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尾道に出現した新スポット「LOG」でお茶を愉しむ

No. 223

旅情を誘う瀬戸内の港町、尾道。
大林宣彦が監督した映画のロケ地として知られるこの街を歩くと、狭い路地や山へと続く坂道がいくつも伸び、不思議なほど、郷愁をかきたてられます。
坂道
坂の看板

今日は尾道に誕生したおしゃれなスポットを紹介しましょう。

近年、尾道では土地柄をいかした個性的なお店がオープンしています。
千光寺へ向かう新道の途中にあるホテル「LOG(ログ)」もその1つ。
尾道郵便局前の交差点を山側へ渡り、千光寺へ上がる坂道の途中にあります。

白壁にさりげなく「LOG」の文字が見える、重厚な門構え。
ここがLOGの入口です。
門

敷地にある建物はあたたかみのあるピンクベージュ色の外壁で覆われています。
この建物は元は昭和38年に建てられた「新道アパート」という名前の鉄筋アパートでした。
当時、尾道では鉄筋構造のアパートは珍しく「モダン住宅」と呼ばれ、新婚夫婦の住まいとして人気があったとか。
建物

そんな50年以上前の建物が改装され、ホテルに生まれ変わりました。
このホテルを運営しているのはONOMICHI U2など、尾道で話題のスポットを手掛けているせとうちホールディングス。そして建築を手がけたのはインドの建築家集団「スタジオ・ムンバイ」です。

インド人が建築を手がけたと聞いて、ふと思い出したのはインドの都市・ジャイプールのこと。
「Pink city」と呼ばれるこの街ではピンク色の建造物が多く見られ、しっくりと街に馴染んでいます。LOGのあちこちに多用されているピンクベージュの色彩にジャイプールに通じるものを感じてしまいました(^^♪
インフォメーションちなみにLOGとは「Lantern Onomichi Garden」という意味です。
尾道をランタンのような明かりをともす拠点に、という思いが込められているそう。

LOGの1階はレセプションとショップ、ダイニング。
2階にはカフェ&バー、プライベートダイニング、ギャラリーが。
3階は客室とライブラリーで、宿泊者のみが利用できます。
宿泊以外でも気軽に立ち寄れるので、カフェでお茶を飲んだり、ガーデンでくつろぐのもOK。

カフェ2階にあるカフェ&バー「atmosphere」はドリンクのほか、広島の食材を使ったスイーツなどを楽しむことができます。
カウンターのある店内

インディゴブルーのカーテンがかかった大きな窓からは尾道の景色が広がっています。
カフェの窓

私はスパイスたっぷりのチャイをオーダー。
チャイこのカフェではインド風の手仕事を見ることができます。
LOGの建築を手がけた「スタジオ・ムンバイ」のポリシーは、建築素材に天然のものを用い、手仕事の技術を空間に加えること。LOGの内装には漆喰や土、砂利などが使われています。
コーナーたとえば、このコーナーのアール仕上げ。
「アール」とは曲線や曲面のことで、カフェの一角に取り入れられた丸みを帯びた空間は柔和な雰囲気を醸し出しています。
ピンクベージュの壁、グレーのシート、照明のほのかな灯りはインドのヒンドゥー寺院を思わせる聖なる空間を思わせ、心がほどけていくよう。

インテリア訪れたのは夕暮れが近い自然光のある時間帯でしたが、街の灯りがともされる夜も素敵なのでしょうね。

カフェを出ると風が吹き抜ける共有スペースが広がっています。
ここでもまた、インドにある寺院の境内の雰囲気を思わせます。
共有スペースきっと「インド風」を目指してリノベートされたわけではないと思いますが、建築を手がけたインド人のバックボーンがにじみ出て、そのエッセンスが昭和時代に建てられたこの建物に溶けあっているように感じました。内側と外側がつながっている、気持ちのよい空間です。
共有スペース2

とはいえ、この施設は坂道にあるので、建築段階では現場に重機を入れることが難しく、作業が大変だったとか…。
庭ガーデンの敷石には、リノベーション工事で解体された瓦屋根などを使っているそうです。
これは瓦屋根の運搬を軽減するためのアイデアだったそう。

その脇では繁栄のシンボルといわれる、ザクロが実をつけていました。
ザクロ

こちらは1階のショップ。
LOGで使われているウェアや尾道をはじめ、瀬戸内沿岸の町で作られているクラフトやジャム、スイーツといったお土産品などが並んでいます。
ショップ

尾道さつき作業所で作られている手作りのチョコレートを見つけました。
この作業所では2014年からカカオの殻向きからチョコレート作りに携わっているそう。
作業所の利用者さんが描いた、あたたかみのある絵がパッケージに使われています。
素敵ですね。
チョコレート

今回はカフェの利用だけでしたが、いつか泊まってみたいと思いました。
宿泊者だけに提供される食事は料理家の細川亜衣さんが監修され、瀬戸内の島や山間部でとれる食材の魅力を引き出したをメニューが楽しめるそうです。

夜の門尾道の坂道に出現したLOG。
きっと、闇夜を光で導くランタンのように訪れた人々の心を灯し、あたためる存在となっていくのでしょう。

<ご案内>
LOG
広島県尾道市東土堂町11-12
TEL.0848-24-6669
https://l-og.jp

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