京都。詩仙堂と圓光寺の秋。
No. 29
鴨川の木々がグラデーションに染まり、柳の緑と美しい色合いを見せる京都。紅葉シーズンの始まりです。
今回はちょっとおしゃれをして大阪より来た友人と紅葉狩り。詩仙堂(しせんどう)と圓光寺(えんこうじ)へ。
左京区一乗寺にある詩仙堂。
隷書、漢詩の大家、石川丈山(1583-1672)が59歳の時(1691年)に造営し、三十余年を過ごした建物。
正しくは凹凸窠(おうとつか…デコボコした土地に建てた住居)のその一室のことを詩仙堂といいます。詩仙堂の名前の由来は、中国の漢晋唐宋の詩家三十六人の肖像を狩野探幽(かのうたんゆう)に描かせ、図上に各詩人の詩を丈山自らが書いて四方の壁に掲げた“詩仙の間”を中心としているところから呼ばれるそう。
ひっそりと佇む小有洞(しょうゆうどう)の門から参道を登ってゆくと、木々の間から燃えるような紅葉の紅が見え隠れ。見たこともないようなその色鮮やかな紅葉に期待が高まります!少し足早になって拝観券を購入し、建物の中へ。
息を呑むような紅葉が広がります!そして見事な紅葉のお庭を眺めるたくさんの観光客の方々。
自然の色合いとは思えない鮮やかな木々。(写真は何の編集も加えておりません。撮ったままでこの色彩) 私が今まで見ていた紅葉とはまるで別もの。あまりの素晴らしさに言葉を失い、写真を撮ることしかできなくなってしましました。
建物と緑、紅葉の美しさのコントラストは京都ならでは。
建物の外に向かっての撮影は許可されています。
お庭の散策も、見るもの全てが美しく、離れがたく、皆さんなかなか前へ進めない様子。風が吹くと一斉に紅葉が風に乗って降り注ぎ、夕日に照らされる景色はまるで夢のようなひとときです。
起伏に富んだ広々とした庭園はゆっくりと散策を楽しむことができます。
こちらの詩仙堂は5月下旬の“さつき”、11月下旬の紅葉がオススメです。
さて、詩仙堂を後にし、お隣の圓光寺さんへ。ちょっとひと息、詩仙堂の入り口すぐにあるお土産物屋さんで、よもぎ団子をいただきましょう。
たっぷりのあんこに、しっかりとした歯ごたえのよもぎ団子。
詩仙堂からゆっくりと歩くこと5分。圓光寺が見えてきました。
圓光寺は、1601年徳川家康が国内教学の発展を図るため、伏見に圓光寺を建立し学校としたもの。後に圓光寺は相国寺山内に移り、さらに1667年に現在の地に移転しました。
水琴窟(すいきんくつ)。
お庭から中へ入り、建物の中から見るとまるで額縁。見事な紅葉をゆったり眺めるひとときです。
こちらには家康公の歯を埋葬した東照宮があり、洛北が一望できます。
上から見ると、一目瞭然。お寺の境内は紅葉の洪水ですね。
こんなに素晴らしい紅葉を見たことはないと言っても過言ではない、京都の紅葉。それぞれのお寺さんの個性があり、次のお出かけはどちらの紅葉を見に行こう?と楽しい季節です。
皆さんもお友達を誘って、紅葉狩りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
<ご案内>
詩仙堂 丈山寺
京都市左京区一乗寺門口町27番地
075-781-2954
拝観料 大人500円
圓光寺
京都市左京区一乗寺門口町13番地
075-781-8025
拝観料 大人500円
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