御茶ノ水のアートとグリーンが同居するブックカフェ
No. 385
以前紹介した御茶ノ水にある、クラシカルな趣のある「とちのき通り」ですが、今回はこの通りにある素敵なブックカフェを紹介しましょう。
お店の名前は「ESPAS BIBLIO(エスパス ビブリオ)」。
ビルの地階にあります。
階段を下り、お店の扉を開けて見渡すと、壁には天井まで本がぎっしり。
また、店内にさりげなく置かれているもの…例えばルーブル美術館を代表するニケ像のミニチュアやエルビス・プレスリーやアンディ・ウォーホルなどの人形、吊るされたシャンデリアやさまざまな造形の照明なども個性を光らせています。
本とクリエイティブなものが同居し、秩序のある美を作り出している店内は文化的でインテリジェンスなにおいをそこはかとなく漂わせています。
実は初めてこのお店にうかがった時、ブックカフェと知らずに入ったのですが、まさかこんな空間が待ち受けていたとは!と驚嘆。
それ以来、私好みのこの雰囲気を味わいたくて御茶ノ水に来ると訪れています。
こんな素敵なカフェを運営しているのは1975年創業の老舗デザイン事務所。
なるほど、センスを感じさせるのはクリエイティブな会社が母体だからなのですね。
カフェに並ぶ約6000冊はデザイン事務所が収集された本。
その分野はグラフィックやアートブックから建築、映画、ファッション、料理など、クリエイティブなものが中心。今では入手するのが困難な初版本や絶版本なども並んでいるそうです。
しかも、お化粧室やそこにつながる通路もアートに囲まれ、まるでギャラリー。
ランチもこのブックカフェの雰囲気に合うメニューが並んでいますよ。
看板メニューは15種類の具材が大皿にたっぷり入った「ニース風サラダ」。スープとバゲットが付いています。
見た目の美しさとボリュームに圧倒され、全部平らげることはできないかも…と一瞬ひるみますが、意外とあっさり食せます。
お店の方にうかがった話では、どのメニューもオーダーが入ってから作られるそう。
その分、時間がかかりますが、その間は読書タイムに。
本棚には食関係の本も多く、この日はお菓子と香りにまつわる本を手にとってみました。
さて、本に囲まれた室内も知的でラグジュアリーな雰囲気で素敵なのですが、もう一か所、おすすめの空間があります。
それはテラス席。
なんと竹藪に隣接しています!
御茶ノ水という都心にまさかこんなたっぷりとした、さまざまな緑にあふれたガーデンが隠されていたとは。
表の通りを歩いていても、この密やかな空間に誰も気がつきません。
気候が良いときの特等席はこのテラス席。
初めて訪れた友人も御茶ノ水でまさかの竹藪に感動し、スマホでパチリ。
ちなみにこのテラス席で楽しんだランチは「デミグラハンバーグ」。
ボリュームのあるハンバーグの上にはチーズがゆるくトロけ、お肉とチーズのコンビネーションを愛好する人にはたまらないでしょう。
「淡泊」「あっさり」とは対極にある、濃厚でお肉特有の多幸感を感じさせる旨みがほとばしるお味。お野菜がたっぷり添えられているところも嬉しいですよね。
ボリューム満点のランチを楽しんだ後は、ちょっと大きくなったオナカを気にして運動を兼ねたウォーキングを。
選んだのは、とちのき通りから神保町方面に続く急な階段が続く「女坂」。ちなみに踊り場が一切ない、急な勾配の「男坂」もあります。
女坂の途中の踊り場で束の間の休憩をしつつ、神保町へと降りていきました。
御茶ノ水でゆっくり過ごす時間があればぜひ、このブックカフェで過ごしてみてはいかがでしょうか。
ランチタイムが終わった後は自家製のケーキが楽しめるティータイムになりますよ。
<ご案内>
ESPAS BIBLIO
東京都千代田区神田駿河台1-7-10 B1F
TEL 03-6821-5703
https://www.espacebiblio.jp/
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