35年ぶりの大回顧展“メアリー・カサット”展へ。
No. 26
秋の鴨川。
少しずつ色づき始めた木々。空を映す水面。ひんやりとした風が、京都の秋の始まりを感じさせます。
本日のお出かけは、京都市左京区岡崎公園にある京都国立近代美術館で開催中の「メアリー・カサット展」へ。
ここは、薄手のコートにストール、ロングネックレスにブローチ。素敵なマダムとすれ違う、京都の文化エリアです。
おしゃれな方をお見かけすると、そのキラキラしている素敵なエッセンスを取り入れたくなりますね!
少し暮れ始めた美しい光と美術館のロビー。美術館ならではの、大きな空間です。
こちらはメアリー・カサット展 NHKまんがガイドブック。
「フランスで夢を叶えた女性画家のおはなし」
「メアリーがゆく!」
そう。メアリー・カサットは印象派を代表する米国人女性画家。21歳のときにパリへ渡り、古典絵画の研究から出発。新しい絵画表現を模索する中で、印象派を代表する画家エドガー・ドガの作品と出会い、印象派展への出品を決意します。それから、長年にわたり二人は、互いの芸術性を認め合い、刺激しあう関係になったそうです。
「私はウィンドウに近寄って、そこに鼻を押し付け、彼の芸術から吸収できるすべてを吸収したのです。その絵が私の人生を変えてしまいました」とメアリー・カサットは語っています。
<見どころ・その1>
カサットの傑作、日本初公開!
『桟敷席にて』1878年
● 劇場の桟敷席
● 黒いドレス
● 交錯する視線
この絵の側には、当時の黒いデイ・ドレスが展示されています!
<見どころ・その2>
女性画家の視点
『母の愛撫』1896年
カサットが描いたのは、19世紀後半のパリに暮らすブルジョアジーの女性の日常。
柔らかな人の温もりや生活の一場面を捉えた女性画家だからこその視点に惹きつけられます。
メアリー・カサットの生き方、ドガとカサット。版画家としてのカサット。などなど、見どころが沢山。
日本美術の浮世絵から影響を受けた絵画も展示。そして、喜多川歌磨呂などの作品も紹介されています。
さて、目の前に平安神宮の鳥居!奥のレトロな建物は京都市美術館。
こちらは企画展と合わせて観ることができる常設展。そのフロアからの展望はイチオシです。
常設展では、モネやピカソ、日本美術、写真、工芸などを展示しています。
11月13日(日)には、いまとても旬な人気作家「原田マハ トークショー」が開催!どんなお話が聞けるでしょう?
絵画を観ると、その色彩、質感、アーティストの視点。沢山の刺激を受けることができます。自分でも思ってもみなかった、心の広がり。
見過ごしてしまう日常の一コマに見出す「美」、「愛情」。心のエッセンスのひとときです。皆さんも、ちょっとおしゃれをして足を運んでみてはいかがでしょうか?
●「メアリー・カサット展」
京都国立近代美術館
12月4日まで開催中
9:30から17:00(入館は16:30まで)
京都市左京区岡崎円勝寺町
075-761-4111
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