渋谷を拠点にする人は参拝したい「渋谷金王八幡宮」

100年に一度といわれるほど、大規模な再開発が進み、街の様相が大きく変わった渋谷。
以前紹介した渋谷パルコや宮下パークなど、遊べるスポットも新しく生まれ変わりました。

いつ行ってもにぎわいを感じさせるこの街ですが、今日は渋谷発祥の地といわれる「渋谷金王八幡宮（しぶやこんのうはちまんぐう）」に出かけてみました。

JR渋谷駅より徒歩約6分。繁華街の喧騒が消えた、静かな立地に建つこの神社は1092（寛治6）年、この地を治めていた渋谷氏が居城の渋谷城を築いた際に城内に創建されました。

実はこの神社、国内外のドラマのロケ地としてよく使われていることをご存じでしょうか。

私の好きな俳優、ガエル・ガルシア・ベルナルもAmazonオリジナルドラマ『モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』シーズン4のロケでここを訪れましたよ♪

祭神は応神天皇。現在の社殿と神門は、徳川三代将軍・徳川家光が世継に決定した時、家光の乳母である春日局と養育役であった青山忠俊が報恩のため造営したもので、本殿・幣殿・拝殿を連結した「権現造」と呼ばれる建築様式がみられます。

拝殿の色彩が鮮やか！緻密な彫刻が目を引きます。

繁華な渋谷にある神社らしく、境内の向こうには高層ビルがそびえています。

ところで、大ヒットした神社本『成功する人は、なぜ神社に行くのか?』（八木龍平著 サンマーク出版）では、渋谷で長時間過ごす人はこの神社への参拝がすすめられていますよ。気になる方は読んでみてください。

境内には１つの枝に一重と八重の花が混じって咲く「金王桜」が。

お花見の季節になると、桜を鑑賞する参拝客も多いそう。春が待ち遠しいですね。

秋から冬にかけては大きな銀杏が色づき、季節の移ろいを伝えます。
この神社のシンボルですね。

ランチタイムには銀杏の木と神楽殿近くに用意されているベンチに座ってお弁当を食べる人の姿もよく見かけます。

末社の「金王丸御影堂」は源平合戦の頃に生きた渋谷氏の武将、渋谷金王丸常光が祀られています。

お堂には17歳の金王丸が出陣した際、自分の姿を彫刻した木像が納められています。この像は３月最終土曜日に行われる「金王丸御影堂例祭（金王桜祭）」でご開帳されるので、興味がある方は参拝されてはいかがでしょうか。

さて、参拝後は金王八幡宮の境内の奥にそびえていた白いビルへ。
このビルの1階にはドイツの自動車部品メーカー「ボッシュ」によるカフェ「café 1886 at Bosch」があります。

ボッシュは1886年にロバート・ボッシュがドイツのシュトゥットガルトで創業した会社。創業年がこのカフェの店名に付けられているように、お店のコンセプトは「ボッシュの歴史にふれるカフェ」。

あちこちに長い歴史を感じさせる写真や小物などが配されていますよ。

そして、大きな窓の向こうには渋谷金王八幡宮が見えます。

オーダーしたのは「バウムクーヘン ブリュレ バニラアイス添え」。ちょうどクリスマスシーズンだったこともあり、ベリー系のソースとミントがクリスマスツリーのようでした。

オシャレなプレゼンテーションですね。

お店で私が座ったのは電源コンセントのあるカウンター席。
広くて、WiFiのスピードが速くて快適！ここは渋谷で仕事をする時の穴場かも。

カフェではモーニングメニューも提供されているそう。
早朝、渋谷金王八幡宮に参拝した後はこのカフェで朝食を食べて、仕事をするのはどうでしょう。
想像するだけで、よい1日をおくれそうな気がしますね。

〈ご案内〉
渋谷金王八幡宮社
東京都渋谷区渋谷3-5-12
Tel 03-3407-1811
https://www.konno-hachimangu.jp

café 1886 at Bosch
東京都渋谷区渋谷3-6-7
Tel 03-6427-3207
http://www.bosch-cafe.jp

-冬