個性あふれる伝統文化祭、西陣・「千両ヶ辻」祭り。
No. 22
秋の虫が鳴き、朝晩の空気が澄んできた昨今。そろそろ衣替えのシーズンですね。秋色のお洋服に身を包み、ちょっとお出かけ。
今回は織物の町へ!京都・西陣で毎年秋分の日に開催されている「千両ヶ辻」祭りに行ってきました。
西陣織の中心地「千両ヶ辻」。上京区今出川大宮界隈は古今西陣の中心地として繁栄し、江戸時代中期より生糸問屋・織物問屋が軒を並べ、1日に千両に値する生糸や織物を商ったことから「千両ヶ辻」と呼ばれるようになったそう。
町屋の特別公開、文化に触れる企画、和装品の販売等、楽しいイベントがたくさん!
織物の端切れや、タペストリーは1,000円程。たくさんの方で賑わいます。
どこからともなく、笛と太鼓の音が聞こえてきました。少し寄り道をして、晴明神社のお祭りへ。
大宮通りのすぐ西にある晴明神社のお祭りでは、晴明少年鼓笛隊、子供神輿、大人の神輿が練り歩きます。
この日は雨予報。せっかくのお神輿ですが、ビニールがかかっておりました。それでも子供たちは元気いっぱい!
かっこいい晴明神社の衣装の子供達。大宮通りでキャッチ。
お着物の販売や、草履を扱う深田商店。
和装のお店、木村卯兵衛株式会社では展示を行っており、お着物の方とお店の方が楽しそうにお話しされている姿も。
羽織袴の男性が、なんと白無垢花嫁さんに「大宮通りの中心で愛を叫ぶ!」イベント。
道行く方々も、微笑ましく見守ります。こんな機会、なかなかないですね!
「糸人形」の展示。
こんな綺麗な生糸が100円。思わず欲しくなってしまいました。
さて、少しお腹も空いたので、以前ご紹介した「京ゆば処 静家」さんへ。千両ヶ辻のお祭り限定で「むし養い膳」という特別メニューが!
「むし養い膳」1,350円。むし養い膳とは、小腹が空いた時になるお腹の虫を抑える軽い食事のこと。
南へ下り、大宮庵へ。
明治時代の数寄屋造の町屋を公開しております。
入り口には昔の商売風景が再現。番頭さんの机、帳簿、糸の測りも。奥の階段は二階へ上がれるようになっており、二階も見学可能。お宅を探検するような気分で気分がワクワクしてきます。
奥に続く建物の途中は、町屋ならではの美しい坪庭。
京都の西陣ならではの、お祭り。いかがでしたでしょうか?
町屋の外では掘り出し物を求め、たくさんの方々がいらっしゃいました。お着物を普段お召しになる方に限らず、日常で楽しめる着物素材の小物もたくさん!
その土地ならではのお祭りは、心も躍り、歴史も学べる良い機会。
皆様も個性豊かなお祭りへ、ちょっとおしゃれをしてお出かけしてみてはいかがでしょうか。
まずはご試着ください♪
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