オトナの遊び心を刺激する緑豊かな「世田谷公園」
No. 325
今回ご紹介する世田谷公園は三軒茶屋や池尻大橋、中目黒、祐天寺から徒歩で行ける、緑豊かな公園。樹木が林立する森のエリアをはじめ、噴水広場、テニス場、野球場、プレイパークやSL広場など、園内にはさまざまなゾーンがあります。
この公園は昔、広大な軍事施設「駒沢練兵場」でした。1897(明治30)年に練兵場ができる前までは静かな農村地帯でしたが、多くの兵士が練兵場にやって来ると、その周辺には商店が急増し、カフェやバー、寄席、大正時代には映画館も開業したそうです。
世田谷公園の入り口は何ヶ所かありますが、今日は三宿通りに面した入り口から園内を散策しました。
階段を上がると、見えてくるのが噴水広場。
六角形の池の真ん中にある噴水からは大容量の水が噴出されていますよ。
この池を囲むように並ぶベンチはいつもファミリーやカップル、愛犬のお散歩にやって来た人たちの休憩場所。夏を迎えると日焼けにやって来る水着姿の人も珍しくありません。
噴水で遊ぶカモたちが休む家もありますよ。
さて、この公園は大人にも子どもにも人気のエリアがいくつもあります。
「ミニSL広場」では実物の約5分の1に縮尺されているミニSL「SLチビクロ号」に乗車できるスポット。オトナの「鉄ちゃん」にも人気です。乗車できる日は限られていますが、ミニSLが走る日は「撮り鉄」「乗り鉄」の人たちが訪れます。
ミニSL広場では小さいながらも駅舎とプラットフォームもありますよ。
さて今春、SL広場に新しくお目見えしたのが、この「東京」と書かれたオブジェ。
一体なんだと思います?
これは2021年に開催された「東京オリンピック」馬術競技の障害物として使われた、新幹線「はやぶさ」。大会組織委員会から世田谷区が譲り受け、世田谷公園に展示することになったそうです。また、園内には桜の絵が描かれている障害物も見られますよ。
SL広場の脇にある「プレイパーク」は以前紹介した羽根木公園にもあります。
今年で40年を迎える世田谷公園のプレイパークは園内で一番フリーダムなゾーンで、火を使うこともOK。焚き火をする子どももよく見かけます。大人も木作りの遊具で遊ぶと、童心に戻れるのではないでしょうか。
背の高い樹木が沢山林立し、森に来たかのような爽快な気分をあじわえるのも、この公園のステキなところ。
樹木の近くに置かれたベンチでランチや読書をする人も多く、皆、自然のある場所を求めているのだなと思います。木陰のベンチに座ってぼんやりしていると、心身の滞りが少しずつ流れていくようです。体験してみませんか?
さて、公園を後に向かったのは最近お気に入りの穴場なカフェ「BA-WA(バワ)」。
世田谷公園近くにある福祉作業所の一角を改装し、2021年2月にオープンしたこのカフェのコンセプトは「BA(場)」と「WA(輪)」の提供です。コワーキングスペーとしても利用する人もいるし、アート展が開催されることもあります。
クリエイティブディレクターが改装を手がけた室内は自然光がたっぷり入り、窓辺にはカウンター席も設けられています。テーブルの間隔が広くとられた室内にはアップライトピアノも置かれ、自由に演奏が楽しめます。
ここは昔、福祉作業所の食堂として使われていたそうで、レンジフードはそのまま残され、作業台は布で覆われています。改装にも手作り感が残され、それが親しみやすさを演出しているようです。
この日、オーダーしたのはチーズケーキセット。
パティシエが手作りするチーズケーキには生クリームが添えられ、これが…絶品なのです。コーヒーも注文を受けてから豆を挽きます。
最近値上がりしましたが、このクオリティで600円!カフェには軽食も用意されていますよ。
世田谷公園では時折、イベントが開催されるので、気になる催しがあればお出かけしていてみませんか。
<ご案内>
世田谷公園
東京都世田谷区池尻1丁目5ー27
TEL 03-3412-0432
https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kusei/012/015/001/002/d00004239.html
BA-WA
東京都世田谷区下馬2-31-6
TEL 03-3414-0141
https://www.setafuku.com/ba-wa/
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