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サザエさんに会いに行こう!世田谷区桜新町を散策

No. 287

日本で一番サザエさんにゆかりある街といえば、世田谷区桜新町。
今回は街のいたるところでサザエさん一家に出会える桜新町へお出かけしましょう。

この街にはサザエさんの生みの親である漫画家、長谷川町子さんが住んでいました。
東急田園都市線「桜新町」駅に降り立つや、磯野家の銅像が迎えてくれます。
磯野家銅像

磯野ファミリーのファンにはたまらない瞬間!

それでは、駅から「長谷川町子美術館」を目指して歩いて行きましょう。
商店街を通って行きますが、通りの通称は「サザエさん通り」。
サザエさん通り

その名の通り、郵便局の前のポストをはじめ、配電盤やお店の看板などにサザエさん一家のイラストが配されています。
交番前のサザエさん

あら、交番前に立っているのはサザエさん!

駅から徒歩約8分の場所にある「長谷川町子美術館」は漫画家・長谷川町子と彼女の姉・毬子と収集した日本画、洋画、工芸品などを展示しています。
長谷川町子美術館

1985(昭和60)年に開館した美術館は、2フロアで展示スペースは小さいながらも、ゆったりとした空間に寛げます。展示内容も時折変わり、私が訪れた時は「緑」をテーマにした日本画や洋画、ガラス作品などが展覧されていましたよ。2階の1室には「町子コーナー」もあります。なお、美術館内部の撮影はできません。

さて2020年、長谷川町子生誕100周年を迎えたこの年に開館したのが、美術館の向かいにある「長谷川町子記念館」。建物の外壁は美術館と同じレンガが使われています。
長谷川町子記念館庭

長谷川町子記念館庭マスオさん

エントランス前には町子が彼女の描いた漫画のキャラクターに挟まれています。マスオさんもグッジョブ!館内に入る前にほっこりします。

この銅像は『サザエさんうちあけ話』の表紙をモチーフにしているそうです。ちなみに記念館のお庭には、町子が好んだ枝垂れ桜や町子の自宅庭に植えられていた桃の木も移植されていますよ。

記念館は美術館と共通チケットになっています。
常設展示室

記念館1階は常設展示室。室内に入る前に町子が世に送り出した漫画のオールスターがお出迎え!
常設展では町子の作品「サザエさん」「エプロンおばさん」「いじわるばあさん」のアーカイブが読めるほか、小上がりの席ではデジタルの塗り絵を楽しんだり、絵本を読むこともできます。
小上がり

また、展示室の一角には昭和のお茶の間を再現したコーナーも。
お茶の間

町子が生んだキャラクターたちが暮らしていた昭和の頃の家の様子が懐かしく感じられます。

2階への階段を上がると「町子の生涯」展示室。
入口には長谷川町子の仕事机が展示されていました。この机で作品が生まれたのだと思いながら、じっくりと観察。 この部屋では写真や愛用品、仕事道具を通じて、幼少期から少女時代、漫画家として活動し始めた長谷川町子に出会えるほか、サザエさんの誕生や仕事のエピソードも紹介されています。

常設展から企画展へ行く途中には、そんな素敵な休憩スペースが用意されています。
休憩室

窓の向こうの緑を眺めながら、ボーッとするひととき。癒されます。

さて、企画展は「いじわるばあさん」展が開催されていました。
いじわるばあさん展

実は私、長谷川町子の作品のなかで一番好きなのが『いじわるばあさん』で、記念館にはこの企画展を目当てに訪れました。
作品のなかでも「いじわるばあさん」と呼ばれていますが、本名は「伊知割 石(いじわる いし)」といいます。名前にも町子のユーモアが感じられますね。

企画展ではいたずらが趣味のおばあさんが生まれた背景や週刊誌連載のエピソード、原画、伊知割家の家族構成などが紹介されていました。
いつもいたずらを繰り広げるいじわるばあさんが意外にも人情家だったり…。より彼女のファンになりました(^^♪

企画展鑑賞後は1階の喫茶部へ。
カフェ

カフェ内部

ナチュラルな雰囲気が漂う「安息の場」といえる喫茶室では、書棚に並ぶ『サザエさん』を読みながら、お茶が楽しめます。
注文は前金制で、出来上がったら受け取りに行くのですが、その合図は喫茶部スタッフの「タラちゃーん!」の呼び声。素敵すぎます。

私がオーダーしたのは町子が好んだほうじ茶とドライパパイヤ。
ほうじ茶とドライパパイヤ

小皿

ドライパパイヤにはサザエさんの愛らしい小皿が使われていました。

喫茶部には購買部も併設されています。
企画展のいじわるばあさんグッズをはじめ、サザエさんグッズもたくさん!
活版ポストカードや貯金箱、Tシャツ、お茶碗などなど。どれをゲットするか迷ってしまうほど、心トキめくグッズがたくさん。見るだけで気分が明るくなってきます。
グッズ

美術館・記念館を後にする時には一抹の寂しさを感じてしまいました…。
やはりサザエさんは永遠にお茶の間のスターですね。

<ご案内>
長谷川町子美術館
東京都世田谷区桜新町1-30-6
TEL 03-3701-8766
※美術館のチケットで記念館にも入館可能
https://www.hasegawamachiko.jp/

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