美しい日本庭園「三溪園」で、小さな春を見つける。
No. 156
きびしい寒さがつづく今日この頃、そろそろ春が待ち遠しいですよね。そんなときは、小さな春の訪れを感じられるスポットへお出かけしてみませんか?
今回わたしが訪れたのは、横浜の本牧にある美しい日本庭園「三溪園」。おしゃれをして出かけるのにピッタリなスポットですよ!
明治39年に一般公開された三溪園は、実業家の原三溪が造り上げたという日本庭園。園内には重要文化財10棟・横浜市指定有形文化財3棟を含む17棟の歴史的建造物があり、美しく調和した景観を楽しむことができます。それでは早速、散策してみましょう。
三溪の住まいとして建てられた「鶴翔閣(かくしょうかく)」。当時は、多くの文化人や政財界人が出入りしていたとのこと。
とても広い園内。のんびりと散策すれば、心も体も元気になれそうです。
「御門(ごもん)」は、京都東山の西方寺にあった薬医門を大正時代に移転したもの。小さめの門ですが、歴史を感じさせる風格があります。
三溪が隠居所として夫人と暮らした「白雲邸(はくうんてい)」。日本の建築様式のひとつである数奇屋風の建築です。中は見れないのですが、こんな風情ある住宅で余生を過ごせるなんて素敵ですね。
さらに奥まった場所にもたくさんの建造物がある様子。せっかくなので足を延ばしてみましょう。
桃山時代(1591年)建築の「旧天瑞寺寿塔覆堂(きゅうてんずいじじゅとうおおいどう)」。重要文化財にも指定されている貴重な建造物です。
江戸時代に建てられたという「臨春閣(りんしゅんかく)」は、立ち入り禁止ですが内部を見ることもできます。
障壁画やふすま絵が引き立つシンプルな空間。清々しさを感じるだけでなく、スタイリッシュでもありました。
さらに階段を上っていくと、たくさんの緑と小川のせせらぎに囲まれた「月華殿(げっかでん)」があります。江戸時代に建てられた重要文化財です。
そして、内苑と呼ばれるエリアのいちばん奥にひっそりと佇むのが「天授院(てんじゅいん)」。大正時代に鎌倉から移築されたのだそう。建物の前にある梅の花がほころんでおり、ほっこりとしましたよ。
さて、ここでいったん休憩です。園内で出会ったかわいい猫と愛らしいお花をご紹介します!
ベンチでぼーっとしていたら、うしろから声をかけてきた人なつこい猫。
お花のそばで佇む猫。なにを考えているの?
外苑エリアにある、飛騨・白川郷から移築したという合掌造りの住宅の玄関先に飾られていた黄色いお花。インテリアの参考にもなりそうです。
たくさん歩いて疲れたら、欲しいのはやっぱり甘いもの。というわけで、園内にいくつかある茶屋のひとつ「三溪園茶寮」に入ってみました。
頼んだのは、3色だんごとお抹茶のセット「ちょっといっぷく」。つぶあんやクルミあんなどが中に入っているおだんごは、ほんのりとやさしい甘さで美味しかったです。それではつづいて、外苑エリアも散策してみましょうか。
こちらは「旧矢箆原家住宅(きゅうやのはらけじゅうたく)」。茅葺屋根の合掌造りの住宅は、ダム建設を機に移築されたとのこと。
内部も見学可能です。飛騨地方で使われた民具などが展示されています。
室町時代に建てられた「旧燈明寺本堂(きゅうとうみょうじほんどう)」は、園内にある三重塔と同じく、京都の燈明寺から移築。
最後に小さな天満宮を見つけたので、小さな鈴を鳴らしてお参りしました。ちなみに外苑には、ほかにも「旧東慶寺仏殿(きゅうとうけいじぶつでん)」などの歴史的建造物がありますよ。
園内はとても広く、内苑・外苑すべての建造物を見ることはできませんでしたが、ゆったり流れる時の中でのんびり過ごしたいという方には最適のスポット。散策後に横浜中華街で食事をするのもいいですね。みなさんもぜひおしゃれをして、横浜三渓園へお出かけしてみてください!
<三溪園>
神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1
045-621-0634
開園時間:9:00~17:00
入園料:大人700円
<三溪園茶寮>
神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1(三溪園内)
045-621-1289
※詳しくはお問い合わせください。
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