國學院大学 「学術メディアセンター」で感性に栄養を!
No. 333
渋谷でアートにふれ、お茶も楽しめるスポットとして私が訪れるのが、國學院大學・渋谷キャンパス「学術メディアセンター」です。
JR渋谷駅から徒歩約15分。途中には渋谷金王八幡宮があり、繁華な渋谷といえども緑が深く、閑静な住宅街が広がっています。
國學院大學「学術メディアセンター」の地下は博物館となっており、日本の古代からの歴史や伝統文化に関するモノや資料が沢山展示されています。
私がこの博物館に初めて訪れたのは、企画展「アイヌプリ―北方に息づく先住民族の文化―」を鑑賞した時のこと。併設する常設展もついでに見よう!と軽い気持ちで足を踏み入れたのですが、その膨大かつ充実した展示内容に驚きました。
博物館の前身は、昭和3(1928)年に樋口清之博士によって創設された「考古学標本室」で、所蔵されている資料はなんと約11万点だとか!
祭祀に使われた古代の磐座(いわくら)のレプリカをはじめ、有栖川宮家ならびに宣仁親王・喜久子妃両殿下ゆかりの品々、国学者・折口信夫の書斎(再現)、縄文土器や埴輪、古代の宝飾品など、数えきれないほどの展示物が並んでいます。なかでも考古展示コーナーが一番広く、約1万点が展示されていますが、収蔵品自体はもっと多いそう。
こちらは有栖川宮家で使われていたバカラの食器です。オールドバカラは世界にコレクターがいて、このお品は年代物で貴重なものだと思われます。
また、國學院大學は神職を養成する学部のある大学ということから、神道に関する幅広い展示もなされています。
これほど充実した展示内容でなんと、入館無料!太っ腹ですね。
エントランスにはミュージアムグッズコーナーも。
開催された展覧会の図録や関連書籍をはじめ、大学グッズや博物館オリジナルグッズまで。ここでしかゲットできない、レアなお土産を選んではいかがでしょう?
さて、博物館の後は楽しみにしていた「学術メディアセンター」1階のカフェラウンジ「若木が丘」へ。
学生食堂ですが、博物館同様、一般に開放されています。
自然光がたっぷり入る高い天井が気持ちいいカフェ。
人気のベーカリーは売り切れることも多く、早めに行くことをオススメ。
「ヤンニョムチキンサンド」なんて学生さんが喜びそうなメニューを見つけましたよ。
外にはテラスも用意され、季節のよい時はここでお茶するのもいいかも。
カフェラウンジを出たら、目の前にちょっと不思議な空間を発見!
近寄ってみると、たくさんの本が並ぶブックコーナーでした。
ここは「みちのきち」という本のある休憩スポット。
この空間の設計は建築家の谷尻誠さんが手がけ、書棚に並ぶ本はブックディレクターの幅允孝さんが選書を手がけられたそうです。
ところ狭しと並ぶのは約800冊の本。
「日本の来歴」「未知なる場所へ」「ものがたり」「神聖なもの」「食べる」「身体」「日常」の7カテゴリーに分けられています。個人的に手にとってみたい作品がたくさんありましたよ。
みちのきちでは本を読んでも読まなくてもいいし、チェアに座って飲食やおしゃべりすることもOK。カフェの代わりに使いたくなるような素敵な要素がたっぷり!
ところで、國學院大學にはいわゆる施錠式の「校門」がありません。それは学外の人にも自由に立ち寄ってほしいという思いがあるから。博物館も学生食堂もみちのきちも、一般の人が普通に利用できるのもその表れなのでしょうね。
渋谷で文化にふれられる國學院大學 渋谷キャンパス「学術メディアセンター」。
ぜひ、立ち寄ってみてください。
<ご案内>
國學院大學 渋谷キャンパス「学術メディアセンター」
東京都渋谷区東4−10−28 渋谷キャンパス内
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