は「広島の山形」と呼んでいます。
とくに春を迎えると多くの人で賑わうのが町内に点在する大規模な花観光農園。
その一つである「世羅高原農場」は65,000㎡の敷地に200品種・75万本のチューリップが咲き誇り、2024年は4月6日~5月8日まで「チューリップ祭」を開催しています。
農場に入場すると、目に飛び込んでくるのがチューリップで埋め尽くされたロマンティックな、なだらかな丘陵地。
どこを切り取っても絵になる、チューリップの花絵。
心に沁みる大ぶりなチューリップの写真を撮影する、本格的な機材を持った人ともしばしばすれ違います。
チューリップといえば、オランダの花という印象が強かったのですが、原産国ではありません。
チューリップの原産・発祥の地は広く、スペインやイタリア、カザフスタン、イラン、中国、トルコほか。
ちなみに和名は「鬱金香(うっこんこう)」。
これは ウコンに似たほろ苦い香りがすることから名付けられたそうです。
マンホールにもチューリップを発見!
こちらは私の好きな品種「アンジェリケ」。
バラを思わせるたっぷりとした八重咲の花びらが愛らしい!
チューリップ畑でもお花屋さんでも見つけるとワクワクさせてくれます。
世羅高原農場では好きなチューリップを球根ごと掘って持ち帰ることもできます(有料)。
持ち帰った花は切り花として飾り、球根は乾燥させましたよ。
農場ではチューリップを眺めながらくつろぐ場所も用意されています。
1年に1度だけ楽しめる、美しい景色を心にたっぷり焼きつけました。
せっかく世羅町に来たなら、地元グルメも楽しみたいものです。
世羅町では、町内で栽培されているブドウ「ハニービーナス」を原料とした「せらワイン」が作られる地。
町内には醸造場「せらワイナリー」もあります。
約20戸の農家さんが栽培したワイン用のブドウがここに集まり、毎年9月から11月上旬にかけて仕込みが行われるそうです。
せらワインの歴史は浅いですが、世羅台地の気候風土を活かしたブドウ栽培とワイナリーが一体となって味わい深いワイン造りに取り組んでいます。
ワイナリーは見学可能で、実際に仕込みに使われるタンクや出来上がったワインを瓶に詰める様子が見られますよ。
ここではレストランも併設され、地元産の食材を使った料理も楽しめます。
世羅みのり牛や瀬戸内六穀豚を用いたバーベキューや世羅産の卵を使ったオムライスや親子丼など、ぜひ、お腹を空かせて行ってはいかがでしょうか。
開放的なレストランからはミニSLが走る様子を眺めることもできます。
もちろん、お土産はここで製造されたワイン。
直売所「ワイナリーショップ」ではせらワイン各種が置かれ、試飲もOK。好みの味わいを見つけましょう。
また、園内には足湯や地元の青果物やそれらを用いた加工品を扱う「夢高原市場」なども。
ブドウと同じ土地で栽培された野菜やフルーツを求め、せらワインに合う料理を作る楽しみがあります。
チューリップ畑にワイナリーに。
世羅町の魅力はまだまだあるので、いつかまた紹介できたらと思います。
お楽しみに!
<ご案内>
世羅高原農場
広島県世羅郡世羅町別迫1124-11
0847-24-0014
https://sera.ne.jp
せらワイナリー
広島県世羅郡世羅町黒渕518-1
0847-25-4300
https://www.serawinery.jp/winery.html
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