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高輪ゲートウェイ駅とネパール料理を楽しむ高輪散歩

No. 389

JR東日本「山手線」で49年ぶりの新駅としてお目見えした「高輪ゲートウェイ」駅。
この駅が開業したのは2020年3月14日のこと。
駅構内

今回初めて下車してみましたが、山手線内の駅とはひと味もふた味も違うオシャレな駅であることに一驚。
駅舎の設計を手がけたのは「新国立競技場」の設計者である隈 研吾。
なるほど、木をたくさん使い、質感をいかしたデザインに彼の作品らしさを感じます。
天井の見える構内

折り紙をモチーフにした解放感たっぷりの大屋根、そして自然光をたっぷり取り込む大きなガラス窓。
そして、ホームに到着する電車の往来が眺められる吹き抜け。
最高にダイナミックな光景が広がっていました。
ホームの電車

駅舎というよりはオフィスビルのような抜け感のあるインテリジェンスな空間。山手線の駅でこんな風景が見られるところって他にあるのでしょうか。

構内の大型スクリーンの脇にストリートピアノを発見!
ピアノ

ピアノの手形

意外と弾く人が多いことにも驚きます。
本体に貼られている手形のデザインが愛らしいですね。

なんでもこの高輪ゲートウェイという駅名は江戸時代には「高輪大木戸」という門があり、栄えた歴史があるということからこの名になったとか。

駅を出ると目の前は大規模な工事現場が広がっています。
駅前には第一京浜が走っているのですが、現在は工事現場を迂回して横断歩道を渡らなくてはなりません。
工事現場

これは品川駅北側エリアに2025年3月に開業予定の「TAKANAWA GATEWAY CITY」実現に向けての都市開発計画。
高輪ゲートウェイ駅はこの街づくりの中核を担う施設というわけです。
これは今だけ見ることのできる景色。
見学専用の場所があるので、興味のある方はぜひご覧になってください。

さて、高輪ゲートウェイ駅を見学した後は私の好きなネパール料理を楽しめるレストランへ。
高輪ゲートウェイ駅から第一京浜を渡り、坂道を少し歩くとマニ車がズラリと取り付けられた外観が見えます。
それがネパール&チベット料理店「レッサムフィリリ高輪本店」。
外観

オーナーの「ネパールの本物の文化を伝えたい」という思いをあちこちにちりばめた、このレストランは外も中もネパール王国を旅した気分に浸れます。

100人以上の職人が制作に関わったという緻密な細工窓とドアは芸術作品。

外観のシンボルともいえる「マニ車」は1つ回転させるごとに、お経を1回唱えた功徳があるといわれます。
マ二車

私も昔、首都カトマンドゥの寺院でネパール人に混ざって回したことがありますが、果たしてその効果は?
ただ、一心不乱に祈りながらの行為は聖なる時間を体験できたように思います。

お店のランチセットは数種。
料理はすべてネパール出身のシェフによるものです。
この日はプーリー(全粒粉のパン)を使った「ロサルセット」を選びました。
セット

プーリーは全粒粉を使っているので、小麦粉特有のフカフカした食感ではありません。
味も素朴です。
パンをソースにつける図

これが「ハリヤリサグ」(豆腐入りのほうれん草ソース)に合うのです。
やはり郷土料理はその土地の食材に合うものが取り入れられているのだな、と感じます。
プレートに添えられているのは「チョエラ」(スパイシーチキン)や「アチャール」(野菜のピクルス)など。

個人的にはもう少し量があれば、なお良いかもと思いました。
もし、ボリュームを求めるなら、ネパール人が日常的に食べている「ダルバート」(豆のスープ、カレー、おかず、漬物がのった定食のようなもの)やヌードルスープと蒸し餃子が付いた「チベタンセット」がおすすめですよ。

食事中、お店の名前に使われている「レッサムフィリリ」の歌が流れてきました。
「レッサム」とはネパール語で「絹」という意味で、「フィリリ」はひらひらはためくという意味。ネパールでは有名なラブソングだそうです。
店内

木彫りの仏像

食後はチャイをいただきながら、ゆっくりとタンカ(仏画)や壁に飾られた手彫りの仏像などを鑑賞するのもよいでしょう。

<ご案内>
高輪ゲートウェイ駅
東京都港区港南二丁目1番

レッサムフィリリ高輪本店
東京都港区高輪2-14-9-101
TEL 03-5789-2557
http://reshamfiriri.jp

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