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お散歩とアートを満喫!砧公園にある世田谷美術館へ

No. 204

お正月の宴席で食べすぎて、ちょっとだけカラダが大きくなってしまったという方がいらっしゃるかもしれません。体重がもとに戻るよう、そろそろ対策を練らなければ…という方はお散歩から始めませんか。
砧公園今回、ご紹介する世田谷美術館は砧公園のなかにあります。
この公園は世田谷区のなかでも広い敷地に豊かな自然を擁する公園として多くの人に親しまれている存在。豊かな樹々の緑や芝生が広がり、木立の間を多摩川の支流である谷戸川が流れるエリアもあります。この開放的な公園は元は都営のゴルフ場だったと聞くと、納得です。
砧公園2

園内にはバードサンクチュアリとして保護されるエリアもあり、カルガモなど12~13種類の野鳥が飛来し、その様子を眺めることもできます。また、春になると約930本の桜が美しく咲き、一面、ピンク色の綿帽子のよう。お花見シーズンは、その光景を楽しみにやって来る人々で賑わいます。

砧公園のなかにある世田谷美術館は1986(昭和61)年3月30日に開館しました。
この美術館の所蔵品はアンリ・ルソーをはじめとする素朴派の作家の作品をはじめ、北大路魯山人や世田谷にゆかりのある作家の作品など約1万6000点。
世田谷美術館外観

年に数回開催される企画展は伝統工芸から国内外の現代美術まで幅広く、全国から鑑賞に訪れる人も珍しくありません。
この日は世田谷にゆかりのある作家、高橋秀と藤田桜さんのアーティストご夫婦の展覧会『素敵なふたり』が開催されていました。

美術館に入る前から展覧会の看板が、気分を盛り上げてくれます。
看板長くイタリアで暮らしたおふたりは現在、岡山県沙美海岸にあるアトリエ兼住居で生活されていますが、新婚生活は世田谷でおくったそうです。

夫の高橋秀さんはキャンバスを大胆にカットした作風で知られる現代美術作家。
妻の藤田桜さんは布を用いたコラージュ作品で子どもの本の表紙を飾ってきました。
アーティスト夫婦のおふたりは共に90歳前後で、今も創作活動を行っています。

こちらはロビーに展示されていた高橋秀さんの作品。
高橋秀作品館内のアートは撮影可能なものもあります。

昭和のモダニズムを感じさせる世田谷美術館は戦後を代表する建築家の内井昭蔵(1933-2002)が設計しました。
内井昭蔵はこの美術館の設計で、第45回日本芸術院賞(1989年)を受賞しています。

企画展への会場はこの通路の奥。
通路ロビーからこの通路を渡ると、特別なアート空間が待っています。
この演出、ワクワクしませんか?

アートを鑑賞した後はミュージアムショップへ。
展覧会の図録のほか、高橋秀と藤田桜が長く暮らしたイタリアのペーパーホルダーや写真立てなどが販売されていました。ピノキオの絵が可愛いですね。
ピノキオグッズ

その傍らには日本人作家のセンスあるガラスのぐい呑が展示販売されていました。
ガラスぐい呑

美術館の地階には「SeTaBi Cafè (セタビカフェ)」があり、美術館の入館料を払わなくても利用できます。
ここではアートなフリーペーパーを読むこともできます。
カフェフリーペーパー

シンプルな内装のカフェはセルフサービススタイル。
大きめのケーキは手作りで人気があり、こちらを目当てにカフェに訪れる人もいらっしゃるそうです。
私はジェラートを2種チョイス。
ジェラート甘いものって、カラダをゆるめてくれますね(^_^*)

外の気持ちの良いテラス席でお茶することもできますよ。
テラス席

セタビカフェではガレットをいただくこともできるので、次回はランチタイムに利用したいと思いました。

また、館内にはフランス料理店「ル・ジャルダン」も併設。
アート鑑賞後は見た目も美しいフレンチが楽しめますよ。

地下の広場では彫刻家、向井良吉の大型レリーフ『花と女性』が見られます。
レリーフ

アルミニウム製のこの作品は1969年の制作。もともと大阪の旧ホテルプラザのロビーに設置されていました。このレリーフは世田谷が向井良吉とゆかりの深いことから寄贈されたそうです。

自然豊かな砧公園を散策し、世田谷のアート発信地である世田谷美術館で、感性のアンテナを磨いてみませんか。

<ご案内>
世田谷美術館
住所 東京都世田谷区砧公園1-2
電話 03-3415-6011
URL:https://www.setagayaartmuseum.or.jp

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