包む文化、日本の心、風呂敷の魅力

　季節の移り変わりに、気分も秋モード。秋らしいお洋服や小物が欲しくなってきますね。
　本日のお出かけは、京都の風呂敷専門店「むす美（び） 京都」。おしゃれな風呂敷があると聞いて、早速行って参りました。

「むす美 京都」は、今年4月に三条通のイノダコーヒさんの西隣にオープンしたお店です。

　ウィンドウには、素敵な模様の風呂敷が目を引きます。一目では風呂敷とはわかりませんね。

　私が伺った日は、ちょうど「ちょうむすび」展が開催中。ファッションブランドの”ミナペルホネン”と”むす美”がコラボレーションしているそうです。

　店内に入ると、そこはおしゃれなアートギャラリーのよう。天井から吊るされて展示された風呂敷は、バッグにもスカーフにも、ひざ掛けにもなる素敵なテキスタイルです。

　また、反対側の壁一面には色とりどり、古典模様からデザイナーとコラボレーションしたモダンな模様まで様々な風呂敷がディスプレイされています。見ているだけで楽しくなってきますね。

　奥に進むと、正絹でできた風呂敷や金封ふくさ等の商品も。

　こちらは正絹風呂敷で瓶の箱を包んだ華やかな贈り物。素敵ですね！その方への心遣いが表れるような包装。そして差し上げた方に、その風呂敷を使っていただけます。

　ひと際大きなサイズの風呂敷が下がっています。サイズは約100cm。撥水加工がしてあるものや、リネン素材のもの、刺繍が施してあるものなど、一つ一つが魅力的。

　風呂敷素人の私に、スタッフの方がバックを作って見せて下さいました。「1,三角に折る。2,両端を結んで裏返す。3,持ち手を真結び。」あっという間にバッグの出来上がり！

　もうこの時点で私の頭の中ではコーディネートシュミレーションが始まります。お着物の時はどんな模様の風呂敷でバッグを作ろうか、洋服の時はエコバッグに使えるような…。
　撥水加工の風呂敷、アクアドロップは、雨の日に濡れても大丈夫、テーブルクロスにもなります。

　たくさんのお客様がそれぞれお好みの風呂敷をご覧になっています。猫好きの友人には歌川国芳の「チーフ隅田川 猫飼好五十三疋（みゃうかいこうごじゅうさんびき）」（約48cm 600円+税）もいいですね。

　ご案内いただいた店長の高橋さん。
「携帯や名刺入れ、ハンカチなどちょっとしたものを入れて持ち歩くバッグにしています。」と、可愛らしい風呂敷バッグを見せていただきました。

　クリエータのKIGI（キギ）デザイン「木々花々　あじさい」（約50cm 1,500円+税）。

　また、オリジナルの「ふろしきパッチン」を使えば風呂敷の四隅を通して結ぶだけで、素敵なバッグに！ (2,300円+税、ミニ1,800+税。色は二色。それぞれ「ナラ」と「ブラックウォールナット」)

　間に二箇所のマグネット付き。バッグの口がしっかり閉まります。

　風呂敷でできているなんて思えないオシャレなバッグ。その日のコーディネートに合わせてバッグもチェンジ！

　本日の私のお買い物は、ミナペルホネンの「アクアドロップふろしき　hanahaneネイビー」。普段のエコバッグに、お茶会で荷物をまとめる時にも大活躍間違いなし！
　皆さんもおしゃれアイテムの一つとして、風呂敷をプラスしてみてはいかがでしょうか。

＜ご案内＞
むす美 京都
〒604-8111 京都市中京区三条通堺町東入桝屋町67
TEL：075-212-7222

むす美 東京
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2丁目31-8
TEL：03-5414-5678

（営業時間・商品に関しましては、店舗へお問い合わせください。）

-秋