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瀬戸内海に浮かぶ「うさぎの島」大久野島でうさぎと遊ぶ

瀬戸内海に浮かぶ「うさぎの島」大久野島でうさぎと遊ぶ

No. 166

動画サイト「YouTube」の投稿がきっかけとなり、世界からツーリストが訪れる「うさぎの島」こと、瀬戸内海に浮かぶ大久野島(広島県竹原市忠海町)をご存じでしょうか。

昔からこの島にはうさぎが多く生息していました。
うさぎが暮らす様子を多くの人がYouTubeで見たことから、最近では国内からだけではなく、海外からも多くの人が訪れるようになりました。
うさぎ島イメージ

うさぎ好きにはたまらないスポット、大久野島へお出かけしましょう。

今回は忠海港から島へ。
世界中から観光客が押しかけるようになり、最近では港の桟橋では船を待つ人たちの長い行列が珍しくなくなりました。乗船券を販売する方によると、お客様の3分の1が外国人だとか。なかでも中国、台湾からのツーリストが多いそうです。
忠海港

うさぎの島への玄関口だけあり、オシャレで愛らしい雰囲気の券売所にはここでしか買えないうさぎモチーフのグッズもたくさん。
うさぎにやるエサもここで買えます。
うさぎグッズ島

島には忠海港から船に乗って約15分で到着します。
船のデッキに出ると、青い空に白のからだが映えるカモメの姿が見えることも。
また、スナメリクジラの泳ぐ姿がたびたび目撃されています。
船から見た島

大久野島は周囲4.3kmの小さな島。
うさぎが生息するようになったのは、昔(昭和の頃)、忠海町の小学校で飼育されていた8羽のうさぎが島に放され、繁殖したからと言われています。現在、約700羽が島に住んでいるそう。

島に到着した途端、うさぎの姿があちこちに見えます。
「わあ!」という歓声があちこちで聞こえます(^^)
島のうさぎ
テーブル下のうさぎ

ちなみに、島のうさぎの種類は「穴うさぎ」。
ビアトリクス・ポターの児童書『ピーターラビット』に登場するうさぎたちと同じ種ですね。
穴うさぎ2羽

実は大久野島には民家がありません。
車両の制限もあり、観光客は国民休暇村の施設かキャンプ場に宿泊します。
この環境もうさぎの繁殖に加担したのかもしれません。
休暇村うさぎ

島にはビーチもあり、夏になると海水浴やマリンスポーツを楽しむ人たちでにぎわいます。
私が訪れた時はシーズンオフで、誰もいない静かな浜辺でした。
思索にふけるにはもってこいのビーチです。
浜辺

うさ耳のようなオブジェは「集音器」。
この耳の中に頭を入れると、瀬戸内海の海と風が奏でる音が聴こえますよ。
集音器

海辺の近くにはキャンプ場が整備されています。
テントをはっての野営は、ホテルとはまた違ってワイルドな時間が過ごせるはず。
アウトドア派の方はぜひ、キャンプに挑戦してみてはいかがでしょうか。
キャンプ場

大久野島は小さな島なので、周るなら徒歩で2時間もあればOK。
もう少し効率よく周りたいという方は国民休暇村のフロントでレンタサイクルを借りることもできます。
島の北側には急な坂道が続くので電動アシスト付き自転車がオススメですよ。

「うさぎの島」として大ブレイクしている大久野島ですが、実は「毒ガスの島」としての歴史もあります。
1929年に日本陸軍の毒ガス工場が建設され、第二次世界大戦末期まで毒ガスが製造されていました。そのため、この島は地図から消されていました。西海岸から北上すると、廃墟と化した軍事施設をいくつか見ることができます。こちらもその1つ。
軍事施設

この島が国民休暇村に指定されたのは戦後のこと。
風光明媚な島は1934年に「瀬戸内海国立公園」となりました。

島を巡ったあとは休暇村施設にある「うさんちゅカフェ」でひと休み。
ここではカフェメニューのほか、軽食類もあります。
地元の料理が食べたい人には、瀬戸内海でとれたタコを使った「タコ飯」などいかがでしょうか。
カフェ

私が オーダしたのは「ふわふわ氷の白うさぎ」。
せっかく、うさぎの島に来たのだから、うさぎモチーフのスイーツを食べたいところですものね。

白うさぎの後ろ姿をお皿の中にデザインしたかき氷はミルク風味。
フワフワっとしたかき氷の中にはブルーベリージャムが入り、ミルキーな風味のかき氷と相性よく、お口のなかでふたつの甘みがスッと溶けていきます。
かき氷

カフェの横にはお土産屋さんがあり、うさぎデザインのグッズが目白押し。
忠海港の券売所とはまた違うお土産が見つかりますよ。
お土産屋さん

うさぎの島を訪ねるなら、どの季節でも楽しめます。
とはいえ、夏は炎天下の中、1時間以上、外で船を待つこともあるようです。暑い季節に島に遊びに行く時は熱中症対策をお忘れなく。

<ご案内>
休暇村大久野島
竹原市忠海町大久野島
tel0846-26-0321

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