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10月26日はデニムの日。デニムの街、岡山県井原市へ

No. 418

岡山県井原市は「デニムの街」。
井原市は江戸時代から続く織物の町であり、古くから職人が培ってきた織物の技術がデニム作りへと発展しました。今では世界のブランド品にも使われ、最高級のデニムと言わしめるほど。

広島県神辺町から井原鉄道に乗車して「井原」駅に降り立つと、駅の構内からデニム文化の洗礼を浴びることになりました!
駅構内展示
こちらは生地を織る織機やデニムに関連した展示パネルなど。
織機

パネル

井原市が誇るデニム産業の歴史や技術に触れることができ、ものづくりの精神を感じることができるでしょう。

そして、地元の職人たちが手がけた高品質なデニム製品が並ぶショップ「井原デニムストア」。
ショップ

ここにはジーンズをはじめ、ジャケット、バッグ、アクセサリーといった多彩なアイテムが並び、デニムの伝統技術が光る商品が展示・販売されています。
アイテム

デニム好きにはたまらない、糸選びから染色、織りまでこだわり抜かれた素敵な製品群は職人さんたちが時間をかけて丁寧に仕上げたものばかり。デニムといえば、丈夫さとともに美しい経年変化を楽しむことができるのが魅力ですよね。

井原市が大切に守ってきたデニム文化を体感できる場所は、駅の待合室にも及びます。
待合室

フロアの中央に置かれた青い物体はデニム生地をたくさん使ったオブジェでした。
ガラスの三角柱の空間である待合室にはデニムをイメージさせるベンチ、電車のクラシックな座席がぐるりと配されています。

デニム文化を感じさせる井原駅から徒歩で小田川方面まで行ってみました。

地元を流れる小田川の川べりは季節ごとに異なる表情を見せてくれます。
川べり

このエリアは豊かな自然が広がり、井原でゆったりとした時間を過ごしたいなら、ぜひ散策してほしい場所。
春には川沿いの桜が満開になり、井原駅からバスで約15分の芳井町では春を迎えると約50尾の鯉のぼりがこの川に渡され、風にたなびきます。

秋は静寂とともに自然の美しさが宿る時期。
川の流れに耳を澄ませながら、移り変わる季節の美しさを感じることができます。秋に井原市を訪れるなら、ぜひ小田川の紅葉を楽しんでください。

この川の近くにはデニム工場が点在しています。
路地

デニムの会社

私が訪れたのは日曜日だったので工場は閉まっていましたが、なかには職人さんたちが織機を使ってデニム生地を織り上げる様子を見学できる場所もあるそう。
自販機

井原デニムを生産する工場では旧式のシャトル織機を用いるのが特徴の1つ。
この織機によって作られる生地は独特の風合いがあり、プレミアムデニムとして人気があります。世界に誇るデニムがこの街から生まれているとは…日本の伝統技術はすごいです。

さて、10月26日は「デニムの日」だとご存じでしょうか。
フラッグ

なぜこの日がデニムの日?それは「デ(10)ニ(2)ム(6)」という語呂合わせに由来しています。井原市に近い国産ジーンズ発祥の地、岡山県倉敷市の児島ジーンズストリート推進協議会によって制定され、デニムファッションや産業に親しみ、デニムの魅力を再認識する日なのだそうです。井原の街中でもデニムの日のフラッグがあちこちに飾られていました。

井原駅のお土産屋さんで入手したデニム愛あふれるお土産も紹介しましょう。
それは「デニムそうめん」です。
デニムそうめん

デニムを象徴する「藍色」をそうめんに取り入れたもので、その渋い青色が特徴的。デニムを染める藍も生地に入っているので、このカラーになったそうです。パッケージもジーンズがデザインされ、おしゃれですよね。

実際に茹で、水ナシで巻けるベトナムのライスペーパーで巻く途中のものがこちら。
青色が効いています。
ライスペーパーとそうめん

お味もほんのり塩気があり、美味しかったですよ。

井原を旅することがあれば、このユニークなそうめんをお土産に渡すと喜ばれると思います。
次回は井原に行こうと思ったきっかけとなった「平櫛田中美術館」をご紹介しますね。

<ご案内>
井原駅
岡山県井原市七日市町944-5
0866-62-6669
https://www.ibara-railway.co.jp

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