SDGｓに積極的な豊島区期待の「イケ・サンパーク」へ
No. 331
今回紹介する「イケ・サンパーク」はサンシャインシティの裏手にある保健所の向こう側に広がる大きな公園。JR池袋駅東口から徒歩で約15分の立地にあります。
以前紹介した南池袋公園があまりにもステキだったので、豊島区による「池袋駅周辺の4つの公園構想」の1つだったこの公園に行くことを楽しみにしていました。ちなみに池袋駅周辺の4つの公園構想とは南池袋公園、中池袋公園、池袋西口公園、そしてこのイケ・サンパークです。
イケ・サンパークへ行く前、友人とランチをするため「ル コック ロティ」へ。
ここはロティサリーチキンとガレットが人気のお店。ランチタイムはとても賑わっていましたよ。
見渡したところ、ガレットをオーダーする人が圧倒的に多かったのですが、新参者ゆえ、お店の名前にもなっているロティサリーチキンをいただくことにしました。このランチはチキンの本数で値段が変わります。3本～ですが、お店の方によると女性なら3本で楽しめるでしょう、とのこと。
こちらがロティサリーチキンのランチ。
話には聞いていましたが、店内で焼き上げているチキンは黄金色の皮目がパリパリ、スパイスの加減も絶妙、肉質もジューシー。久しぶりに美味しいチキンをいただけて幸せでした。
食後はグリーン大通りを通って、いざイケ・サンパークへ。
通りでは「ストリートファニチャー」という休憩スポットを発見。これは街中にリビングのような空間を作り、ベンチやデスクとして利用してもらう取り組みです。
「池袋ってなんか面白い取り組みをやってる！」
こんなふうに思わせることができるかどうかが、地域おこし成功のカギになるのかも。
さて、念願叶って足を踏み入れたイケ・サンパーク。
2020年に開園。元々造幣局だったこの公園は地元の町会連合会の「都心にこれほど広い空間があるのだから、生活につながる場にできないだろうか」という思いがタネとなり、40年以上の歳月を経て生まれました。
実はイケ・サンパークとは愛称で、正式名称は「としまみどりの防災公園」。その名の通り、防災公園としての機能も持っています。火災の延焼を防ぐシラカシが立ち並び、備蓄倉庫、井戸、非常用トイレ、豊島区全体の防災活動を行うヘリポート機能まで。もちろん、災害時は一時避難場所や物資集積拠点にもなります。
この原っぱ広場の真ん中が非常時にはヘリポートになります。
こちらはカフェ「EAT GOOD PLACE」。
なんと大ファンだった「麹町カフェ」が名前を変えて、この公園に出店していました！今回は利用できませんでしたが、次回のランチはここで。
コンテナ風の「KOTO PORT」は事業に挑戦したい人たちの受け皿となるべく、小型の店舗を貸し出しています。
カレーやフレッシュジュース、アイスクリーム、お酒を提供するお店が並んでいましたよ。KOTO PORTはカフェを始めたい人がチャレンジしやすい素敵なアイデアですよね。
これはなんだと思います？
公園の一角は健康遊具広場になっていて、踏み台昇降や腕立て伏せなどができるのです。
園内では植物や野菜の栽培も行われています。
公園の飲食店で出た生ごみやコーヒーがら、米麹などから堆肥を作り、栽培の肥料として使っているそうです。SDGｓへの取り組みを感じますね。また、ここで栽培されている唐辛子を使ったカレーがKOTO PORTのお店で提供されるそうです。
園内ではIKEBUSの乗り入れも。赤色が映えますねー。このバスは観光も視野に入れ、低速で走るので池袋の街並みを車窓から観察したい人は乗車するのも楽しいと思いますよ。
イケ・サンパークに併設されている「としまキッズパーク」は小さな子どもたちの公園です。
ここは今、池袋で一番アツイ公園。スタッフの方によると、公園入園の予約を開始すると5分もしないうちに枠が埋まってしまうとか！この日も大人と子どもたちで賑わっていました。
園内では赤いミニトレインをはじめ、木のボールプール、すべり台や橋・展望台のある複合遊具や三輪車の貸し出しも行われています。
イケ・サンパークのある豊島区は「SDGｓ未来都市」「自治体SDGｓモデル事業」に選定されているほど、SDGｓへの取り組みが評価されている自治体。イケ・サンパークや南池袋公園、大きな通りを歩いていると、街にも人にも優しい気持ちが伝わってきました。
きっと、池袋はこれからもっと「人を呼べる街」になっていくのでしょうね。訪れるのが楽しみな街です。
＜ご案内＞
ル コック ロティ
東京都豊島区南池袋2-27-5 カテイビル 2F
TEL 050-7542-8898
https://lecoqroti-ikebukuro.com
イケ・サンパーク
東京都豊島区東池袋4-42
TEL 03-6914-1782
https://ikesunpark.jp
