都内最大級の文具専門店、話題の「丸善 池袋店」へ。
No. 69
8月10日、東京・池袋に都内最大級の文具専門店「丸善 池袋店」がオープン。NEW SPOT好きの私、これは行かなくちゃ、というわけで、さっそく池袋にお出掛けしました。
池袋駅東口から5分ほど歩いたところ、ジュンク堂書店池袋本店の並びにお目当ての「丸善 池袋店」がありました。1階ガラスの向こう側には黄色い西武鉄道の電車と、赤い京急電鉄の電車が仲良く並んでいます。なぜ、こんなところに電車が!中はいったいどうなっているのでしょうか。
中にはなんともう1車両ありました。シルバーに赤いラインの東急電鉄の電車です。電車3車両に囲まれ、鉄道好きならずともテンションが上がりますね。1階には鉄道や旅関連の書籍とグッズコーナーがあります。吹き抜けになっているので、開放的で広々となんとも贅沢な空間です。
そして、丸善ジュンク堂書店が初めてゼロからプロデュースしたブック&ステーショナリーカフェ「ほんのひととき」が併設されています。1階のカフェスペースと2階のブックサロンに計70席。1階奥のカウンターでオーダーすると、1階か2階かと訊かれ、番号札を貰います。料理やドリンクは出来上がり次第、お店の人が席まで運んでくれます。1階がほぼ満席なので、私は2階へ。
「丸善」といえば「ハヤシライス」が有名です。一説によると、「丸善」創業者の早矢仕有的(はやしゆうてき)氏が考案したとされる「ハヤシライス」。ここではその伝統のハヤシライスがいただけるということなのですが…。
実は、ほかにも気になるメニューが…。オープン記念として、高田郁(かおる)さんの人気時代小説「みをつくし料理帖」とコラボしていて、そのコラボメニュー「みをちゃんデザートセット」(700円)を注文すると、先着1500名に原作者が特別に描き下ろしたイラストの入ったオリジナルブックカバーをプレゼントしてくれるとのこと。<限定>や<スペシャル>という言葉に弱い私、ついこちらをオーダーしてしまいました。
「みをつくし料理帖」の舞台は江戸。ほうじ茶アイスと餡を使った和風デザート。みをちゃんのイラストが描かれたかわら煎餅がキュート。それには、「ご縁に感謝」と書かれています。
「みをつくし料理帖」は黒木華主演でドラマ化されたのですが、それがとても面白かったので、すぐに原作本を購入したほど好きな作品です。この日はその「みをつくし料理帖」シリーズで登場した料理のレシピが掲載されている「みをつくし献立帖」(686円+税)を購入。珈琲を飲みながら、きょうのお夕飯は何にしようかな、と思案。
とはいえ、やはりハヤシライスも気になります。そんな私のような食いしん坊のために、お持ち帰り用のハヤシライスがありました。缶詰とレトルトタイプ、ギフトボックスが辞書風になっているのが老舗書店ならではのこだわりでしょうか。「老舗の味を、ご家庭に」。ギフトにもよさそうですね。これはいいものをみつけました。
そして、少し歩いてジュンク堂書店へ。ここ、池袋本店は今年20周年のアニバーサリーイヤーということで、さまざまなイベントが行われています。記念の顏ハメパネルもありました。書店員さんのエプロンをして、写真を撮るのも一興です(私は勇気がなくてできませんでしたが)。
最近はネットで本を購入する人も多くなりましたが、書店に行けば思わぬ出会いもあります。
この日の収穫は、さきほどの「みをつくし献立帖」(ハルキ文庫)のほか、「茨木のり子の献立帖」(平凡社)、「ごちそうさん レシピブック1、2」(朝日新聞社出版)の計4冊。“読書の秋”と“食欲の秋”、どちらも満喫する作戦です。
「自分の感受性くらい」「わたしが一番きれいだったとき」「倚りかからず」などの作品で知られる詩人茨木のり子さん。彼女の詩を読むと、叱咤激励されているようで背筋が伸びる思いです。その作品からは、信念をもち自立した強い女性のイメージだったのですが、夫のために日々献立を考える家庭人としての側面も伺えます。また、手書きの料理レシピや日記から、その生活ぶりも伺えます。「今日はサラリー日で、お金一銭もなくなる。ごはんだけ炊いてYを待つ。8時頃帰宅。袋を手にしてやっと救われた思い。肉屋、八百屋に走る。ジンギスカン鍋風に肉を焼いて、からし酢でたべる。……」と、ある日の日記。お給料日前にお金が無くなってしまうなど、何処も同じなのね、と。新しい出会いに感謝!
皆さんもお気に入りの1冊を見つけに、お洒落をして本屋さんに出掛けてみませんか?
丸善 池袋店
豊島区南池袋2-25-5
藤久ビル東5号館 B1~2F
電話 03-5962-0870
営業時間
文具10時~21時
カフェ10時~22時
まずはご試着ください♪
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